パーソナルデータの教科書 の商品レビュー
約10年前の著作。 コンピュータ関連の記事は内容が古くなるものがある。 加工から現在までの 発展の経緯を知るためには必要となる時がある。 本書は後者の部類に含まれるべき内容である。 マイナンバー制度が発足して、個人情報としての 取扱いをはじめた頃のはなし。 今後(つまり現在...
約10年前の著作。 コンピュータ関連の記事は内容が古くなるものがある。 加工から現在までの 発展の経緯を知るためには必要となる時がある。 本書は後者の部類に含まれるべき内容である。 マイナンバー制度が発足して、個人情報としての 取扱いをはじめた頃のはなし。 今後(つまり現在が) 問題が発生しないように、十分考えていたことが分かる だが、実際には、マイナンバー⇒カード=保険証とする 政策により、トラブルが起きている。 これから先、 個人データの真の利用者は誰なのか?
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個人情報保護法が改正されてもまだまだ浸透していない中、消費者側から見たパーソナルデータについても深く言及されています。
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パーソナルデータの定義から、パーソナルデータを使ったビジネスや、データの取り扱いにおける論点などが整理されていて読み易い。 アメリカやEUの事例もかなり詳しく紹介されている。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
(パーソナルデータ、個人情報、プライバシーとは、どんなこと?)……「パーソナルデータ」は、一人ひとりの個人に関連する情報の最も広い集合を意味する用語である、この中には個人情報も含まれる。「個人情報」は個人情報保護法で定義されている通り「生存する個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述等により特定の個人を識別することができるもの」である。パーソナルデータとの違いは、「特定の個人を識別」することができるかどうかである。「プライバシー」は、法令上の定義はないが、一般に、個人や家庭内の私事・私生活、または個人の秘密のことをいうものであると理解されている。判例上は、私生活上の事柄をみだりに公開されない権利として確立されている。 (特定と識別の意味)……個人を「特定」できる情報とは、個人の名前や顔が分かる情報のことで、例えば、住所録などの氏名と組み合わされた情報が該当する。一方、個人を「識別」できる情報とは、個人の名前や顔は分からなくても誰か一人の情報であることが分かる情報のことで、ID番号などが該当する。 (グーグルはなぜ顔認識アプリを禁止するのか?)……メガネ型端末を横着している人に対峙すると、カメラが目に入り、撮影されているかのように感じる。それだけでも、気持ち悪いと感じる人はいるだろう。その上、顔認識や声紋鑑定の技術を使って、自分の経歴が検索されて閲覧されている可能性があるとしたら、不快と感じる人の割合はグッと増えるのではないか。
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ありがちな名前だけど、しっかりと教科書然としている本。 パーソナルデータに関して、現状・課題・展望と非常にすっきりまとめられている。体系的という観点では非常に素晴らしい。業務に従事するものとして新たな発見というのはそれほどなかったけれど、誰かにオススメできる一冊。 法務担当者と...
ありがちな名前だけど、しっかりと教科書然としている本。 パーソナルデータに関して、現状・課題・展望と非常にすっきりまとめられている。体系的という観点では非常に素晴らしい。業務に従事するものとして新たな発見というのはそれほどなかったけれど、誰かにオススメできる一冊。 法務担当者というよりは、情報セキュリティや新規事業立案者が読むべきだと思った。 新宿紀伊国屋本店で購入。大手町の紀伊国屋で買うか迷ったけど、結局買った。
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個人情報はパーソナルデータのうち、特定の個人を識別できるもの。 日本の携帯電話はカメラのシャッター音がしないのは、法律で義務付けらえているのではなく、あくまでもメーカーが自主的にやっていること。
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今考えているシステムの根幹について わかりやすく解説されてある書籍。 新たなことを教わったわけではありませんが 体系的に整理されていて、入門書としては とてもいいかと思います。 今後のシステム開発を実施する体制に組み込む 人々の入門手順書としていいのではと思います。
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