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歴史のくずかご の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2022/10/27

「半藤一利」の日本史エッセイ集『歴史のくずかご とっておき百話』を読みました。 『それからの海舟』、『幕末史』、『ぶらり日本史散策』に続き「半藤一利」作品です。 -----story------------- 歴史のよもやま話がてんこもり! 「山本五十六」、「石原莞爾」、「...

「半藤一利」の日本史エッセイ集『歴史のくずかご とっておき百話』を読みました。 『それからの海舟』、『幕末史』、『ぶらり日本史散策』に続き「半藤一利」作品です。 -----story------------- 歴史のよもやま話がてんこもり! 「山本五十六」、「石原莞爾」、「葛飾北斎」…… 歴史上の人物に思いを馳せつつ、 「満州」ではなく「満洲」という字を使い続けるわけを説いたり 隅田川の名称について考えたり老いにほれたり。 睦月から師走まで季節にあわせた歴史のよもやま話が100話! 各月の末には書き下ろしのおまけコラムも掲載。 一年かけてちびちび読みたい一冊です。 ----------------------- 歴史探偵「半藤一利」が15年の間に綴った歴史エッセイ・コラムから、100篇を厳選し、すべてに加筆して、文庫オリジナルとして発行された贅沢な一冊、、、 ちびちび読みたいところですが、ひとつのエッセイが見開きの2ページ単位になっていて読みやすかったので、一気に読めちゃいましたね。  ■睦月―初富士の巻  ■如月―梅の香の巻  ■弥生―春一番の巻  ■卯月―花は盛りにの巻  ■皐月―鯉のぼりの巻  ■水無月―さみだれやの巻  ■文月―海に山にの巻  ■葉月―くそ暑かった日の巻  ■長月―名月と菊の巻  ■神無月―体露金風の巻  ■霜月―天高くの巻  ■師走―冬将軍の巻  ■おまけ―精神はどこの巻  ■おまけのあとがき これまでに読んだ作品で知っていたネタもありましたが、新しいネタもあり、歴史探偵「半藤一利」の知識の奥深さ、幅広さを改めて感じる一冊でいた… 博識ですよねぇ、、、 個人的には昭和のネタが愉しめましたが… 昨今の国際醸成、特に日本海を挟んだ某国の緊張状態を考えると、ハルノートにより太平洋戦争に追い込まれて行った日本の歴史とシンクロする部分があり、軽く読み流すことができませんでしたね。 歴史から学ぶ… ということは大切なことなんですけど、実際はなかなか難しいんだろうなぁ。

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2019/11/11

生まれた時から祖父の存命していなかった私には、おじいちゃんの話ってこういう感じなのかーと失礼ながら思いつつ読了。むしろ両親と歳は近いけど、うちは戦争覚えてないんだもん。おばあちゃんでなく、本当におじいちゃんいう感じ。内容というか、それ以上に感性が。「俺たちの若いころは~」とか「今...

生まれた時から祖父の存命していなかった私には、おじいちゃんの話ってこういう感じなのかーと失礼ながら思いつつ読了。むしろ両親と歳は近いけど、うちは戦争覚えてないんだもん。おばあちゃんでなく、本当におじいちゃんいう感じ。内容というか、それ以上に感性が。「俺たちの若いころは~」とか「今時の若いもんは~」とか、そういう雰囲気なんだもの。

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2018/01/08

『昭和史残日録』、『隅田川の向う側』などと系譜を同じくする、短いエッセイを集めた一冊。日本・中国の古典をネタに次々と引き出されるオハナシの数々には、無教養なわたくしなど、ただただ「ヘヘーッ」と関心するばかり。まだまだ修行が足りんわ。

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2015/01/24

著者の博学ぶりには、感心させられた。何でもない日常の謂れ等今の人はほとんど関心を持たないのではないか。あまりに知らないことが多いのに、驚いた。

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2014/10/17

【歴史のよもやま話がてんこもり! 文庫オリジナル】山本五十六、石原莞爾、本居宣長、葛飾北斎、光源氏……ちびちび読みたい歴史のよもやま話が100話!おまけコラムも充実。

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2014/10/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

昭和5年生まれの著者による歴史エッセイ100篇。旧暦の月ごとに見開き一話。著者の生きた戦時、そして明治期の文豪の作品、和歌・川柳・俳句や謡曲がらみと興味の範囲はある程度限られ、コラムの字数制限ゆえにふくらみに欠けるきらいもあるが、御年84歳のご老人の聡明さ、意気軒昂としたご様子に、自覚を求めらた。 14-152

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