ローマ亡き後の地中海世界(2) の商品レビュー
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3⇒1⇒2と読んだ2巻。今回は拉致される庶民と最後は救出修道会と騎士団の話。十字軍の話はこの本ではなしないとのこと。修道会・騎士団とも熱意と信仰・使命感がなければできないと思った。あってもできないよね。
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最近文庫化された、ローマ帝国滅亡後の地中海世界を描いた塩野七生の歴史シリーズ第二巻。イスラム海賊に対する、イタリア海港都市の海軍創設や、ノルマン人によるシチリア征服といったキリスト教徒による巻き返しの巻。とはいえ、最終的には19世紀初めのフランスによるアルジェリア占領まで、海賊による拉致が継続していたという事も、救出修道会/救出騎士団による、イスラム海賊からの人質買戻し活動が500年にもわたり継続していたという事実も驚き。
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イスラム海賊の侵食から500年。奪われ続けた地中海のキリスト教世界がやっと反撃に出た。海洋都市国家の成立により海軍が編成された。おりしも聖地奪還を叫ぶ十字軍が編成された。こうしてイスラム世界とキリスト世界に拮抗が生まれることなる。しかしイスラムによる海賊行為がなくなったわけではな...
イスラム海賊の侵食から500年。奪われ続けた地中海のキリスト教世界がやっと反撃に出た。海洋都市国家の成立により海軍が編成された。おりしも聖地奪還を叫ぶ十字軍が編成された。こうしてイスラム世界とキリスト世界に拮抗が生まれることなる。しかしイスラムによる海賊行為がなくなったわけではない。名も無き民衆が奴隷として酷使されている状況を救い出す人々の戦いもあった。それはフランスが1830年北アフリカを植民地化するまで続いていたのだ。
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この時代の平民に生まれなくて良かったと思うとともに、面白い時代であるとも思った。海賊、商人、騎士団、修道会…
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地中海世界のその後2。1巻につづき、キリスト教とイスラム教の対立を軸にしつつ、各国の妥協案や経済政策が進展する。パワーバランスはイスラム側のほうがウェイトが大きいが、経済の一点をつくことで均衡を保つ術をつけていく。その一方で、経済とは関係なく、奴隷解放のための団体も活動を活発化させる。 この状況に、今後どのようなことが起こり、どのように変化していくのかワクワクしてしまいます。
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十字軍の時代になり海洋都市国家が育って来て、いよいよキリスト教世界の反撃かと思いきや、イスラム世界の方にも変革の気配が。 海賊に連れ去られ奴隷にされた人々の救出運動も起こってきます。 しかし、身代金を払って救出すればするほど、身代金目的の拉致が減らないという矛盾を抱え込みます。 海賊による拉致が19世紀まで続いていたことにびっくりです。
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2014 8/21読了。 少し以上にキリスト教勢力が盛り返してきている時代の話で、特にイタリアの海洋都市各国が勢力を伸ばしている時期の話。 しかしそれ以上に熱いのは、救出修道会と救出騎士団の活躍。身代金を払ってにせよ、囚われた奴隷を実際に救出して数百年活動し続けている、その実績は...
2014 8/21読了。 少し以上にキリスト教勢力が盛り返してきている時代の話で、特にイタリアの海洋都市各国が勢力を伸ばしている時期の話。 しかしそれ以上に熱いのは、救出修道会と救出騎士団の活躍。身代金を払ってにせよ、囚われた奴隷を実際に救出して数百年活動し続けている、その実績は凄いと思う。そんな活動あったことすら知らなかったけど、それは創始者が聖人になるのはもっともだ・・・。
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うーん、この巻はひたすら、海賊から奴隷となって捕まっているヨーロッパの人の救出について語ってあるぐらいか。 中に十字軍について書いてあるが、詳細は十字軍物語へということで細かくは語っておらず、まあイスラム対キリスト教のやりとりが長々。 ちょっと読んでていても面白くない。まあ次の方...
うーん、この巻はひたすら、海賊から奴隷となって捕まっているヨーロッパの人の救出について語ってあるぐらいか。 中に十字軍について書いてあるが、詳細は十字軍物語へということで細かくは語っておらず、まあイスラム対キリスト教のやりとりが長々。 ちょっと読んでていても面白くない。まあ次の方がルネサンス時期になるようでまた面白くなるか期待!
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しかし200年の歴史空白時代を経て、突然現れたのは国王でも法王でもなかった。「救出修道会」のマタ、「救出騎士団」のノラスコ、むちゃくちゃすごすぎる。
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平和(パクス)なき時代の悲惨さ、というものは現代に生きる我々にとっては想像を絶するものだなぁと感じる。まさに神も仏もあったもんじゃないね…
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