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2014/11/18

附田祐斗先生×佐伯俊先生の『食戟のソーマ』、私は好きだし、確実に面白い、とも思っている だが、本当に美味しい物を食べた際の、色っぽさもあるオーバーリアクションの本家は、小川悦司先生だろう そんな小川先生の最新作は料理系、そんで、寿司。しかも、現代が舞台でなく、戒告間近の江戸、主役...

附田祐斗先生×佐伯俊先生の『食戟のソーマ』、私は好きだし、確実に面白い、とも思っている だが、本当に美味しい物を食べた際の、色っぽさもあるオーバーリアクションの本家は、小川悦司先生だろう そんな小川先生の最新作は料理系、そんで、寿司。しかも、現代が舞台でなく、戒告間近の江戸、主役は小川作品でお馴染みの、紛うことなき天才である鯛介。彼は自分の中に湧き上がってくる型にはまらないアイデアを試してみたくて、自分が渾身を籠めて作った食事を口にして喜ぶ人の笑顔を見たくて、ただ、それだけで全てを捨て、一人の寿司職人としての道を歩く強さを持っている。彼の生き様は真っ直ぐで、台詞の一つ一つが読み手の胸を撃つ 漫画読みの道を歩み出した頃の私に、食べる楽しさを教えてくれた食系の漫画が先生の代表作である『中華一番』シリーズだからか、小川先生の魅力が最も出るのはやはり、食系だな、と思ってしまう 主人公の鯛介の握る寿司は、現在の尺度からしても斬新、それでいて、基本をしっかりと身に付けていると素人でも感じられるものばかり 彼の寿司を口にした、悩みを抱えたキャラのリアクション、味の表現で美味しさは伝わってくるが、個人的にはその前、下準備と握る過程があるからこそ、食事のシーン、そして、悩みが溶ける様が活きている、と感じた 食の本質に迫っている、間違いなく、美味しい漫画 個人的に推しの話は、第三話『高飛車なマグロ』

Posted byブクログ