情報を捨てるセンス 選ぶ技術 の商品レビュー
自分の頭で判断するために。情報操作の丁寧なものは見破れないにしてもわかりやすいものだけでもチェックしよう。引用元くらいは見よう。
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正しい判断をするには情報が必要で情報には取りに行くものと入っていくものがある。また、判断するときの自分の感情や体調、周りの反応によって結果がぶれる。 それらを認識した上で判断する。 すぐ出来ることで効果あるのはメールアプリを閉じて仕事に集中すること。出来そうで出来てない。集中...
正しい判断をするには情報が必要で情報には取りに行くものと入っていくものがある。また、判断するときの自分の感情や体調、周りの反応によって結果がぶれる。 それらを認識した上で判断する。 すぐ出来ることで効果あるのはメールアプリを閉じて仕事に集中すること。出来そうで出来てない。集中モードに入るまでの助走をテクニックで短くできれば判断のスピードと質は大きく向上出来る。
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身体に触れたり何らかの音を聞かせたりすることで、感情の動きや生理的反応、ときには記憶までをも誘発し、それによって相手の選択をどちらかの方向に強く突き動かせることが証明されている。p102 学術関係者は多弁であればあるほど、有能とみなされる。p119 アラブの春が始まった頃には一秒間に2200件のツイートがあり、トータルすると一日に一億9000万件のツイートがあった。p192 最近の調査では、ツイッターで人々のムードを追跡すれば、株式市場の動きを予測する際の強みとなることが示されている。この分野の初期の調査は、ツイッター界が静かかどうかと株式市場の高騰には相関関係がある可能性を指摘している。p193 文脈に当てはめる(文脈化)というのは、新しい情報を受け取るどんなケースにも応用できるゴールデン・ルールだ。p204 《STEP7 なりすましとやらせを選別する》 「アストロターフィング」 [⑤ウェブ情報を見極める 同じ主張をする人はいるか?] (1) 三角測量(triangulation) (2) 虚偽性の立証(falsification)p236 【データの“いいとこ取り”(cherry picking)を見抜く】p268 正しいコンテクストが示されなければ、数字はまったく別の事態を意味するよう操作されている可能性がある。p272 【グラフはなぜ公正さとバランスを保てないのか?】p277 株価チャートなどのグラフをみるときに、一番大事なルールは、つねにy軸をチェックすること。p278 Cf. そのグラフが0から始まっているか、5000から始まっているかで全体像は大きく異る。 【CMは”サンプルバイアス”でいっぱい】p284 ネスレやコカ・コーラの統計戦略。 【“この世界の解釈”を他人まかせにしない】p290 この世界の解釈を他人にまかせるなんて、そうとう危険を覚悟しないかぎりできない。 それゆえ、意思決定のための情報を選ぶ技術とは、他人から言われたことを的確に分析し、調査結果やグラフ、数字をきちんと評価及び検証できるようになることなのだ。 〈"自分という受信機"をチェックするためのヒント〉p326 ・血糖値を下げない: 規則正しい食事を摂ること。 ・重要な決断をするまえには充分な睡眠を ・意思決定をするまえに、今の感情に意識を向けよう ・可能なら、少し待ってから行動しよう ・ストレスを感じていると気づいたら、生まれながらにして持っていておそらく無意識の、固定観念や偏見に陥らないように用心しよう ・職場のストレス要因を減らそう ・可能なら繋がるのをやめよう ・決断の量を減らそう ・あなたの門番になってくれそうな人を見つけよう "ナローキャスティング"とは、情報世界を自分と似た人を通してのみフィルタリングすること。 なるべく避けるべき。p364 【いまこそ自分自身をよく知るとき】p371 自分と異なる誰かにひとりよがりな考え方を揺さぶられ、視野の狭さを暴かれた"不調和と衝突の瞬間"に、アイデアはやってくる。自分はどれほど賢明だと思っていようと、自分自身の思考の罠やバイアスを認めなくてはいけない。
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・コロンビア号の事故の一因は、パワポを使用したことにある。要約情報がいけないわけではないが、重要な判断をする際は、きちんと背景を分析したり、詳細を見極めて行うようにしたい。 ・マイナー教授のナシレマ族に関する論文。実はこれはアメリカ人。しかし言葉の巧みな選択で、人々はこれを原始人...
・コロンビア号の事故の一因は、パワポを使用したことにある。要約情報がいけないわけではないが、重要な判断をする際は、きちんと背景を分析したり、詳細を見極めて行うようにしたい。 ・マイナー教授のナシレマ族に関する論文。実はこれはアメリカ人。しかし言葉の巧みな選択で、人々はこれを原始人と誤解した。 ・同じ料理なのに、片方をジューシーと表して出したところ、そっちのほうが高い評価になった。 ・全くITと関係ない会社がドットコムと社名につけただけで株価がアップしたITバブル時代。ある会社に至っては自社HPすらなかったのに。 ・BGMにフランスの曲を流すとフランスのワインが、ドイツの曲を流すとドイツのワインがよく売れる。 ・色も効果を発揮する。 ・重いクリップボードに挟まれた履歴書の人は、軽いクリップボードにそうされた人よりも採用率が高い。 ・素人専門家も侮れない。彼らも専門用語を勉強した結果、専門家から一目置かれる存在になることも。 ・グーグルトレンド。
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価値あるものがすべて数えられるとはかぎらないし、数えられるもの全てに価値があるとは限らない 過去は未来への案内役とは限らない
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情報を認識する際のバイアス、捉え方や、どのように扱っていけばよいかなどについて記してくれている本。革新的な内容はなかったが、わかりやすく面白かった。捨てるセンスというよりは認知バイアスについて知り、正しく選ぶ本という方が近しい印象。 <メモ> ・形式を変えてみよう。場所を離れてみよう。意思決定をする時間をつくろう。 ・自分自身が専門家になる。セカンドオピニオンを知ること。 ・素人専門家すなわち現場を知る、経験がある人間の言う事を見逃さないこと。時に専門家よりも有用になることもある。 ・市民ジャーナリストを活用する。グーグルトレンド、ツイッターなど。拡大解釈はできないが、参考にすることはできる。 ・企業によるなりすましや、やらせに注意する。 ・情報源はほんものか?実在するのか? ・自分の感情、自分の置かれている状況に気付くこと。忙しすぎていない?過度にストレスがかかっていない? ・優れたリーダーは違いと意義を求める。 ・ソーシャルネットワークは似たものを近づけ強調するアンプのはたらきをする。
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