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電子工作大図鑑 増補版 の商品レビュー

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2014/08/31

『子供の科学』『無線と実験』などの雑誌でおなじみの誠文堂新光社から『増補版 電子工作大図鑑』が発刊されている。 電子工作の入口に近いものにとってのバイブル的存在だった『電子工作大図鑑』は2006年7月に発刊されたものだが、今は入手できなくなっていた。 旧版に新たに16作品が追...

『子供の科学』『無線と実験』などの雑誌でおなじみの誠文堂新光社から『増補版 電子工作大図鑑』が発刊されている。 電子工作の入口に近いものにとってのバイブル的存在だった『電子工作大図鑑』は2006年7月に発刊されたものだが、今は入手できなくなっていた。 旧版に新たに16作品が追加されただけでなく、初心者向けに「コピー基盤方式」なるものを推奨しているところが新しい。本書の基盤配線図はユニバーサル基盤と同じ大きさに印刷されているので、そのままコピーしユニバーサル基盤に重ねあわせることで、各種部品を間違いなく適当な場所に接続できるというわけだ。慣れるまでの安全装置といった配慮だ。 著者は伊藤尚未。電子工作初心者が必ず目にすることになる作家だ。だからとても有名な人だと思うが、こんかい『増補版』を購入して初めてそのお顔を拝見した。 伊藤尚未の略歴は以下の通りだ。 [『増補版 電子工作大図鑑』より引用]筑波大学在学中に第3回オムニアートコンテスト最優秀賞を最年少で受賞し、注目される。1987年の個展「展開」を皮切りに、さまざまなオブジェを世に問い、1993年名古屋国際ビエンナーレ・ARTEC’93のグランプリなど、国際的な賞を多数獲得している。1990年代、作品は幾何学的なオブジェから、次第に動きや光、音を伴うものに変わり、芸術性と科学性を両立させた現在の作風を確立。作品に、音や光を利用するための高い電子回路技術と工作技術が注目され、2001年より『子供の科学』誌で、電子工作記事の連載を開始。2010年より、フリーのメディアアーティストとして独立し、電子工作やおもちゃ作りなどのワークショップを展開するほか、大学の非常勤講師などを務めている。 とにかく伊藤尚未の著作は分かりやすい。そして具体的な作例が多数載っているので、取り組みやすい。彼の著作は電子工作上達のための重要な通過点と言っても良いと思う。 伊藤尚未の主な著作 •世界一簡単なLEDのきほん―ゼロから理解する •世界一簡単な抵抗・コンデンサー・コイルのきほん―ゼロから理解する •世界一簡単なトランジスターのきほん―ゼロから理解する •電子工作が上達するセンサーのきほん •電子工作大図鑑―作ってきたえて能力アップ! •実践!LED電子工作マスターブック―基本がわかる!使いこなすテクニックが身につく! •LED工作テクニック―いろいろな光らせ方がマスターできる •増補版 電子工作大図鑑: 作ってきたえて能力アップ! 彼の膨大な作例をすべて、ひとつひとつ再現したならば、スキルの上達は間違いないだろう。やってみる価値はあるな。

Posted byブクログ