ぼくぱぐ の商品レビュー
不自由や束縛の象徴である首輪が、幸せの象徴に見えたのですね。 寂しかったのか。 何が幸せなのかは難しい。 あとがきは余計だった気がする。 絵本の意図をあとがきでなにやかにやと作者が説明しちゃうのは興ざめではないかな。
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この潤んだ黒い目に、もう心を鷲掴みにされる。 人にかわいがられている飼い犬に、憧れを抱く捨て犬のパグ。首輪さえあれば幸せになれると信じ、首輪探しに奔走する事に。 勝手に人様の家に忍び込み、ベルト(首輪と似てるから間違えた)やら何やらを失敬しようするも、主人に追いかけられたりし...
この潤んだ黒い目に、もう心を鷲掴みにされる。 人にかわいがられている飼い犬に、憧れを抱く捨て犬のパグ。首輪さえあれば幸せになれると信じ、首輪探しに奔走する事に。 勝手に人様の家に忍び込み、ベルト(首輪と似てるから間違えた)やら何やらを失敬しようするも、主人に追いかけられたりして、なかなか首輪は見つからない。 あげくパン屋さんで見つけた輪っか状のパンを、これはちょうど良いと首に装着するも、途端に鳩の集団に襲われるという悲劇。可哀相なんだけど、そんなお馬鹿なところが可愛くて、つい笑ってしまう。お前って奴はもう、みたいな。 首を傾げる仕草、振り向いた時の顔。そんなパグの一挙一動が愛らしくて、キュンキュンする。 木炭で描かれたほわほわっとしたタッチも優しい。
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