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幕末まらそん侍 の商品レビュー

3.9

28件のお客様レビュー

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2023/09/27

最後まで楽しく読めた。 同じ遠足(とおあし)に参加するお侍の、いろんなお話がなんとも楽しい。最終章の最年少と最年長のお話が微笑ましく、幕末の不穏な時代を忘れさせる楽しい本です。

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2023/05/19

図書館で目に留まった“まらそん”の文字。 時代物の小説は読んだことないけれど、とりあえず借りてみた。 5つの話からなる連作短編。読みやすく、面白いだけじゃなく、ウルっと涙を誘う話もあり、読んでよかった。 高低差1000メートル以上を駆け上がるなんて、箱根駅伝5区走者もビックリだ...

図書館で目に留まった“まらそん”の文字。 時代物の小説は読んだことないけれど、とりあえず借りてみた。 5つの話からなる連作短編。読みやすく、面白いだけじゃなく、ウルっと涙を誘う話もあり、読んでよかった。 高低差1000メートル以上を駆け上がるなんて、箱根駅伝5区走者もビックリだなーなんて考えてしまった。 著者の別作品も読んでみたいと思わせてくれる作品だった。

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2019/04/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

殿様から突然の命令。 臣下に遠足をしろと。黒船の来航する時代、太平の世になまけてしまうのではなく、足を鍛えよ、とのこと。 実際には、武士や足軽のそれぞれの人生が交錯する5つのドラマ。 さくっと読めて家族みんなが楽しめる。映画化して当然って作品でした。キャラが色々で楽しかった。 軽くてほっこりしたものを読みたい時におススメ。

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2019/03/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

すぐに読める内容で、娯楽にはよい読書。結構感動もあり、人情ものの要素もある。5つのエピソードからなるが長編。短編が5つのような構造。

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2019/03/19

藩主板倉勝明の命により50歳以下の藩士は7里7町の上り坂を走る羽目に。 参加者それぞれの悲喜交々。 最後の章のオチが絶妙。 私は最後の風車の槍が1番グッときました。 ずっと槍を交えて戦い負けてきた栗田。しかし死んだ勘兵衛が、気を抜くとすぐに負けてしまうからとか日々鍛錬していたこ...

藩主板倉勝明の命により50歳以下の藩士は7里7町の上り坂を走る羽目に。 参加者それぞれの悲喜交々。 最後の章のオチが絶妙。 私は最後の風車の槍が1番グッときました。 ずっと槍を交えて戦い負けてきた栗田。しかし死んだ勘兵衛が、気を抜くとすぐに負けてしまうからとか日々鍛錬していたことを知る。栗田が諦めず攻撃し続ける事が逆に弱点であったと息子から聞かされ、想いを馳せる。 逢引の妻が作るご飯が余りにも美味しくなく、「この嫁の飯を一生食っていかねばならぬのかと思うと心がふさぐ。」という一文に胃袋で掴むとはこういうことかと合点。

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2019/01/12

ニューイヤー駅伝、箱根と冬はマラソン!と手に取った一冊。お殿様の言い出したマラソン大会=遠足に出るいろいろな人々のストーリーが繋がって最後の心地よいどんでん返し。時代劇苦手だけど楽しく読めました。

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2017/10/14

なんとなく図書館で手に取ってみた。 皆さんのレビューを読んで、本当にあった話だと知って驚き。 安中遠足は日本のマラソン発祥なんだ! 今でも続いてるって、本の内容より今はそっちに興味深々。

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2016/07/04

安中藩の安政遠足を題材にした、 『超高速!参勤交代』の土橋さんの2作目です。 でも…、何となくだけど、 『超高速!~』の二匹目のドジョウを狙っての?、 1956年公開の『まらそん侍』のリメイクありきの、 企画先行だったのかな~?? 『超高速!~』の焼き直しのよぅな作風でもあり...

安中藩の安政遠足を題材にした、 『超高速!参勤交代』の土橋さんの2作目です。 でも…、何となくだけど、 『超高速!~』の二匹目のドジョウを狙っての?、 1956年公開の『まらそん侍』のリメイクありきの、 企画先行だったのかな~?? 『超高速!~』の焼き直しのよぅな作風でもあり、 全体的に、うまくまとめ過ぎて、小ぶりな感じに。 悪ぃとこはなぃけど、特出すべきとこもなくて…、 ふつぅ…かな~。

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2016/03/05

殿様の思いつきで安中城から熊野神社まで走ることになった武士たちの物語。面白かった!ネットで調べたところ、板倉勝明が遠足を言い出したことも、参加者のうちの2人は2回も走ったことも、初日の遠足のゴールにゴールを記録する宮司が間に合わなかったことも、本当にあったことのよう。

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2016/03/01

連作短編5編 安中藩主の思いつきで始まった遠足.それぞれの武士のこだわりや想いが,走ることで露わになったりほどけたり,藩主板倉勝明の手の中?で踊ってるのかもしれない,藩主も思った以上の得難いものを得たようで,得るところの多い遠足だった.

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