何かお手伝いしましょうか の商品レビュー
仕事で視覚障害の方と関わる機会があり、実際に一緒に歩くことがあった。 そこで気付いた。どうしたらいいかわからないのである。 相手のことを思いやって、どうしてほしいか想像すれば、お手伝いは誰にでもできそうだけど、実はそれは想像力を最大限に働かせることが必要で、実はかなり難易度が高...
仕事で視覚障害の方と関わる機会があり、実際に一緒に歩くことがあった。 そこで気付いた。どうしたらいいかわからないのである。 相手のことを思いやって、どうしてほしいか想像すれば、お手伝いは誰にでもできそうだけど、実はそれは想像力を最大限に働かせることが必要で、実はかなり難易度が高い。 本書では視覚障害を持つ著者が当事者の立場から、視覚障害の方の置かれている状況やどんな場面で困るのかを解説した上で、お手伝いのポイントが書かれている。 視覚障害の方の置かれている状況がわかれば、何をお手伝いすべきかのイメージが持ちやすくなる。 お手伝いの要点もコンパクトにまとめられており、視覚障害の方へのサポート導入本としてとてもわかりやすい1冊であった。道で白杖の人に声をかけたいけどためらってしまう、そんな人はぜひ読むべき。 そんなわたしも実際に駅などで白杖を使っている人がいたら今後はお声がけしようと思った。
Posted by
困ってそうな方を見かけても声をかけたい、でもどうして良いかわからないと頭でっかちに考えてしまう=勇気がでず、いつも結果スルーしてしまっていました。 そんな状態をどうにかしたくて読んだのですが、具体例もあげられていてわかりやすかったです。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
目の不自由な人に、うまく案内ができなかったことがあり、心にひっかかっていた。 この本を図書館で目にして、薄くて読みやすそうだったので、借りた。 視覚障がいのある著者による、「目の不自由な人への手助けブック」。 イラスト・写真入り。 いい本だと思う。 どうしたらいいんだろう、と思っていたことを教えてくれた。 ・見え方は視力や視野により異なり、十人十色。 ・目の不自由な人が携帯している白杖は、世界各国で利用されている。 ・声かけの一言は「何かお手伝いしましょうか」。 ・声かけするときは、相手の肩のあたりを軽くノックするように叩いてから話す。 ・目の不自由な人を誘導するときは、相手に、白杖を持っていない側の手で自分の肘の上あたりを掴んでもらう。 ・言葉による案内や状況説明も忘れずに。 点字は言語により形が異なること、エレベーターの鏡は車いす利用者のためのバックミラーであること、点字は目の不自由な人すべてが理解しているわけではないこと、など初めて知ることも多かった。 これから、駅などで目の不自由な人を見かけたら、まずは一言、声をかけてみよう。
Posted by
- 1