日本とイエスの顔 の商品レビュー
井上神父、ぜひ生前にお目にかかりたかったです。神学や宗教組織としてのキリスト教というよりも、イエス・キリストそのものに活かされることを改めて教えられました。 「日本の教父」と言われるだけあり、内村鑑三に通じるような、日本の宗教や風土への深い理解と共感があります。しかしそれでいて...
井上神父、ぜひ生前にお目にかかりたかったです。神学や宗教組織としてのキリスト教というよりも、イエス・キリストそのものに活かされることを改めて教えられました。 「日本の教父」と言われるだけあり、内村鑑三に通じるような、日本の宗教や風土への深い理解と共感があります。しかしそれでいて、神父のイエス像は、特別に「日本的」というのではない普遍性があるように思います。 井上神父に限らず、カトリックには共感できる思想家・実践家がたくさんおられます。教義体系にはいまだ納得出来ないところは多いですが、懐の広さのようなものを改めて感じました。 一点、気になったのは、旧約の神を「怒りの神」として、慈愛のイエスとを対比的に見過ぎていることでした。
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