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民主主義対民主主義 原著第2版 の商品レビュー

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2016/08/29

多数決型かコンセンサス型か。 この本の良いところは比較政治学的なフォーマットがここに全て羅列されていること。 後はこの区分けをレイプハルトがしたことは偉大だと政治学徒が言っていてそんなものなのかと。 他の政治学の本を読む上でも、最初に読んでおいて損はない。

Posted byブクログ

2015/01/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

実は民主主義には二種類あって、 ほんのわずかでも多数になった勢力が全てを掌握する「多数決型民主主義」と できるだけ幅広い勢力を意志決定に加えようとする「コンセンサス型民主主義」 に分類できる。そして後者の方がよりよい社会を作り出す可能性が高い、という論を立てている本です。 主たる部分では、日本を含む36カ国の民主主義体制を詳細に分析して、それぞれがどっちにどれだけ寄っているか、その結果どういう社会になっているかを分析しています。私は統計学がさっぱりなので(「バリマックス直交回転」って何!? 笑)この辺り、くわしい方が読めばもっと面白いかもしれません。 読了後、比較的コンセンサス型だった日本が、’90年代半ば以降、全力で多数決型に突き進んでいるのがとても不安になってきました。 ……小選挙区制、やめない?

Posted byブクログ