ミネラルウォーター・ガイドブック の商品レビュー
ミネラルウォーターについての著書。 1994年から5回目の改定本。 最近流行りのウォーターサーバーや、新しく発売された銘柄(九州方面が増えた気がする)についても加筆されており、写真があるので知っている水について理解しやすかった。 ペリエやエビアンは中硬水に、分類されることも初めて...
ミネラルウォーターについての著書。 1994年から5回目の改定本。 最近流行りのウォーターサーバーや、新しく発売された銘柄(九州方面が増えた気がする)についても加筆されており、写真があるので知っている水について理解しやすかった。 ペリエやエビアンは中硬水に、分類されることも初めて知った。 水はは毎日買って飲んでいる。 軟水硬水の違いは知っていたつもりだが、紅茶に向いているのは軟水、くらいで、日本の天然水の中でも0~80まで硬度がバラついていることを初めて知った。 サントリーの、南アルプスシリーズも、産地によって結構硬度が違う! 阿蘇付近は硬度80付近で、富士山付近は30くらい。最近よく見る財宝って水は硬度が4しかない! そもそも、なんで軟水が紅茶に向いているのかも良く知らなかったことに気づく。 硬度が高いと紅茶のタンニンや旨味がうまく引き出せないが、低すぎると苦味雑味まで引き出してしまうため、硬度50くらいがよいらしい。 同じ原理で、鰹だしやお米を炊くとき、硬度が高いと、旨味が抽出されにくくなるので向かない。 だが、鍋や肉を煮込む場合、ミネラルが雑味と結び付き、灰汁として出てスープが澄むのでおすすめ(特にしゃぶしゃぶ) おそらく著者は日本のミネラルウォーター産地にに対する環境保護や殺菌に関する考え方がヨーロッパに対してすごく遅れているということも伝えたかったのかもしれないが、その前の初歩的な話でへぇ~~~となったので、水のことをもっと知りたくなった。
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