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私がデビューしたころ の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2021/10/11

東京創元社「ミステリーズ」に連載のもの。巻頭のそれぞれの作家の初版本の表紙が年代順にカラーでおさめられているのがいい。 米澤穂信氏は2010年6月。子供のころからとにかくお話を作っていた。小学校へは2時間かかる(片道か往復かはわからず)、その間お話を作っていたそうだ。中学になる...

東京創元社「ミステリーズ」に連載のもの。巻頭のそれぞれの作家の初版本の表紙が年代順にカラーでおさめられているのがいい。 米澤穂信氏は2010年6月。子供のころからとにかくお話を作っていた。小学校へは2時間かかる(片道か往復かはわからず)、その間お話を作っていたそうだ。中学になるとお話の記録形態は小説という形をとり、それから10年、パソコンで書いてプリントアウトした原稿で新人賞をとる。当時は書店にいて、驚いたことというと、小説なんて誰も買わない、ということ。「へえ、小説なんて読むんだ、頭いいんだね。」と硬い笑顔で敬して遠ざけられた経験がないなんていわせませんよ、とある。  「さよなら妖精」(2004)がターニングポイントになっているのか。編集者に「米澤文体がある」と言われたという。このあたりの事情は「ユリイカ」2007年4月号にあると。 2014.6.27初版 図書館

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2015/10/25

推理小説を検索していたらたどり着いた。現実は小説より奇なり。推理作家のデビューには数々の苦難と運が存在する。そんな普段は書かない身の上話を各作家が書いてくれているというのがありがたい。特に宮部みゆきは普段堅い話が多いだけに、ちゃめっけたっぷりのエッセイという感じで楽しかったです。...

推理小説を検索していたらたどり着いた。現実は小説より奇なり。推理作家のデビューには数々の苦難と運が存在する。そんな普段は書かない身の上話を各作家が書いてくれているというのがありがたい。特に宮部みゆきは普段堅い話が多いだけに、ちゃめっけたっぷりのエッセイという感じで楽しかったです。 3分の1くらいは読んだことがあるけど知らない作家陣にも俄然興味が沸く。 追記。いわゆる本格派という作家の中に混じって、近年デビューの桜庭一樹、伊坂幸太郎、米澤穂信といったライトポップ系?の方々も並んでいて非常にバラエティに富んだラインナップです

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2014/09/20

 やっぱり何か抑制されている感じがするな。  どっか照れくささが先行しているというか。  そこが面白いと言えば、そうなんだが。

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2014/08/07

歴代の、ミステリー作家による、己のデビューしたきっかけ および、デビューした後、の話。 誰もかれもが、やはり諦めきれずに筆をとり書きためて…。 作家になるために必要な事は、書き終わらせる事。 確かに一番重要です。 そのまんま、書きかけで終わらせるのは 誰でもできる事。 ダイジ...

歴代の、ミステリー作家による、己のデビューしたきっかけ および、デビューした後、の話。 誰もかれもが、やはり諦めきれずに筆をとり書きためて…。 作家になるために必要な事は、書き終わらせる事。 確かに一番重要です。 そのまんま、書きかけで終わらせるのは 誰でもできる事。 ダイジェストに書かれているとはいえ 同じような大変さばかり。 なのに、なぜか読んでいると、自分も何か書きたい、と 思えてきてしまうのでしょうか? 同じ名前の編集者さんが、後半ではちらほらと。 一番面白かったのは、坂木さんのデビューの話。 落ちが…落ちが!!w まさかそんな理由だったとは…w とはいえ、言われて納品できるのは やはりすごい話です。

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2014/07/16

+++ 作家のデビューは、時に小説以上にドラマティックである。「ミステリーズ!」の好評連載に書き下ろしを加えた、豪華執筆陣全51名のエッセイ集。作家を志したきっかけや、新人賞受賞までの道のりなど、デビューまでの波瀾万丈の逸話と作家であり続けるための創作論を、デビュー年順に贈る。5...

+++ 作家のデビューは、時に小説以上にドラマティックである。「ミステリーズ!」の好評連載に書き下ろしを加えた、豪華執筆陣全51名のエッセイ集。作家を志したきっかけや、新人賞受賞までの道のりなど、デビューまでの波瀾万丈の逸話と作家であり続けるための創作論を、デビュー年順に贈る。51のエピソードで読み解く、戦後日本ミステリ史! +++ 表紙にずらっと並んだお名前を拝見するだけで、わくわくしてくる。一作ならだれでも書ける、とはよく言われることだが、1ページでさえ書ける気がしないわたしから見れば、何作も賞に応募し、それまでにも数々の習作をされているのを見ると、やはり常人には手の届かない才能と情熱が欠かせないことがよく解る。<ぬるっとデビューした>とおっしゃる倉知淳氏にしても、筆力と想像力と創造力があったからこそであろう。運と巡り合いに恵まれたということもあるかもしれないが、それだって才能である。そして、縁の下の力持ちである編集者の偉大さに、改めて尊敬の念を強くさせられるのである。愉しい一冊である。

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