森見登美彦の京都ぐるぐる案内 の商品レビュー
私は森見作品によって見るもの作るもの好きな物は奇妙キテレツ摩訶不思議なものになってしまった。これは全く憂うべきことではなく、むしろ彼の前で五体倒置して、「ありがとうございます!ありがとうございます!」と叫ばずにはいられない。 そんな森見登美彦ラバーの私は、京都に旅行に来た。夜は短...
私は森見作品によって見るもの作るもの好きな物は奇妙キテレツ摩訶不思議なものになってしまった。これは全く憂うべきことではなく、むしろ彼の前で五体倒置して、「ありがとうございます!ありがとうございます!」と叫ばずにはいられない。 そんな森見登美彦ラバーの私は、京都に旅行に来た。夜は短し歩けよ乙女や、四畳半神話大系さらに有頂天家族など彼の京都作品の聖地の数々を巡った。頭にたくさんの狸や天狗が湧いて出、私は今もファンタジーの最中にいる。 要するに、ただただ幸せの意中だ。これからも彼を私は追いかける。追いかけた末、月面歩行の最中に目眩を感じ、吐きかけたのはここにだけ書き留めておくとしよう。
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森見登美彦のファンなら、京大生なら、様々なページでニヤリとしてしまう内容。これは小説を読み、そしてこの地でその空気感や匂いを体感しないと味わえない、なので、京都に長く滞在してもう一度読みたいと思う
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森見作品の聖地を巡りたくなる京都案内書。 薄くて持ち歩きしやすそうなので、森見作品の聖地巡礼旅行に行く際に携えていこう。 森見さんの小説をたくさん読んでいると、より楽しめる一冊。
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京都を舞台にした数々の著者の小説の中の一小節に出てくる場所と 著者の思い出の場所をめぐる探訪もの。 ファンが喜ぶ一冊と言ったほうが良いでしょう。 京都に行きたいと思ってるファンには携えて観光するのも 良いかもしれません。 内容はとても読みやすく、ただ、自分としては読んだ作品と...
京都を舞台にした数々の著者の小説の中の一小節に出てくる場所と 著者の思い出の場所をめぐる探訪もの。 ファンが喜ぶ一冊と言ったほうが良いでしょう。 京都に行きたいと思ってるファンには携えて観光するのも 良いかもしれません。 内容はとても読みやすく、ただ、自分としては読んだ作品と 積読しててまだ読んでいない作品が出てくるために、 分からない一小節もあり、速いとこ読むべきだなと思わされた次第です;; カラーの本で写真も豊富、店の情報等も掲載されてるので、 森見登美彦的観光ガイドとも言えるでしょう。
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そろそろぽかぽか陽気の日も増えてくるだろうし、この本を片手に京都をぶらぶらしてみようかなぁ。森見ワールドを妄想しながら。うふふ。
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中学校の修学旅行ぶりの京都へ、森見登美彦氏の作品にハマってから初めて、京都へ向かう。新幹線の中で読了。ものすごいスピードで駆け抜けて近づいていく新幹線に揺られ、京都に想いを馳せる。 夢と現実の区別がつかなくなってきたような、ふわふわした気持ち。落ち着いているのに浮かれている。こ...
中学校の修学旅行ぶりの京都へ、森見登美彦氏の作品にハマってから初めて、京都へ向かう。新幹線の中で読了。ものすごいスピードで駆け抜けて近づいていく新幹線に揺られ、京都に想いを馳せる。 夢と現実の区別がつかなくなってきたような、ふわふわした気持ち。落ち着いているのに浮かれている。これは幻想なのだろうか? もうすでに、京都と森見ワールドに足を踏み入れているのかもしれない。
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美しい写真とともに森見先生の作品の一節が並べられた京都観光案内です。 あの物語の舞台はこんな感じなのかというのを実感できます。レストランやおすすめスポット情報もついてます。 下鴨納涼古本まつりに行ってみたい。
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前々回の京都旅の折、私は3日間京都洛中を歩き通した。総歩数7万歩以上。京都は歩かなければ見落とす処が、あまりにも多い宮古(まち)である。 京都は1日休まず歩けば一周できてしまうようなこじんまりとした町である(←無理か)。それを森見登美彦がぐるぐるぐるぐる案内してくれる。この喫茶...
前々回の京都旅の折、私は3日間京都洛中を歩き通した。総歩数7万歩以上。京都は歩かなければ見落とす処が、あまりにも多い宮古(まち)である。 京都は1日休まず歩けば一周できてしまうようなこじんまりとした町である(←無理か)。それを森見登美彦がぐるぐるぐるぐる案内してくれる。この喫茶店は、この作品のこんな文章で紹介されているんだよ、とカラー写真付で紹介してくれる、とってもお得な文庫本である。これで森見登美彦の京都は全てわかった!と思って見返してみると、なんと巡ったのは左京区、四条、伏見区辺りだけ。北側から御所に向かって左側の地区だけじゃないか!大学生の森見登美彦は、叡山電車で行ける処しか行っていないのだということがまぁよくわかった。 しかし、それでもなんと多くのスポットを私は見落としていたのだろう。真如堂、水路閣、小松うどん店、レストランまどい、ハイライト、出町商店街、進々堂、菊水、東華菜館、Bar エイト、柳小路の八兵衛明神、まるで一つ路地を曲がれば新しい景色が広がるかのようだった。あまりにも多くのものを見落としていたために少し怖くなった。前々回のあの7万歩は、もしかして異世界に入り込んでいた結果なのでは無いか? 気がついている方も居られると思いますが、今週はレビュー「歩くシリーズ」になっています。第三弾でした。マリモさんのご紹介本。
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「源氏物語も平家物語も今昔物語も、ぜんぶご近所のお話なのだな」 京都には歴史がある。 趣がある。夢がある。 文化がある。個性がある。 侘寂がある。秘密がある。 故に妄想が。 物語が生まれる。 森見宇宙の元素が集い 賑やかに踊る聖地の手引。 ///// 「日本人で良かった...
「源氏物語も平家物語も今昔物語も、ぜんぶご近所のお話なのだな」 京都には歴史がある。 趣がある。夢がある。 文化がある。個性がある。 侘寂がある。秘密がある。 故に妄想が。 物語が生まれる。 森見宇宙の元素が集い 賑やかに踊る聖地の手引。 ///// 「日本人で良かった」と思わせる森見作品だけど、「京都人ならなお良かった」だろうなと唇噛んで噛んで仕方なかったので、狸本続編より先に本書を。鮮明にあの日の未来がフラッシュバック。宇宙がグアッと拡がる振動覚。このタイミングで読んだのが大大大正解。いつかいこう、京都。
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森見登美彦ゆかりの土地であり数々の作品の舞台である京都の名所をロケ地巡り風に紹介した書籍。 作品の一部から文章を抜粋しているので森見ワールドのフィルターを通した京都を堪能できる。 森見登美彦らしい現実と妄想の堺のような2編の随筆も味わい深い。森見ファンなら読んで損のない一冊。
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