1/11 じゅういちぶんのいち(9) の商品レビュー
完結。 終わってしまうのが残念だけど、延ばして延ばしてきたわけだから、お疲れさまでした。 作者さんとは小説とかマンガとか映画の好みとか絶対合う。 次回作も期待です。
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- ネタバレ
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安藤ソラ自身の生き様と、彼が笑顔を忘れず全身全霊をかけて取り組んだサッカー。この2つを軸に連作短編集の趣きで物語が展開されてきた本作も本巻が最終巻。 サッカー小僧が大人になり、さらには爺さんになっても…。 どの巻のどの話を読んでも、ほんのり涙ぐみ、読み進めずにはいられない。溜息しか洩れぬ読後感は、サッカーという特殊な場面設定でありながら、青春、愛情、挫折、家族、さらには夢という普遍的な物語を暖かな目線と切り口で語って見せるからに他ならない。 素敵な逸品でした。
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世代交代は避けて通れない。サッカーにおいても、人生においても──。若手選手から、サッカー少年、息子に孫など後に続く者にソラのバトンは、脈々と引き継がれていく。そして、人生という名の壮大な旅の果てに待つものとは…!? ソラを巡るそれぞれの物語が、ここに幕を閉じる――(Amazon紹...
世代交代は避けて通れない。サッカーにおいても、人生においても──。若手選手から、サッカー少年、息子に孫など後に続く者にソラのバトンは、脈々と引き継がれていく。そして、人生という名の壮大な旅の果てに待つものとは…!? ソラを巡るそれぞれの物語が、ここに幕を閉じる――(Amazon紹介より) とてもきれいな話だった、というのが率直な感想です。主人公の安藤ソラを中心に、様々な人の心模様が感動的に描かれていて、何度もジーンときました。漫画を読んでいる、というより小説を読んでいる感覚になりました。こういう“いい子ちゃん”的なストーリーって、近頃は漫画としてはあまりウケがよくないのだと思っていましたが、この漫画に関してはアリだと思いました。
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登場人物で、非常に重要人物から始まったわけだから、はいはい、最終回は安藤ソラですよね、ともってたら、まさかのぽっと出の少年。 それは当たり前だったのかも知れない。 やっぱりこの物語は、安藤ソラが突き進んでいく中で、その周囲で、その周囲の1/11達が、どんな物語を紡いでいたのか、と...
登場人物で、非常に重要人物から始まったわけだから、はいはい、最終回は安藤ソラですよね、ともってたら、まさかのぽっと出の少年。 それは当たり前だったのかも知れない。 やっぱりこの物語は、安藤ソラが突き進んでいく中で、その周囲で、その周囲の1/11達が、どんな物語を紡いでいたのか、という話だったのだから。 しかし、本当にその生き様を最後まで書く、って言うのも、凄いなぁ。 数十年後も、日本でサッカーが行われていますように。 非常に良かった。
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ついに最終巻。ということで、主人公・安藤ソラの引退までが描かれた。最後の最後まで「1/11」に徹しきり、優しくてブレない主人公だった。作品としても、サッカー漫画の隠れた名作として、ずっと語り継がれていくべきだと思っている。
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