白川家の淫らな午後 の商品レビュー
義兄や義父から迫られ続けた果ての淫らな関係
夫の不在時にちょっとした出来心から義父を軽く誘惑した嫁が返り討ちの手籠めに遭うという内容の『ほしがる嫁』という作品が2013年に同じく竹書房ラブロマン文庫から出されているが、編集側から同じようなテイストでもう1つとリクエストされて出てきたかのような作品が本作である。 物語的...
夫の不在時にちょっとした出来心から義父を軽く誘惑した嫁が返り討ちの手籠めに遭うという内容の『ほしがる嫁』という作品が2013年に同じく竹書房ラブロマン文庫から出されているが、編集側から同じようなテイストでもう1つとリクエストされて出てきたかのような作品が本作である。 物語的な続編ではないので設定や登場人物などは全て異なるが、本作では義兄がほぼメインの相手となっており、義父をサブ的な扱いとすることで違いを出している。長期出張中の夫(弟)の不在に乗じて高圧的な義兄が初心な嫁に迫り、籠絡していく展開が本線ということである。 お口奉仕も69も知らず、正常位しか体験したことのない嫁が翻弄されていく流れには若干の調教開発テイストもあり、そもそも押しに弱い嫁(ヒロイン)を被虐的に描くのは得意な作者だけに官能成分はすこぶる高い。夫への操を憂いつつも、夫では得られない快感を享受させられてしまう淫猥さに満ち溢れている。 終盤より登場する義父と義兄によるみっともない嫁争奪戦の果てにはAVで見られるような男2対女1の3Pも2穴責め込みで飛び出してくるのだが、これが妙味のある結末に繋がっているのはなかなかのアイデアでもあった。迫られ、求められっ放しだった嫁の「その後」には官能小説らしい淫靡さが盛り込まれている。 ただ、義兄の乱れた生活を示す役割も与えられていたサブヒロインは(百合展開を好む読み手でもなければ)居なくてもよかったかな?と感じるかもしれない。
DSK
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