ガン 希望の書 の商品レビュー

リズ・ブルボー(著者),浅岡夢二(訳者)

2016/07/27

弟が重度の大腸ガンになった。そんな中で手に取った本。重大な情報としては、なった本人の中には同性の親に対して何らかのわだかまりの感情があり、抑え込んでいるからこの病気に掛かったのだという。それを上手く解消すれば現代医学の先端治療がどうであれ、治る病気だと示唆する。確かに親の職業とは関連も何もない仕事に就いているので、こちらの測り知れぬ事情がありそうだ。現代日本も含む先進国に於いて自己否定の強化、自己愛の強い抑制が人々の心と身体の不調の大きな原因ではないか。それを我々に訴えるのがガンという病気なのかもしれない。