「消費」をやめる の商品レビュー
良い。参考になった。 ユニーク。今まで言われてないけど、なるほどと思える内容。 90年代は、アメリカとの経済戦争だったとは眼から鱗。確かにそうだ。 経済成長しない社会が必要。 そろそろ、お金を使わずに生きる方法を考えるべき。
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いい本だった。 今の日本、消費はもう増えないのに、 顧客を欺くようにして消費を促す会社も多い。 無駄な消費をやめて、人間の本質である 「思索」「考えること」などを行う時間を 増やしていくことも必要ではないだろうか。
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やっぱり 日本は消費するべく 謀られている気がする・・・。お金の使い方 時間の使い方 自分で考えていかないと踊らされてしまうなぁ と改めて カツを入れられた本でした。
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そして今日からどうしたら良いのか、早急に答えが見付かる本ではないものの、足るを知り「消費」をやめる。多額のお金を持つことにこだわらない生き方について考えてみる。地元の商店での必要な消費によりで地縁を大事にしたり、互いに必要なものをまわしていく贈与、ユニクロの服が欲しいときに地元の...
そして今日からどうしたら良いのか、早急に答えが見付かる本ではないものの、足るを知り「消費」をやめる。多額のお金を持つことにこだわらない生き方について考えてみる。地元の商店での必要な消費によりで地縁を大事にしたり、互いに必要なものをまわしていく贈与、ユニクロの服が欲しいときに地元のセカンドハンドの店で購入するスペンド・シフトを行うなど。まず、提案を受けて自分が実践できるとしたらどこなのかを考えてみるきっかけになる本でした。
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漠然と感じていた現代社会のあり方のそのおかしさを紐解く良書だと思います。この著者の他の著作も読みたくなりました。
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1648 ウエストファリア条約 ヨーロッパの封建領主は、領土を巡って争いを繰り広げていた(30年戦争)。封建領主たちが、ヨーロッパ中に入り組んだ領地の持ち分を争い、領主が死ぬ度に相続に首を突っ込み、収拾がつかなくなった。 30年もそんなことを続けてきた結果、さすがに封建領主も...
1648 ウエストファリア条約 ヨーロッパの封建領主は、領土を巡って争いを繰り広げていた(30年戦争)。封建領主たちが、ヨーロッパ中に入り組んだ領地の持ち分を争い、領主が死ぬ度に相続に首を突っ込み、収拾がつかなくなった。 30年もそんなことを続けてきた結果、さすがに封建領主も疲れ果て、もうやめようということでかわされたのがウエストファリア条約。領土を確定させて国をつくり、そのなかで起きたことはお互い鑑賞しないという内政不干渉のルールを定めた。 ウオルマートに呑み込まれる世界 元気な商店街になったシャッター通りと化した商店街にないもの 銭湯、団子屋、そしてお茶屋 田舎のパン屋がみつけた腐る経済
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タイトルからして「ああ、買い過ぎはやめましょう、本当に必要ですか?」的なことを、のんびり里山に暮らしている人が言ってるのかなと思いきや、戦後の混沌とした時代に生まれて、ただひたすら働き、シリコンバレーまでいった人が著者でした。そこまでいって「あれ?なんか違うな」と思ったみたいです...
タイトルからして「ああ、買い過ぎはやめましょう、本当に必要ですか?」的なことを、のんびり里山に暮らしている人が言ってるのかなと思いきや、戦後の混沌とした時代に生まれて、ただひたすら働き、シリコンバレーまでいった人が著者でした。そこまでいって「あれ?なんか違うな」と思ったみたいです。 欧米的なグローバル戦略が本当に必要なのか、欧米と日本の文化的背景の違いから論ずるところが面白かったです。 日本は父親の権威が強く、父親を中心に家族が1つにまとまって生きながらえてきた。そこに集まる集団はカネというよりは、食わしてもらってる代わりに奉公するというスタイルが長くあったという背景があり、一方の欧米では絶対核家族形態で自由や独立を好む人々で、分断された社会でも生きていける形が長い歴史の中で出来上がっている。 大量生産、大量消費でカネを回す現代、モノを売ろうとすれば、1国、1地域、1家族に1つ売るよりも、個人個人に売った方がもうかるので、果てなく右肩上がりを目指す企業はこれらのコミュニティを個人にまで分断し、モノをうろうとする。こうして消費社会が形成され、消費できることが素晴らしいステータスなのだという風潮になっている。しかしこの風潮は分断された社会でも生きていける欧米のスタイルには当てはまるが、日本にこの価値観はうまくはまらないのだ、 というのが著者の考え方です。個人的に、やれグローバルだ、やれ成果主義だ、とよく言われるけれどもなんとなく、そんなやり方は日本には合わないと思っていたのが、これをうまく文章にしてまとめてあるのがこの本でした。ひとそれぞれでしょうが、著者はシリコンバレーで見た超大金持ちアメリカ人をとても幸せそうだと思わなかった、そういう経緯からこの考えにいたったようです。 モノもサービスも飽和状態にあるのにまだ右肩上がりの成長を目指すという姿勢そのものを見直す時期が来ているのではないか?色々なメディアを通じて、あれがいいですよと言われればそれを買い、こっちがいいですよと言われればそれを買う。企業に振り回されるのではなく立ち止まって考えてカネを使おう。そうでなければ経済成長という効率重視の社会がこれからもあなたたちを振り回すことになる、というお話は、今の政権が企業重視の政策をとっていることに対するアクションを起こせるきっかけになるかもしれない。
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2014.10.30 平川さんは昔からアンチグローバル、市場経済だったのかと思ってたら、それにどっぷり浸かってたんですね。そういう人の言葉なので説得力がある。
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やはり日本は日本らしく在るべき。経済成長だけでは幸せに離れない。山崎亮さんあたりも、平川さんと同じ結論だけれど。やはり日本はアメリカとは地域のあり方も違うし、アメリカのやり方をなぞるだけでは破綻する。
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書いてあることは、その通りだなあと思う。どこまでもどこまでも「経済成長」しなければ未来はないという脅迫的言辞に踊らされず、消費中心の生き方を見直そうという考えは、とても真っ当で、多くの示唆を含んでいる。 ただ、これは今の自分が欲している「知恵」ではないのだなあ。東京に(というか...
書いてあることは、その通りだなあと思う。どこまでもどこまでも「経済成長」しなければ未来はないという脅迫的言辞に踊らされず、消費中心の生き方を見直そうという考えは、とても真っ当で、多くの示唆を含んでいる。 ただ、これは今の自分が欲している「知恵」ではないのだなあ。東京に(というか、大都市かその周辺に)住んでいる男性の問題意識なのだよね。これはケチをつけるつもりではなく、身に迫って考えられるかどうかということだけれど。 息苦しくなる一方の社会の中で、小さなコミュニティの良さを再評価する趣旨の発言をよく見かけるが、そのたびにどんよりした気持ちになる。たくさん消費させようとバラバラの「個」に分断された社会の在り方は、確かに殺伐としていて、いびつなものだ。でも、本当の「個人主義」が根付いていないところで「地域の絆」とか「家族の絆」とか持ち出されると、それだけはごめん!という気になる。そのテのものに縛られて窮屈な思いをしている人って、地方の女の人を中心にまだまだ多いと思うのだ。そういうところまで視野に入れた論を期待するのは、無い物ねだりだろうけれど。
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