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巨大災害を乗り切る地域防災力 の商品レビュー

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2012/08/09

  タイトルが魅力的なので購入。  中身は文部科学省の研究費補助を受けて、県の防災担当の紹介を得て、山梨県の中央市なので、市の総務部長の了解を得て、地域の住民の名前から持病、かかりつけ医、常用薬などをエクセルの表をベースにした記入表に記入さえるというもの。  気になる点。 ...

  タイトルが魅力的なので購入。  中身は文部科学省の研究費補助を受けて、県の防災担当の紹介を得て、山梨県の中央市なので、市の総務部長の了解を得て、地域の住民の名前から持病、かかりつけ医、常用薬などをエクセルの表をベースにした記入表に記入さえるというもの。  気になる点。 (1)役所間の縦割り意識の激しい部分なので、文部科学省の補助をうけた研究での入力ソフトを全国的に活用するように総務省が動くだろうか。 (2)県の防災担当、市の総務部長の了解をえて実施するのは本筋だが、これとは別に、たとえば、グーグルなどの全国IT企業が、シートを公開して、一定の巨大地震の時にはオープンにするという前提で、自らもしくは、離れたところにいる息子娘がそのシートに入力しておく仕組みが有効ではないか。  今の若者や現役世代ではなんでもない入力が、本当に対応が必要な高齢者には大変は負担になるはず。その意味では全国プロジェクトとして全国どこからでも、場合によっては海外からでも入力できる簡単な仕組みをグーグルとか作ってもらえないだろうか。  法的オーソリティが必要なら国の指定制度でもつくりましょうか。  なんか、こういう情報システムは、ITゼネコンにまかせると維持費ばっかりかかってつかいものにならないんですよね。

Posted byブクログ