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すべての神様の十月 の商品レビュー

3.8

81件のお客様レビュー

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2018/02/24

「東京ラブワゴン」などで知られる作家さんだけど、これが初読み。優しい作品を書く作家さんという評判通り、今作も神様にまつわる連作短編集。 死神、疫病神、道祖神、福の神…日本には八百万の神がいるとされているが、その神様達が人間界で活躍する様子を描く。 決して日常的ではないが、登場人物...

「東京ラブワゴン」などで知られる作家さんだけど、これが初読み。優しい作品を書く作家さんという評判通り、今作も神様にまつわる連作短編集。 死神、疫病神、道祖神、福の神…日本には八百万の神がいるとされているが、その神様達が人間界で活躍する様子を描く。 決して日常的ではないが、登場人物がみんないい人で、とってもほっこりする。 神様が身近に感じられる作品。

Posted byブクログ

2018/01/29

どの話も読んだあと優しい気持ちになれる話です。 本当に神様は私たち人間の世界に、こんな感じで溶け込んでいて私たちを見守ってくれているのかもしれない、そうだとうれしいなと思いながら読んでました(笑)

Posted byブクログ

2017/10/18
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※このレビューにはネタバレを含みます

(2017/10/17読了) そこにそういう理由で神様を持ってきたか!と、毎回関心した。なので、星はおまけの4つにした。 ホームドラマが得意な小路幸也さんの真骨頂。読後に温かい気持ちにさせてくれる。 ただ、最後の福の神は、何度か読み返したけど、なにが福の神の幸せなのかが分からなかった。物語としては、全体のまとめという感じで、良い締めくくりだと思うけど。 (内容) 榎本帆奈は驚いた。金曜日の夜、行きつけのバーで隣り合ったハンサムな男性は、死神だったからだ。帆奈に召喚されたという死神は、いままで一度も「幸せ」を感じたことがないらしい。なぜなら「幸せ」を感じた瞬間、死神は…(幸せな死神)。池内雅人は貧しかった。貧乏神に取り憑かれていたのだ。ツキに見放された人生だったが、そんな人生を自ら「小吉人生」と称して楽観視していた。一方、貧乏神には雅人に取り憑かなければならない“理由”があった。なぜなら雅人が並々ならぬ…(貧乏神の災難)ほか、4篇。神様たちの意外な目的が胸を打つ短篇集。 (目次) 幸せな死神 貧乏神の災難 疫病神が微笑む 動かない道祖神 ひとりの九十九神 福の神の幸せ

Posted byブクログ

2017/07/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あんまりエエイメージのない神様(道祖神なんかはそうでもないが)を主人公に据えた連作短編集。 こういう物語が書けるのも、日本独特の八百万神信仰があるからこそ。一神教からはちょっと成立しにくい物語なんだろうなぁ。 小路幸也の優しさあふれる文体にばっちりはまる。「あらゆるものに神様が宿る」という考え方は、優しさとか柔らかさとか許容の心、みたいな思想信条に似合う考えなのかもなぁ。 読みやすくて、ちょっと感動できてグッド。おかゆさんみたいな本です。

Posted byブクログ

2017/05/05

榎本帆奈は驚いた。金曜日の夜、行きつけのバーで隣り合ったハンサムな男性は、死神だったからだ。帆奈に召喚されたという死神は、いままで一度も「幸せ」を感じたことがないらしい。なぜなら「幸せ」を感じた瞬間、死神は…(幸せな死神)。池内雅人は貧しかった。貧乏神に取り憑かれていたのだ。ツキ...

榎本帆奈は驚いた。金曜日の夜、行きつけのバーで隣り合ったハンサムな男性は、死神だったからだ。帆奈に召喚されたという死神は、いままで一度も「幸せ」を感じたことがないらしい。なぜなら「幸せ」を感じた瞬間、死神は…(幸せな死神)。池内雅人は貧しかった。貧乏神に取り憑かれていたのだ。ツキに見放された人生だったが、そんな人生を自ら「小吉人生」と称して楽観視していた。一方、貧乏神には雅人に取り憑かなければならない“理由”があった。なぜなら雅人が並々ならぬ…(貧乏神の災難)ほか、4篇。神様たちの意外な目的が胸を打つ短篇集。

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2017/01/02

たまたま図書館で目に止まって、初めて小路氏の小説を読んだ。 読みやすいすっと頭に入る文体とストーリーは、広告制作に携わった経験を生かしてなのか、読み手を第一に考えているんだなあ~と思った。 どれも、ほろ苦い人間くさい読了感が心地よい。 日本には八百万の神がいて、人間のことを暖かい...

たまたま図書館で目に止まって、初めて小路氏の小説を読んだ。 読みやすいすっと頭に入る文体とストーリーは、広告制作に携わった経験を生かしてなのか、読み手を第一に考えているんだなあ~と思った。 どれも、ほろ苦い人間くさい読了感が心地よい。 日本には八百万の神がいて、人間のことを暖かい眼差しで見守ってくれている。 氏の他の作品も是非読んでみたい。

Posted byブクログ

2016/12/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

か・み・さ・ま・の・い・う・と・お・り-。「幸せな死神」「貧乏神の災難」「ひとりの九十九神」など全6篇を収録した、神様たちの意外な目的が胸を打つ短篇集。月刊文庫『文蔵』掲載に書き下ろし等を加えて単行本化。 Twitterでフォローをしているものの,初めて読みました。 巡り巡ると繋がっていて,優しい気持ちで読み終えられました。

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2016/12/04

八百万の神。 死神、貧乏神、疫病神、道粗神、九十九神、福の神。 みんな優しいのよねぇ… 生きている、生きていくってことは、守られているってことなんだなぁ…

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2016/09/13

死神や貧乏神、疫病神など神様が身の回りにいたら・・・。 何気に手にとって読んだ本でしたがとても良かった。 連作短編ということでストーリはバラバラでも世界観につながりがあり全体を通して心に入ってくる内容です。 最近の小説では高評価。 これは他の作品もぜひ読んでみないと。

Posted byブクログ

2016/08/26

読みやすいわりと既読感あるような短編集。 八百万の神様らが人間のそばにまたは人間のように生活しているはなし。

Posted byブクログ