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偽恋愛小説家 の商品レビュー

3.7

31件のお客様レビュー

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2020/06/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

すきだあ! シンデレラモチーフの一話の被害者のものすごくあっさりとした救いのなさに、のっけから大層ショックを受けた。 が、童話解釈のシニカルさ(むしろ痛快)と、ラブコメ的主人公コンビのキャッチーな可愛らしさのバランスがとても良くて、結局なんだか夢のあるせかい。浸る。 「書いているあいだ」の辺り、夢センセてばああ見えてロマンチストである。可愛い。 「それでじゅうぶん」って物凄くわかる……が、それってややもすれば気持ちわるい?イケメン無罪? 2016年に「ホテル・モーリス」を読んで、合わない作家さんぽいと認識していたのだけれど、勿体なかった……。 こんなに素敵な作品があるならもっと早くに読んでいれば良かった。 今回思い切って手に取ってみて良かったー!

Posted byブクログ

2019/05/24

嫌いじゃない。こういうキャラクター。現実に身近にいたら遠巻きにしちゃうけど。 作中作を読んでみたいな。

Posted byブクログ

2019/04/12

「シンデレラの残り香」 彼女を本物と見極めたのは。 確かに視点を変えて見るだけで、彼女たちの本当の姿というのは美しい姫から程遠い存在に見えてしまうかもしれないな。 「眠り姫の目覚め」 自分の身体の中で調理されたのは。 裏で指揮を上手く取っているように見えて、いつの間にかそれは破...

「シンデレラの残り香」 彼女を本物と見極めたのは。 確かに視点を変えて見るだけで、彼女たちの本当の姿というのは美しい姫から程遠い存在に見えてしまうかもしれないな。 「眠り姫の目覚め」 自分の身体の中で調理されたのは。 裏で指揮を上手く取っているように見えて、いつの間にかそれは破綻し別の指揮者へとタクトが渡っていると気付いた時にはもう相手の思う壺なのだろうな。 「人魚姫の泡沫」 過去にラブレターを書いた人は。 言葉で言うのは自由だが、ここまでの期間文字を見ることも無ければ何か疑問に思う事は全く無かったのも不思議な話だな。 「美女は野獣の名を呼ばない」 本物の彼の正体は。 誰もかもを欺き最初から本当の事を知っていた彼は一体何処から情報を得ていたのかも謎なうえ、ここまで本名を隠していた理由も納得し難いな。

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2018/05/09

『シンデレラ』『眠り姫』などの童話をモチーフにして謎を解く。 えぇ、そんな解釈もあったのか、と思うと元の童話をもう一度ちゃんと読まないとなと思ってしまう。子供の頃に読んだお話はざっとしたストーリーしか覚えていなくて細かい箇所になると「そうだったっけ?」という感じだもの。 同じ作者...

『シンデレラ』『眠り姫』などの童話をモチーフにして謎を解く。 えぇ、そんな解釈もあったのか、と思うと元の童話をもう一度ちゃんと読まないとなと思ってしまう。子供の頃に読んだお話はざっとしたストーリーしか覚えていなくて細かい箇所になると「そうだったっけ?」という感じだもの。 同じ作者のほかの本も読んでみたい。

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2018/03/20

2018.3.20 読了 黒猫の作家さん。 黒猫よりかは 読みやすかった! 新人作家(男・夢センセ)と 新人編集者(女・井上月子)の話。 短編で、それぞれの話に 恋愛とミステリー要素もあるんだけど、 主役の男に 女が片思いパターン それは なくてもいいのになぁ。。。と ち...

2018.3.20 読了 黒猫の作家さん。 黒猫よりかは 読みやすかった! 新人作家(男・夢センセ)と 新人編集者(女・井上月子)の話。 短編で、それぞれの話に 恋愛とミステリー要素もあるんだけど、 主役の男に 女が片思いパターン それは なくてもいいのになぁ。。。と ちょっと思ったり。 まあ でも、面白かったし、 続編もありそう!期待!

Posted byブクログ

2019/04/16

恋愛小説で新人賞を受賞した小説家とその担当編集者の周りで起こる謎解きミステリー。 シンデレラや眠りの森の美女などのお伽話の講釈は、黒猫シリーズのものよりはだいぶ一般人にもわかりやすい。俗世的になってるというか。 ただ一々ひねくれた事言ってくる作家のどこに担当編集者が惹かれたのか...

恋愛小説で新人賞を受賞した小説家とその担当編集者の周りで起こる謎解きミステリー。 シンデレラや眠りの森の美女などのお伽話の講釈は、黒猫シリーズのものよりはだいぶ一般人にもわかりやすい。俗世的になってるというか。 ただ一々ひねくれた事言ってくる作家のどこに担当編集者が惹かれたのかよくわからない。(面倒くさっ!てなるけどな。自分なら。)2人が恋愛感情を持つ過程もよくわからず感情移入できなかった。★2~3。

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2017/02/04

偽恋愛小説家ってそういう意味だったのね、と最後まで読んで納得。全てを通して、恋愛感情の複雑さと怖さを感じました。ジャンルはラブコメミステリーになるのだろうか?続編もあるみたいなので、読んでみたいと思います。

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2016/03/05

恋愛小説家デビューした夢センセと、その新人担当の月子が、有名な童話に結びつけられる事件に関わる短編集。センセと月子の関係が気になるところですが、鮮やかに童話になぞらえて事件を解決するセンセはさすが偽恋愛小説家。続きも出るようなので、楽しみです。

Posted byブクログ

2015/11/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

新人編集者が遭遇する謎に対し、つかみどころのない新人恋愛小説家のお伽噺解釈も面白い。処女作『彼女』を巡る疑惑が軸の連作短編で、こちらも気になってどんどん読める。着地がちょっと子供だましみたいで、もう少し唸りたくはあったけど、終始とても楽しめました。

Posted byブクログ

2015/08/18

おとぎ話大好きなのに悪夢の解釈で純粋なプリンセスへの憧れずたぼろです笑 夢センセは森晶麿さんそのものですね。

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