自己暗示 の商品レビュー

C.H.ブルックス(著者),エミール・クーエ(著者),河野徹(訳者)

2012/04/02

普段私たちが無意識のうちに用いている逆暗示（ネガティヴな思考）をプラス方向に転換するとその効能がいかにすごいか、というようなことが書いてある。ポジティヴな自己暗示をかけることに抵抗があったから読んでみた。読んでいるうちに自己暗示というのは何も特別なものではなく、人類が言葉を身につけた時から存在しているであろうという仮説に納得。ためにはなったが、内容の重複が見られるし、「いかにすごいか」の部分がうざったい。

2009/12/03

「自己暗示」Ｃ・Ｈ・ブルックス、Ｅ・クーエ　法政大学出版局
『水に描かれた館』の参考文献。
吹原は、館の図書室でクーエの本を参考に事件を解決。

2009/10/04

Tous les jours,a tous points de vue ,je vais de mieux en mieux.

2009/10/07

フランスで暗示で潜在意識に働きかけて病気を癒していたクーエさんってのがいたんだけど、ブルックスさんが彼らを取材しての結果まとまった彼の文とクーエの自己暗示と教育についての論文を河野さんが訳したもの。
クーエさんの診療所での様子を述べた後にいかに潜在意識を自分で活用していくか書くんだけど、彼が一番強調しているのは一般暗示。それは「day by day, in every way, i'm getting better and better」これを朝起きてと夜寝る前に唱えるとゆう。もちろん一般的なことでなく何かひとつの特性に重点を置く特殊暗示も紹介しているけれど、それが無意識に志向するものと逆の効果を引き起こす弊害の可能性も述べていてあくまでおまけ、サプリメントとしている。
それとちょくちょく本書に名前が出てくるボードゥアンさん。本書を読む限り彼の自己暗示の方法論は堅苦しさがともなうようだけど、それに比べると本書の方法論はいかに肩の力を抜けるかってことに重点を置いている。暗示は農民と子供に一番効果があったって話もそうゆうことだろう。
自己暗示は強い。歴史上の偉人たちも宗教などの形をとっての自己暗示に大きく支えられ啓発されていたろうと思うし。