子どもと楽しむ俳句教室 の商品レビュー
どこまでが,金子兜太さんの文章なのか分かりませんが,ま,現代俳人の一人であるその金子さんが監修した,「子どもに俳句を指導しようとする人」のための案内本です。 575のリズムや季語を大切にしながらも,子どもらしい表現も大切にしていきたい…という指導観がゆったりとしていてよかった...
どこまでが,金子兜太さんの文章なのか分かりませんが,ま,現代俳人の一人であるその金子さんが監修した,「子どもに俳句を指導しようとする人」のための案内本です。 575のリズムや季語を大切にしながらも,子どもらしい表現も大切にしていきたい…という指導観がゆったりとしていてよかったです。 季語に関しても,少しずつ知っていく方法や,楽しんで学ぶ方法のヒントになるものもたくさんありました。 学級で,少し本格的に俳句を取りあげて見たい方には,とても参考になるでしょう。 私も,本書を参考にして,子どもたちに少し紹介したいと思います。
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本書の魅力はなんといっても小学生の句を鑑賞できることです。俳句の世界へと導く副読本としてもすぐれています。ではいくつかを。 ふゆの月おとぎばなしとおなじいろ(7歳) 谷川の風を分け合う鯉のぼり(12歳) ナシ噛んで足の先まで甘くなる(小6) ひとりでに揺れるブランコ孤独か...
本書の魅力はなんといっても小学生の句を鑑賞できることです。俳句の世界へと導く副読本としてもすぐれています。ではいくつかを。 ふゆの月おとぎばなしとおなじいろ(7歳) 谷川の風を分け合う鯉のぼり(12歳) ナシ噛んで足の先まで甘くなる(小6) ひとりでに揺れるブランコ孤独かな(11歳) ひみつごと月のようにポンとでる(12歳) たんさん水プチプチなにか話してる(小2) 新幹線秋を真横に走ってる(12歳) アブラゼミ肩に止まられ石像に(12歳)
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