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野生の猛禽を診る 獣医師・齊藤慶輔の365日 の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2024/11/13

ものすごいことをされている方の活動記録というか、お仕事の本です。とにかく、北海道の道東などに生息している大型鳥類の怪我を治療したり、怪我から復帰できたら自然に帰せるように、今までできていたことを再度できるようにトレーニングしたり…すごく大変で、でも大切なお仕事をしている方の活動記...

ものすごいことをされている方の活動記録というか、お仕事の本です。とにかく、北海道の道東などに生息している大型鳥類の怪我を治療したり、怪我から復帰できたら自然に帰せるように、今までできていたことを再度できるようにトレーニングしたり…すごく大変で、でも大切なお仕事をしている方の活動記録です。鉛中毒のことから、鉛の銃弾を北海道では禁止にしたり、さまざまなことを北海道などと一緒にされています。募金とかしたいくらいです。

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2022/06/20

『猛禽類』という種が自然界においてどういう位置にあるかから、かれらが見舞われる、人間が遠因近因かかわらず原因となっているさまざまの事案(鉛中毒、バードストライク、感電、餌付け(!)やフラッシュetc)までーー症例、といっていいのだろうかーー運び込まれる個体個体に向き合いながら書か...

『猛禽類』という種が自然界においてどういう位置にあるかから、かれらが見舞われる、人間が遠因近因かかわらず原因となっているさまざまの事案(鉛中毒、バードストライク、感電、餌付け(!)やフラッシュetc)までーー症例、といっていいのだろうかーー運び込まれる個体個体に向き合いながら書かれた、重要なメッセージ・ブックに思える。 本書では、私は専門的知識のほんとうに重要であることをのっけから認識させられ、また、何度も再確認させられたとともに、自分の無知を恥じることとなった。風力発電が、猛禽類の、上昇気流を利用する習性に不幸にも合致して事故のもとになっているとは。まったく知らなかった。忸怩たる思いだ。 自然に対し動植物に対し現在進行形で『やらかしてしまった』人間、私たちになにが求められているのか。著者・斉藤先生は先んじてそれをつねに考えられながら、こちらの無知にも一石を投じてくださっている。尊敬とともに、自分にできることを探していきたい。

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2018/03/04

齋藤先生の真摯さがひしひし伝わってきました。治療だけではなく、野生動物が傷つく原因となっていることならば、様々な業種の方と交渉している姿などが特に印象に残っています。

Posted byブクログ

2017/07/04

日本での大型猛禽保護の状況や北海道以北の状態の一端を知ることができてとても有意義だった。やはり欧米とは自然へのアプローチの仕方や考え方がとても違うと実感、良い悪いや善悪ではなくて”違う”、私はこの日本的な関わり方が好ましいとは思うが日本国内の一般生活がドラマティクに変化している以...

日本での大型猛禽保護の状況や北海道以北の状態の一端を知ることができてとても有意義だった。やはり欧米とは自然へのアプローチの仕方や考え方がとても違うと実感、良い悪いや善悪ではなくて”違う”、私はこの日本的な関わり方が好ましいとは思うが日本国内の一般生活がドラマティクに変化している以上、ある程度欧米的、国際基準的な環境保護や自然保護の観念、意識をもっと啓蒙するとよかろうと思う。本書は写真も多くわかりやすい表現が選ばれているうえに、所謂”権威”の肩書きがあるので耳を傾けてもらえやすい(残念な表現ではあるが、仕方がない)、専門外の人や一般の環境や猛禽に興味がない人へのアピール度も高いと思われる。これは老若男女多くの人におすすめしたい。

Posted byブクログ

2014/07/21

著者は北海道の猛禽類を守るために活動する獣医師。 どのような活動をしているのかが詳しく分かる。 人間活動が野生動物に、思わぬ形で影響を与えていることや、野生動物診療がペットとは異なることがよく分かった。 斎藤先生、応援します!

Posted byブクログ