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ぼくらの七日間戦争 改版 の商品レビュー

3.6

34件のお客様レビュー

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2025/02/10

私がまだ中学生だったころに読み、衝撃を受けた作品です。 続きが気になるあまり、授業中先生の目を盗んで読んだり、給食時間やお昼休み、登下校中など5分でもじかんがあれば読んでいました。 中学一年生らが自分たちの将来の危機を感じ、大人たちに対して反旗を翻す物語。 当時反抗期も特になく、...

私がまだ中学生だったころに読み、衝撃を受けた作品です。 続きが気になるあまり、授業中先生の目を盗んで読んだり、給食時間やお昼休み、登下校中など5分でもじかんがあれば読んでいました。 中学一年生らが自分たちの将来の危機を感じ、大人たちに対して反旗を翻す物語。 当時反抗期も特になく、大人に反抗するという発想すら無かった私にとってその主人公たちの行動力と勇気、発想は電撃が走るこどの衝撃でした。 「そんなことしてもいいの!?」「こんな本を出版してもいいの!?」と私はとても興奮し、続きが気になって仕方ありませんでした。 そして、大学生になった今、この本は私に大きな影響を与えた一冊となっています。 子供たちが「小さな大人」として歩まされないでほしい。 子供たちが親の夢破れた過去や世間体による見栄ではなく、自分たちの将来の夢や興味、希望のために学んでほしい。 まだ、社会に出たことのない子供たちがどうか偏差値や収入を心配した将来設計に縛られないでほしい。 私は、今大学で自分の興味のあることのみを学べる身になり、この本の意義を考え続けています。 何でも言う事を聞く子がいい子ではありません。 何度も読み直したい一冊。私は中学生のころにこの本に出出会ってよかったと心から思います。 日本のすべての中学生に読んでほしいです。

Posted byブクログ

2024/07/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

追悼、宗田理さん 題名は知っていたけれど、内容を知らなくて、 ニュースを見て名作であると言われていたので、 すぐに買いに行った。 子供達が生き生きとえがかれている。 色々な規則、しつけ、勉強などから解放される空間解放区なるものを作り、自由を主張する。 自分たちで考え困難に立ち向かう。 電気も通ってないところで、テレビなんかないところで過ごす方法としては、人と話をすることや体を使ったゲーム。昔はそうだったんだろう。 そういう時間を過ごして皆んな団結していく。 そして、七日間、一人も離脱しなかった。 7日後、性格がまるで変わった子もいる。 そんな子供達の様子が生き生きと描かれている。 大人達は、どの様に子供と接したらよいのかも考えなくてはならないと思う。

Posted byブクログ

2024/06/20

1985年の発売当初からいつかは読もうと、40年近く経ってしまいました。 当時、若者世代だった我々を「新人類」という言葉でひとくくりしていたバブル時代の作品です。 映画化もされて単なる娯楽作品かと思っていましたが、読んでみれば学生運動真っ只中を経験した作者がその時代の若者に警笛を...

1985年の発売当初からいつかは読もうと、40年近く経ってしまいました。 当時、若者世代だった我々を「新人類」という言葉でひとくくりしていたバブル時代の作品です。 映画化もされて単なる娯楽作品かと思っていましたが、読んでみれば学生運動真っ只中を経験した作者がその時代の若者に警笛を鳴らしている様にも感じられます。 当時無かった、スマホがあり、〇〇ハラスメントというワードが当たり前の様に浸透している今の時代に読むと昭和丸出しで懐かしさ以外は違和感を感じずにはいられません。 これだけメジャーだった小説も、時代の変化にはついてはいけない儚さを感じてしまいました。

Posted byブクログ

2024/05/26

作者が亡くなったとの報を受け手に取った。これまで全く知らない本だったが相当人気作だった模様。 中学生と大人たちの立場というか、心情がうまく書かれた青春小説の王道でした。映像化向きだろうなと思ったらもうとっくにされているようでした。

Posted byブクログ

2024/04/30

中学生の頃、映画化された時に読了。 思い出の一冊。 昭和60年4月10日初版発行 平成2年6月20日 38版発行

Posted byブクログ

2024/03/28

ほんとに何度も読み返ししたりしたけど何度読んでも飽きないってのがやっぱ宗田理尊敬するなって思った!!

Posted byブクログ

2023/04/12

中学生で行動力と信念、そして知能が高すぎる... ずっと続いて欲しかったのにもう終わってしまった...泣 中学校の司書の先生が密かに伝えたかったことが分かりました。

Posted byブクログ

2022/10/08

昔読んだ作品が本屋に並んでいて久しぶりに手に取りました。 小学生の時に読んだワクワク感がまた蘇ってきてどんどん読み進めました。 こんなにもすごい中学生は現代にはいなんだろうなぁ

Posted byブクログ

2022/04/05

直近での印象があったので読んでみましたが、1985年作ということで、ずいぶん古いんですね。映画化が2回され、1回目は宮沢りえのデビュー作、アニメ・舞台化もされ、今年も舞台であったので、その印象かもしれません。 大学紛争も経験しているので懐かしい感じ。中高生に人気だそうだが、実際に...

直近での印象があったので読んでみましたが、1985年作ということで、ずいぶん古いんですね。映画化が2回され、1回目は宮沢りえのデビュー作、アニメ・舞台化もされ、今年も舞台であったので、その印象かもしれません。 大学紛争も経験しているので懐かしい感じ。中高生に人気だそうだが、実際に行われるようでは大変な事態になるし、憧れ程度かも知れない。談合、選挙の票の取りまとめなども今の時代にもまだ行われているのが情けないような。 迷路や撤退などの大人への対応や、並行して行われる誘拐事件の解決法は、子供らしいというか、ほほえましい。作者は子供の心に詳しいと感心してしまう。

Posted byブクログ

2021/08/26

小学生の頃に読んだ以来、再度読み直した。生徒たちの親からの支配や自分の地位の為しか考えない大人だったり理不尽な理由で体罰や罰則を課す大人に対して窮屈な思いを抱えていた。それが解放区を作って立て籠り反抗の意志を示す部分に表れていた

Posted byブクログ