松尾潔のメロウな日々 Rhythm&Business の商品レビュー
先に『メロウな季節』を読んでいた。出版はこちらが先。"FOREWORD"は山下達郎。『季節』と違い、こちらは読みやすい。 山下の文章は、シンガーというより、研究家っぽい。 さて本文の内容だが、R&Bに興味のある人にはたまらない。情報の羅列ではなく、...
先に『メロウな季節』を読んでいた。出版はこちらが先。"FOREWORD"は山下達郎。『季節』と違い、こちらは読みやすい。 山下の文章は、シンガーというより、研究家っぽい。 さて本文の内容だが、R&Bに興味のある人にはたまらない。情報の羅列ではなく、著者の想い、情念が綴られているからだ。 KUBOTAもEXILEもいいんだけど、黒人と比べると聴き劣りする。私感だが、KUBOTAも英語で歌うとワンテンポ遅れが出て、グルーブが死ぬ。 日本人を応援したい気はあるが、どうせ同じリスニング時間を消費するなら、あえて日本人を聴くメリットを感じない。正直、そう思ってしまう。 かといって、本場のR&Bに詳しいわけでもなく。むしろ無知である。そんな情報ギャップを埋める、初心者の入り口として。
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ライター上がりのクリエイターは大成しないというジンクス・定説を覆し、平井堅やエグザイル、JUJUといった売れっ子一流アーティストをヒットに導いた敏腕プロデューサーによる愛の詰まった一冊。 コラムもライナーノーツもとにかくR&Bやアーティストに対する愛に満ち溢れている。自...
ライター上がりのクリエイターは大成しないというジンクス・定説を覆し、平井堅やエグザイル、JUJUといった売れっ子一流アーティストをヒットに導いた敏腕プロデューサーによる愛の詰まった一冊。 コラムもライナーノーツもとにかくR&Bやアーティストに対する愛に満ち溢れている。自分はまだまだこのジャンルに通じていないので、これを助けに気になった音楽をどんどん聴いていきたい。
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90年代R&Bにたいする溢れる音楽的な興味は置いておくとして、若いときから最前線の現場に関わり続けてきたこと。これこそ松尾さんのいまのポジションを築いたものだと思った。
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今や作詞家・プロデューサーとして高名な松尾さんだが、bmr のライターさんとして見ていた時期が長いので、どうしてもそういう目で見てしまう。しかし、意外なことに音楽だけの本の執筆は今回がはじめてとのこと。 前半は連載時に読んでいたものがほとんどだったけれども、まとめて読むと、...
今や作詞家・プロデューサーとして高名な松尾さんだが、bmr のライターさんとして見ていた時期が長いので、どうしてもそういう目で見てしまう。しかし、意外なことに音楽だけの本の執筆は今回がはじめてとのこと。 前半は連載時に読んでいたものがほとんどだったけれども、まとめて読むと、この人の人並み外れた行動力には驚嘆せざるを得ない。何事かをなしとげるためにはことを起こさなければならないのだけれど、松尾さんは何かを達成する資質を過剰なほどに持ち合わせていたんだなあと、今さらながら恐れ入りました。 同世代感バリバリの話たち(特に後半のライナーノーツ)を読んでいると、ちょっとタイムスリップしたような気分にもなれる、本当にメロウな一冊でした。
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