お金で世界が見えてくる! の商品レビュー
ニュース解説でお馴染みの池上彰氏のお金からみる国際情勢について書いた一冊。 ニュースを見てて取り上げられる国際問題とお金との関係が本書を読んで理解できました。 紙幣からそれぞれの国の状況というのが鮮明に映し出されることを感じました。 現存してる人物を肖像画として紙幣には使わない...
ニュース解説でお馴染みの池上彰氏のお金からみる国際情勢について書いた一冊。 ニュースを見てて取り上げられる国際問題とお金との関係が本書を読んで理解できました。 紙幣からそれぞれの国の状況というのが鮮明に映し出されることを感じました。 現存してる人物を肖像画として紙幣には使わないことやドル紙幣の流通してる現状など知らないことも多く、イスラム教のシーア派とスンニ派の構造の仕組みやシリアの難民キャンプから経済が発展していく姿は凄く考えさせられるものがありました。 また日本のODAでの国際貢献は知らなくて、非常に勉強になりました。 お金という紙に載っている肖像画や記号からその国の情勢が如実に反映しているということを感じました。 本書を読んでお金から国際情勢についての知識が深まり、ニュースを見る時の新しい視点が出来ました。
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お金出世界が見えてくるというより、いつものニュース解説みたいな感じだった。一度聞いた話もあった。ヨルダンの難民キャンプで自然発生的に銀行ができたという話でやはり、社会に銀行は欠かせないものなのかと思った。 安倍さんは、紙幣に自分の顔を印刷したりはしないけれど、自分の名前を冠した...
お金出世界が見えてくるというより、いつものニュース解説みたいな感じだった。一度聞いた話もあった。ヨルダンの難民キャンプで自然発生的に銀行ができたという話でやはり、社会に銀行は欠かせないものなのかと思った。 安倍さんは、紙幣に自分の顔を印刷したりはしないけれど、自分の名前を冠した安倍ノミクスを連呼している。
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貨幣はその本質である「信用」そのものとして存在するようになったのです 北朝鮮はソ連が作った国家。国家のトップも、ソ連が選んだのです 北朝鮮を、これほどまでに貧しい国にしてしまった原因は、独裁政治でした イランには大統領より上に最高指導者が存在します。…大統領は国民が選挙で選べても、最高指導者を国民が選ぶことはできません ムハンマドはアラビア半島の出身者でした。つまりアラブ人です。…ペルシャ人は誇り高く、自分たちはアーリア人の子孫であるというプライドがあります。…アラブ系に対する生理的な嫌悪感もまた持っている ユーゴスラビア社会主義連邦共和国は「1から7の共和国」と呼ばれました。「1つの国家、2つの文字、3つの宗教、4つの言語、5つの民族、6つの共和国、7つの国境」というわけです
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本のタイトルはお金で世界が見えてくるであるが、 主に世界の政治情勢を解説しています。池上彰さんらしい分かりやすい平易な言葉で解説されています。教養を高めるために読むといいかもしれません。
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本書のタイトルから、お金を通じて世の中の仕組みを切っていく本を期待したが、実際は国ごとの通過を通じてその歴史やお金に関する出来事を表層的にまとめていた本であった。教養所としては非常にいいのだろうが、なにかインサイトが得られる本ではない。
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スコットランド独立論が高まってきた。首都エジンバラと工業都市グラスゴーの二つの大都市を持つ、かつての独立国だ。 今年の3月にスコットランドを訪れたときに驚いたのは、イギリスで使用できる通貨ポンドがイングランドとスコットランドで別の紙幣だったことだ。 そして、スコットランドのポンドにも数種類あることに気が付いた。 スコットランド銀行、ロイヤルバンク・オブ・スコットランド、クライズデール銀行、この3種類の紙幣がスコットランドでは流通している(もちろん、イングランドのエリザベス女王のポンドも使える)。 すでに、通貨はスコットランドが発行する権利を持っている。このことからも、スコットランド独立論が極論ではないことに、イングランドが焦り始めているという状況である。 さて、お金で世界が見えてくる!と銘打った本書では世界の紙幣から世界の内情を探るというものである。 独裁者の顔が塗りつぶされたリビアの紙幣、ハイパーインフレを起こした100億ジンバブエドル、同じ国に二つの紙幣が流通するボスニア・ヘルツェゴビナは内戦による傷跡が今でも紙幣に残る。 紙幣はその国の内情を知るのに有効だ。 海外に行ったとき、紙幣を円に換えるのはなんかもったいないよね。 この間いったチェコ、ハンガリー、スウェーデン、デンマークはEUであるが独自通貨を持っていた。 いつか、ユーロになってしまうとしても今の通貨をとっておきたい。それがその国を表すからだ。
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ものすごく斬新な切り口! 書籍タイトルからすると、グローバルマネーの話かと思いきや、そうではありません。 国の顔である通貨が入り口で、入ってみると世界情勢に関する記述が柱。しかも足で集めた池上さんらしい視点が満載です。 タイトルでこれまでの池上ファンと別の層に訴えかけ、論旨は池上さんの得意分野という展開が、出版社が上手に企画したなぁー、なんて思ってしまいます。 取り上げている世界の各地域の問題について、歴史的背景や宗教上の問題など、私たち日本人にはイマイチピンとこない部分について池上さんらしくわかりやすく解説しています。世界のニュースをとっつきにくいと感じている方々が読んで頂くのに適していると思います。 1つひとつは難しいことが書かれているわけではありません。日常的に国際情勢のニュースを見聞きしている方にとっては、ごく当たり前の、よく知っている事柄が書かれているだけと感じられるかもしれません。 けれども、その端々には、池上さんらしい、現地で仕入れたネタが満載で、国際情勢に詳しい方でも「通貨」という側面からも新たな視点で見ていただけるのではないでしょうか。
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お盆休みは池上彰の本を他にも読んでいて、それらと内容がある少し被る。でも何回かインプットしないと覚えられないから丁度いいか。 何となくの理解でやり過ごしてしまってる普段のニュース。改めて理解する為に定期的に池上さんの本を読みたい。
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独裁者や、権力者は富に固執する。その象徴が、紙幣への自らの肖像画と言うことだろうか。イラクのフセインに始まり、リビアのカダフィ大佐など、自らを滅ぼすものもいる。一方で、南アフリカのマンデラ氏の様に、万人から受け入れられる人もいる。少なくとも、紙幣の顔を塗りつぶされない、功績をあげ...
独裁者や、権力者は富に固執する。その象徴が、紙幣への自らの肖像画と言うことだろうか。イラクのフセインに始まり、リビアのカダフィ大佐など、自らを滅ぼすものもいる。一方で、南アフリカのマンデラ氏の様に、万人から受け入れられる人もいる。少なくとも、紙幣の顔を塗りつぶされない、功績をあげて頂きたい。 日本の紙幣は、本当に優秀なんですね。
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