文様別 小皿・手塩皿図鑑 の商品レビュー
手のひらにのるほど小さくて浅い皿は、手塩皿(てしおざら)と呼ばれます。かつて日本人は、食膳の不浄を払うために、この小さな皿に塩を盛っていました。 この本には、有田磁器収集家である柴田夫妻のコレクションから選りすぐった、900点以上の手塩皿が紹介されています。江戸時代300年...
手のひらにのるほど小さくて浅い皿は、手塩皿(てしおざら)と呼ばれます。かつて日本人は、食膳の不浄を払うために、この小さな皿に塩を盛っていました。 この本には、有田磁器収集家である柴田夫妻のコレクションから選りすぐった、900点以上の手塩皿が紹介されています。江戸時代300年の間に、文様の表現がどのように変化していったのか、よく分かります。 手塩皿は、形状や絵付け、装飾に様々な工夫を凝らしており、貴族や大名に愛されました。現代においてもアートとして人気が高く、コレクターが多いことで知られています。 古の時代から現代に至るまで、日本人は、この小さな皿の中に美しいデザインを施してきました。新しい商品も作られており、店頭には、お求めやすい価格の手塩皿を何種類も見つけることができます。
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門前の小僧ですが、陶磁器が大好きです。 汝窯や定窯白磁の蕩けるような肌も、唐三彩の鮮やかな色彩もいいのですが、陶磁器をカンバスに見立てた柄物に強く惹かれます。 染付け、印判。時間を忘れて見入ってしまいます。 こちらは、そんな私にどストライクな日本の柄物陶磁器の図鑑です。 見込みに...
門前の小僧ですが、陶磁器が大好きです。 汝窯や定窯白磁の蕩けるような肌も、唐三彩の鮮やかな色彩もいいのですが、陶磁器をカンバスに見立てた柄物に強く惹かれます。 染付け、印判。時間を忘れて見入ってしまいます。 こちらは、そんな私にどストライクな日本の柄物陶磁器の図鑑です。 見込みに柄を入れるだけでなく、柄に合わせて形を捻ったりする遊び心がたまりません。 こういうの、もっと評価されてもいいと思います。 そんな小皿を集めたこの図鑑。見応えありです。 できれば、各柄の詳細もあると良かったのですが、このサイズでそれは贅沢というものでしょう。 この本に収録されているコレクションを見に、いつか佐賀県立九州陶磁文化館に行こうと思います。 うっとり。
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