ペンギン鉄道なくしもの係 の商品レビュー
大和北旅客鉄道波浜線の遺失物保管所、通称なくしもの係には赤髪の職員とペンギンがいる。なくしものを探しに来る人々の物語を4話収録。 飼い猫を亡くした女性が落とし物をする『猫と運命』、男子高校生がオンラインゲーム仲間のために限定アイテムを手に入れようとする『ファンファーレが聞こえる』...
大和北旅客鉄道波浜線の遺失物保管所、通称なくしもの係には赤髪の職員とペンギンがいる。なくしものを探しに来る人々の物語を4話収録。 飼い猫を亡くした女性が落とし物をする『猫と運命』、男子高校生がオンラインゲーム仲間のために限定アイテムを手に入れようとする『ファンファーレが聞こえる』、マタニティマークを拾った主婦の物語『健やかなるときも、嘘をつくときも』、頑固な男性がペンギンを追いかける『スウィートメモリーズ』。 再読。ペンギンが乗り降りする電車、素敵すぎる。基本的に遺失物保管所にやって来る人々なので物をなくしているのだけれど、目に見えないものも同時になくしている。どの人もなくしものを見つけて前を向けるラストがよかった。
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ペンギンが喋り出したりするファンタジーなジャンルか!?と勝手に想像しながら読み進め、最後までペンギンはペンギンだった。 それぞれのなくしものが、次への一歩を踏み出す背中を押してくれるきっかけになっていて、日常の中にいろんなヒントやチャンスが隠れていたり顔を覗かせていたりするんだろ...
ペンギンが喋り出したりするファンタジーなジャンルか!?と勝手に想像しながら読み進め、最後までペンギンはペンギンだった。 それぞれのなくしものが、次への一歩を踏み出す背中を押してくれるきっかけになっていて、日常の中にいろんなヒントやチャンスが隠れていたり顔を覗かせていたりするんだろうなぁと余韻に浸りながら、自身の日常を思い起こしたりもする。 続編もあるようだが、最終章の続きが読めたりするのかな!? あったかい気持ちに包まれた読後感を味わえる。
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赤い髪でふにゃ〜っと笑うなくしもの係の優しい守保さんとペンギンの組み合わせがとてもかわいくほっこりするお話。 4章からなる短編小説ですが、3章までの伏線が回収されとてもスッキリしました。
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ペンギンが電車に乗っていたり駅で働いていたりととっても素敵な好きな世界観なハズなんですが何故かあまり読み進められず途中で断念してしまいました。 でもまたいつか改めて読んでみたいと思います!
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ペンギンのいるペンギン鉄道、イカつい門賀さん、無くし物係の守保さん。キャラの濃い、でも優しい人達でした。
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ペンギンと守保さんの組み合わせがなんとも言えない安心感(?)ゆるっとさ(?)がめっちゃお気に入りな1冊。 オレンジ色のペンギンがいる3両編成の電車。 いいなぁ~ペンギンに会いたい乗ってみたい。 そしてふにゃ~とした笑顔で守保さんに会いたい。 「生きてください。人は生まれたら、生...
ペンギンと守保さんの組み合わせがなんとも言えない安心感(?)ゆるっとさ(?)がめっちゃお気に入りな1冊。 オレンジ色のペンギンがいる3両編成の電車。 いいなぁ~ペンギンに会いたい乗ってみたい。 そしてふにゃ~とした笑顔で守保さんに会いたい。 「生きてください。人は生まれたら、生きる義務があるんです。勝手に死んじゃダメです。あきらめちゃダメです。」 この言葉も結構確信ついてると思う。
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大号泣した ほのぼのしてて、それぞれのお話の主人公と、駅員さんのキャラクターが大好き! 久しぶりに大好きな本に出会えて良かった〜
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どうせまた私を号泣させに来るんでしょ!と完全に身構えて望んだ。 一話で猫を扱ってる時点で感動ものではなさそうなのにもう眼がぷるぷるしてくる。 二話、三話と日常が続いて、最終話に「分かってるよ。今までのをクロスオーバーさせて想起させながら泣かしに掛かってくるんでしょ?」と思いな...
どうせまた私を号泣させに来るんでしょ!と完全に身構えて望んだ。 一話で猫を扱ってる時点で感動ものではなさそうなのにもう眼がぷるぷるしてくる。 二話、三話と日常が続いて、最終話に「分かってるよ。今までのをクロスオーバーさせて想起させながら泣かしに掛かってくるんでしょ?」と思いながら読んだのに敢え無く号泣。 名取氏好きだわぁ…
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なぜ駅にペンギンが?! 遺失物保管所、通称「なくしもの係」で働く駅員の青年とペンギンのもとを訪ねる人たちの短編集。 もうね、みんな優しいのだけど、駅にペンギンがいる理由が明らかになった瞬間、あぁ、そうだったのねと、こころが温かくなった。
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油盥線の終着駅「海狭間駅」で織り成す、それぞれの「紛失物」を巡ってのドラマが、緩く繋がる短編連作。ペンギンと過ごす駅員の守保がとても温厚で、訪れる人の心を動かし癒しを与えるこの物語のキーマン。読んでる方も穏やかな気持ちになってきます。忘れてしまっていた大切な気持ちや感情を、ペンギ...
油盥線の終着駅「海狭間駅」で織り成す、それぞれの「紛失物」を巡ってのドラマが、緩く繋がる短編連作。ペンギンと過ごす駅員の守保がとても温厚で、訪れる人の心を動かし癒しを与えるこの物語のキーマン。読んでる方も穏やかな気持ちになってきます。忘れてしまっていた大切な気持ちや感情を、ペンギンと守保と共に見つけ出し前向きに生きて行こうと人生を蘇生してくれる、心温まるお話し。何故ペンギンが出てくるのかも最後まで読むと分かります。こんな素敵な駅があったらいいのにと、愛くるしいペンギンに思いを馳せてしまいます。
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