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烏に単は似合わない の商品レビュー

3.8

483件のお客様レビュー

  1. 5つ

    101

  2. 4つ

    176

  3. 3つ

    127

  4. 2つ

    18

  5. 1つ

    5

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2024/08/28

遂に、遂に今まで読んできた様々な平安ものの本達の知識が次の本を繋げてくれた……! 何度も読もうと思っては挫折していた八咫烏シリーズ、遂に一作目読了!!!やった!!! やっぱ知識が増えると読める作品が増える!楽しい!!! いやこの話本当に独特だと思う。 松本清張賞を受賞している...

遂に、遂に今まで読んできた様々な平安ものの本達の知識が次の本を繋げてくれた……! 何度も読もうと思っては挫折していた八咫烏シリーズ、遂に一作目読了!!!やった!!! やっぱ知識が増えると読める作品が増える!楽しい!!! いやこの話本当に独特だと思う。 松本清張賞を受賞しているらしいけどこんなにファンタジー感溢れる作品が受賞とかあるんだってちょっと驚いた、松本清張賞には全く詳しくないですが。 話のベース的な部分は平安時代……とかに多分なるんだろうけど、この世界に住んでいる人間は人間の姿と烏の姿になれる特殊な存在。頂点にいる宗家。そして四つの家の貴族達。この四つの家が実質この世界の政治やらなんやらを握ったり握られたりの戦いを繰り広げている。政治の権力を握る最大の方法は宗家に自分の家の娘を入内させること。若宮の妻候補として四つの家からやって来た姫達の運命は……? まぁあらすじだけ見れば「あー平安の頃あるあるの宮中ドロドロ権力闘争かー」と思っちゃうんだけど、後半からどうも様子が違ってきて「え?ん?あれ?思てたんと違う?」となっていき、読み終わったあと「お、思てたんと違うー!!!」って叫んでしまったよ。 いや私はてっきり世間知らずの姫様が美しさやら才能やらで嫉妬されて周りからのいじめや嫌がらせ受けつつも健気に耐えながら少しずつ逞しくなっていきやがて寵愛を受ける的な!最近よくある的な!話かと思っていたんだけど!まさかそうなるとか思わないじゃん!驚いたよ本当に! というかこの世界の人達癖強すぎないみんな?何か強いよね??? 私は白珠と真赭の薄推しでした、白珠ちゃん本当に途中は「大丈夫なの?無理しない方がいいよ?やめといたら?」とかハラハラしながら読んでたんだけど本当に、本当に良かった……。 何気に私の推してたこの二人は結果的に見れば幸せになったんじゃないかと思うんだけどこれは贔屓目なの? しかしこのシリーズまだまだ先は長いらしく。 色々と明かされていない真相だったりまだ見ぬ敵だったりが現れたりするんだろうか? そもそもの私の中の謎である「いや何で烏になるん?」という謎も解明されたりするんだろうか?それはもう設定だから受け入れてねってやつなんだろうか?

Posted byブクログ

2024/08/23

すごい話だった! アニメで見て面白いから原作もと思い読んでみたら、すごい面白かった。 最後は唸った。 墨子と澄尾といるし、髪の毛の色で騙されたーって思った。結末は知ってたけど、ほえええええ!!! となった。 ホラー!! ってくらい怖い女!!! ってなって、これを二十歳の時に書い...

すごい話だった! アニメで見て面白いから原作もと思い読んでみたら、すごい面白かった。 最後は唸った。 墨子と澄尾といるし、髪の毛の色で騙されたーって思った。結末は知ってたけど、ほえええええ!!! となった。 ホラー!! ってくらい怖い女!!! ってなって、これを二十歳の時に書いたのすごすぎると思った。 続きも少しずつ読んでくの楽しみ!

Posted byブクログ

2024/08/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この1巻目は文句なくおもしろいですが、シリーズ後半に向けて目を背けたくなるような読むのが辛くなる展開がきつすぎて、1シリーズ目読了くらいでギブアップしました。筆力が高く素晴らしい才能で登場人物たちも魅力的なだけに、容赦なく彼らが欠けていく展開にかなりメンタルを削られました。好みの問題かと思います。ストーリー展開や世界観の緻密さは素晴らしく、鬱展開も受け入れられればとても楽しめるのかもしれません。

Posted byブクログ

2024/08/06

積読していて、アニメ視聴をきっかけに読んでみる 展開が分かっているので、この時のことばや行動は!と理解が深まって、これはこれでありだなと楽しめた あせびがもう、本当に、無垢に見せかけて怖過ぎるんだよな…

Posted byブクログ

2024/08/06

人間の代わりに「八咫烏」の一族が支配する世界「山内」では、世継ぎである若宮の后選びが今まさに始まろうとしていた。朝廷での権力争いに激しくしのぎを削る四家の大貴族から差し遣わされた四人の姫君。春夏秋冬を司るかのようにそれぞれの魅力を誇る四人は、世継ぎの座を巡る陰謀から若君への恋心ま...

人間の代わりに「八咫烏」の一族が支配する世界「山内」では、世継ぎである若宮の后選びが今まさに始まろうとしていた。朝廷での権力争いに激しくしのぎを削る四家の大貴族から差し遣わされた四人の姫君。春夏秋冬を司るかのようにそれぞれの魅力を誇る四人は、世継ぎの座を巡る陰謀から若君への恋心まで様々な思惑を胸に后の座を競い合うが、肝心の若宮が一向に現れないまま、次々と事件が起こる。侍女の失踪、謎の手紙、後宮への侵入者……。峻嶮な岩山に贅を尽くして建てられた館、馬ならぬ大烏に曳かれて車は空を飛び、四季折々の花鳥風月よりなお美しい衣裳をまとう。そんな美しく華やかな宮廷生活の水面下で若宮の来訪を妨害し、后選びの行方を不穏なものにしようと企んでいるのは果たして四人の姫君のうち誰なのか? 若宮に選ばれるのはいったい誰なのか? あふれだすイマジネーションと表現力、そして予想を覆す意外な結末。 最後まで息をつかせない極上のエンタテイメント! アニメの方を友人に勧められて、ものすごい衝撃を受けた。そして、原作があると知って原作のほうも気になってしまった。そして、原作は原作の良さがあったし、衝撃がすごかった。なんだこの物語は。 アニメはアニメの良さがあったけど、原作のほうはアニメでは描ききれなかったところをどかーんとやってくれた。ますほのすすきがアニメ以上に、嫌な女だった期間が長かったけど、あせびとのことがあって、最後はすごくいい女になっていた。自分で自分の人生を選ぶ。最高だ。 そして、白珠の過去がアニメより切なくて泣くかと思った。家のために若宮の妻になる。本当は好きな人がいて、好きな人も自分のことを好きなことは分かってるけど、どうしようもない事情。そして、女房の茶の花が本当にアニメ以上にクソだった。 お后選びの素敵なお話の皮を被ったミステリー。お姫様たちが着ている着物やお姫様たちの居所の風景とかすごく豪華で綺麗なかんじなのに、そこにあせびというお姫様がいることで、こんなことになってしまうとは…読み終わったあとのあせびの父親が登殿するあせびに言った「お前は、にこにこ笑って座っていればいいよ。変に若宮に気に入られようとか考えなくていい。どうせ他家が黙っていないからね」って言葉は、あせびの正体というか性格を知っていての言葉なの??!とか思ってしまった。 本当にこれってすごい話だ。可愛いお姫様たちの素敵な后への道かと思っていたら、とんでもないミステリーが飛び込んでくる。若宮が裏で何をやっていたのか、なぜ一度も姫たちのところへ行かなかったのかそこも詳しく見ていみたいので、次巻も読むつもりでいる。そして、きっと全巻制覇してしまいそうで怖い。いや、面白いからいいんだけどね。 2024.8.6 読了

Posted byブクログ

2024/08/03

これを二十歳で書いたと言うのだから恐ろしい。ファンタジーと所謂普通の小説の間のような感覚。宮廷を舞台にしたお話で、まさに大奥のような女の園。うっとりするような生活ぶりと、4家の子女のそれぞれ思惑のある個性的な書かれ方がしっかりと世界観が出来ていて飽きさせない。さらにはどす黒いもの...

これを二十歳で書いたと言うのだから恐ろしい。ファンタジーと所謂普通の小説の間のような感覚。宮廷を舞台にしたお話で、まさに大奥のような女の園。うっとりするような生活ぶりと、4家の子女のそれぞれ思惑のある個性的な書かれ方がしっかりと世界観が出来ていて飽きさせない。さらにはどす黒いものが渦巻いて死者が出たりも全然するんですわ。若宮をめぐる女のドロドロだけとも違うし、そもそも若宮最後の最後しか出てこないし笑。 今年春からNHKの土曜夜中にアニメ化配信されていて、過去アニメになったものは結構面白いものが多い印象だったので訳もわからず見始めた。その後バスの中でこの本を読んでる人を盗み見して(笑)なんと原作があったのかと読み始めたが、これ正解。既に沢山シリーズ化されている、勿論全部読む予定。アニメの方は本にかなり忠実な内容。最初絵が好みではなかったが、今じゃ見ないと気が済まない。

Posted byブクログ

2024/08/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

友人に借りて  アニメは本作と二作目と並行した作りだが 本作は女性側目線 本作読んで 二作目読んで もう一度それぞれ読み返す楽しさ 解説東えりか氏 松本清張賞受賞とのことだが 松本清張作品は数作しか読んでいないが 確かにオチはそれぞれの感情面が明らかになり納得 ラストの若君のたたみかけるシーンが 白珠の感情の吐露が 日本ドラマだと断崖絶壁の上での告白シーンクライマックスを彷彿とさせる。。 お家のことがあるとはいえ 4人競わせるとはどんな空間だと思ってしまう 足の引っ張り合いとか なかなかな地獄になると思うのだが。。 守り人シリーズとはまた違った父親であった 『「お前、この子の家族と将来 背負って歩く覚悟があるのかい」 「お前は…がどうして死んだかなんて 気にしちゃいない ただ他家の者を弾劾したいだけなんて 意地が悪いにも程がある」』 『「何もしてないのに こんなにもちやほやされて どうして それをみんなから咎められないと思うの…北領のみんなを、裏切ることになるのだから泥棒と、一緒よ…愛されなくてもいいの…あたくしの幸せは…入会して…みんなに、恩返しすることよ…しなくちゃならないことなのよ」 自分などより余程賢くて優しくて…わざわざ自分になど…高飛車で意地っ張りな上に中途半端に甘い自分とは』 東家の姫君とはある意味真逆の感性 北の領地が裕福だったらまた違ったのかなぁ。。 あせびの君 本名は本当に無いのだろうか 東家当主の人柄が これから明らかになるのだろうか。。

Posted byブクログ

2024/07/31

めっちゃ好き。 ファンタジー小説をあまり読まなかったけど、ファンタジーを読むきっかけになった本。 ぜひ読んでほしい。

Posted byブクログ

2024/07/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

新刊読むため再読。 初めて読んだときは、これまで読んだことないお話で、ほーっと余韻に浸った覚えがある。 でも、この話はやっぱりやるせない。 最後の若宮と桜の宮のキャラによって、少し今後に希望をもてる終わり方だけど、それじゃあ収まらないような不穏さも。 まあ、続きは知ってるけど、この先どうなるか気になるものだ。 それにしても、幸せというものをわきまえ、人も幸せにすることはこんなに難しいことなのか? もっとポジティブに気楽にいきたいものだ。

Posted byブクログ

2024/06/16

ファンタジーなのにミステリー⁉︎最後の展開に自分は今まで何を見てきたのかと驚いてしまうと思います。これは、対となる2作目の『烏は主を選ばない』も、目の前の出来事が全て真実とは限らないことを表しています。また、若宮のことを知りたい方は2作目を読みましょう。元々1つの物語です。アニメ...

ファンタジーなのにミステリー⁉︎最後の展開に自分は今まで何を見てきたのかと驚いてしまうと思います。これは、対となる2作目の『烏は主を選ばない』も、目の前の出来事が全て真実とは限らないことを表しています。また、若宮のことを知りたい方は2作目を読みましょう。元々1つの物語です。アニメ化もされ、八咫烏シリーズにますます引き込まれていくのは間違いなしです。

Posted byブクログ