「ひきこもり」から子どもを救い出す方法 の商品レビュー

内田直人(著者)

2020/04/05

ひきこもりを立ち直らせたいくつかのケースを紹介。
その方法は「話をするきっかけを作り、著者の所属する施設に招待する」というもの。
つまり、筆者の所属する支援施設の紹介本になっている。この手の施設には、高い料金を取っておきながら実際は何もしないみたいなインチキの事例をよく耳にするが、その点、この施設はゴルフを通じて人間形成を目指すということをしているようで、当著を読む限りではマトモなのだろう。

とはいえ、実際には施設に行かなかった、行きたくなかった子もいるのだろう。そういう子の事例が書かれておらず、この手法が万能のように書かれているのは、ちょっと身内贔屓がすぎるのではないか。

2019/06/11

若年者ひきこもり課題解決の本。
グアムやゴルフ研修は金銭的余裕のある人向けだが。著者自身がひきこもり体験者であることが説得力がある。
ひきこもりは社会の中で居場所がない。

2017/08/19

同様の本を何冊か読んできた。ひきこもりの子を救う方法を知りたいと、藁をもつかむ思いで……彼の行動が、親である自分の誤った言動に端を発してしまったのだとすると悔やまれて……しかし、今からでも救いの手を差し伸べられるはず。本書にある「失敗などない、それは良くなるまでの過程でしかない」との言葉に励まされ、できることを真剣に愛情をもってやっていこう。

2014/09/17

【こんな方にオススメです】
子どもか、3ヶ月以上のひきこもりになっている親の方で、今までのやり方に不安を感じておられる方。

【こんなところがポイントです】
事例について書かれている部分がポイントです。
たんなるHOW TO ではなく、事例を通して自分なりに考えることができるのがこの本の特徴だと思います。