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異質な言葉の世界 の商品レビュー

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2016/06/21

洗礼(バプテスマ)を受けることは、罪の赦しのしるしであるに留まらない。むしろ、対抗文化的な新しい共同体へのイニシエーション(入会儀礼)なのだ、という主張が根底にある。 特に最終章の「政治としての説教」は、混迷した現代の政治状況で、キリスト者が政治に向き合う足場が何であるのかを鋭く...

洗礼(バプテスマ)を受けることは、罪の赦しのしるしであるに留まらない。むしろ、対抗文化的な新しい共同体へのイニシエーション(入会儀礼)なのだ、という主張が根底にある。 特に最終章の「政治としての説教」は、混迷した現代の政治状況で、キリスト者が政治に向き合う足場が何であるのかを鋭く問いかけてくれる。ジョン・ハワード・ヨーダーの議論の分かりやすいまとめ、という感じ。

Posted byブクログ