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嘆きの美女 の商品レビュー

3.9

135件のお客様レビュー

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2014/06/20

「美人」であることや「セレブ」であることは、「ぶさいく」であることや「貧乏」であること同様、その人が望む望まないと関わらず、生まれるときに背負わされてきたものだったのだな、と。  その感覚を他人事ととらえなければ、人は人をもう少し理解しやすくなるのかもしれませんね。  少々のやり...

「美人」であることや「セレブ」であることは、「ぶさいく」であることや「貧乏」であること同様、その人が望む望まないと関わらず、生まれるときに背負わされてきたものだったのだな、と。  その感覚を他人事ととらえなければ、人は人をもう少し理解しやすくなるのかもしれませんね。  少々のやり過ぎ感は感じましたが。  そして、どうせ背負っていくのなら、やはり「美しい」ものを背負っていきたいもんだ、とも思ってしまいましたが。う〜ん、私もまだまだです。 ▲安全な場所で好きなものだけ見つめて生きていくのって、なんか違う気がする。思い切って、苦手な領域に飛び込むことで見えてくるものもあんのかなって、最近思うようになった。少なくとも恨みやわだかまりからは解放される気がするんだよね▲

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2014/06/15

柚木さんのお話には「痛快」という言葉がピッタリだ! 私は耶居子までいかないものの、 美人コンプレックスは人よりでかいと思う。 何で私の周りは可愛い子ばっかりなんだろうって、 そうでない私はひそかにいつもかなしかった。 そんな自分がいちばんみじめで嫌いだったから、 明るく振る舞うけ...

柚木さんのお話には「痛快」という言葉がピッタリだ! 私は耶居子までいかないものの、 美人コンプレックスは人よりでかいと思う。 何で私の周りは可愛い子ばっかりなんだろうって、 そうでない私はひそかにいつもかなしかった。 そんな自分がいちばんみじめで嫌いだったから、 明るく振る舞うけど突然がくって卑屈になる時があって、 自分の顔は鏡を見たくないくらい嫌いだしそんな自分の中身も大嫌いで、 なのにそういうしがらみに甘える自分も大嫌いで なんて言うかどうしようもなかった。笑 今はちょっとはマシになってきたけどね。 だから何度「美人だったら」と思ったか正直分からない。 でもそれは美人だったら解決する問題でもないことは、 最近薄々分かってきたつもりでいます。 人生にもしもはない。 生まれ持った自分でどう生きるかこそが、 人生の永遠の主題で醍醐味なんだから。 と、言えるようになったのはごく最近のお話。笑 人は多かれ少なかれ自分にコンプレックスを持っていて、 特に女は美醜というわかりやすい形でそれが表れるけれど、 それを活かすも殺すも結局自分次第なんだよね。 耶居子のありあまるエネルギーを料理に注ぎ込むことで 色んなものも見えてくるし分かってくる。 人生ここまでうまくいかなくとも、 少しでも自分で自分を認めてあげることで人は救われると思う。 それに気付けるか気付けないかが人生のミソだと思う。 長々すみません、素晴らしいわ柚木麻子。

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2014/06/09

辻村深月さんの『盲目的な恋と友情』の後なので、比較しながら読むと、更に面白かったです。 どちらも、美女と醜女の話なのですが、ベクトルが違うんですよね。両方大好きです。

Posted byブクログ

2014/06/09

「美女とブス」よくある設定だけど、お互いに刺激を受けて成長するいい話だった。 黒沢さんの解説がまたいい。

Posted byブクログ

2014/05/29

爽快痛快面白い! こんなん好き!! 美醜を越えて、好きなことに夢中になってる奴はカッコいいな。完璧じゃなくてもな。

Posted byブクログ