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就職相談員蛇足軒の生活と意見 の商品レビュー

2.9

17件のお客様レビュー

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2014/08/29

理系博士号取得女子のバイト先での出来事。 特殊能力保持者の就職相談先であるバイト先。 この物語は全体的に現実感が感じられなくて私には合わなかった。たとえファンタジーでも現実感がほしい。 斡旋されていく就職先も誰でも思いつくようなありきたりで、話の流れが平べったい感じで残念。

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2014/08/21

意外とよくある不思議な世界 見覚えがあるようでない地名と可愛らしいキャラクターたちがつくりだす3.5次元くらいの世界で、無口だけど内心はおしゃべりな主人公ちゃんがふっきれるためのお話。 人物造形のところどころで妙に説得力のあるところがいい味を出している。理系博士号の苦悩のあたり...

意外とよくある不思議な世界 見覚えがあるようでない地名と可愛らしいキャラクターたちがつくりだす3.5次元くらいの世界で、無口だけど内心はおしゃべりな主人公ちゃんがふっきれるためのお話。 人物造形のところどころで妙に説得力のあるところがいい味を出している。理系博士号の苦悩のあたりとか。 仙台に住んでいるひとは、その街並みだけでも楽しめる。 ほっこりやさしい黒糖味のおまんじゅうを食べていたら、ひとに呼ばれて慌てて口につめこんで飲み込んでしまった。

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2014/08/20

他作品と同じ、外来語の存在しない仮想世界の仙台が舞台。就職難の理系博士号取得女子のバイト先の主は特殊能力者の就職相談員だった。理系女子の怨念とペーソスの詰まった作品。 この作家は人物造形はうまいが話しに起伏がないので、読んでてしみじみしてしまう。最終編の突然の逃避行は動機を含めて...

他作品と同じ、外来語の存在しない仮想世界の仙台が舞台。就職難の理系博士号取得女子のバイト先の主は特殊能力者の就職相談員だった。理系女子の怨念とペーソスの詰まった作品。 この作家は人物造形はうまいが話しに起伏がないので、読んでてしみじみしてしまう。最終編の突然の逃避行は動機を含めて意味不明。 仙台の街や銘菓が出てくるので、知ってる方はより楽しめるだろう。

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2014/08/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

就職の決まらない大学院生が就職相談員で 嘘道家元蛇足軒の秘書になり、 特殊求職者の就職を見守ります。 現代日本ではなく、近未来の日本が舞台になっているのでいろいろおかしなことが起こります。 表紙がカワイイ。

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2014/07/14

はー、面白かった! 就職先に、もう少しなるほど!という要素があれば尚良かったのですが、それを差し引いても、うわあ、とほっぺたが落ちそうになるくらい面白かったです。出てくる丸いおやつの美味しそうなことといったら。少し不思議で、近未来とレトロが入り交じった香りのする雰囲気がたいへん好...

はー、面白かった! 就職先に、もう少しなるほど!という要素があれば尚良かったのですが、それを差し引いても、うわあ、とほっぺたが落ちそうになるくらい面白かったです。出てくる丸いおやつの美味しそうなことといったら。少し不思議で、近未来とレトロが入り交じった香りのする雰囲気がたいへん好みでした。最後のシーノのひと言、たまらなかった…!

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2014/06/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

表紙がすごく可愛い。しかし、作品はよくわからない部分が多い。その点に関しては私の読解力が皆無だからだろう。不思議な話なので引き込まれた。作品自体はかなり素敵なのだが。再読すべきか。

Posted byブクログ

2014/05/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

<感想> 全体的を通じて読みやすく、読んでいて飽きない作品だった。まず個性あふれるキャラクターとコメディ要素あふれるストーリー展開に惹かれた。そして就活難民のシーノが就職するんだろうなとは思っていたが、就職先があんな特殊な場所だったのには驚いた。また蛇足軒の仕事紹介は私の考えの斜め上をいくものばかりで、感心せずにはいられなかった。ただたった1章分でこれまでの伏線を回収し、駆け足で終わっていってしまった感が否めないのは残念だ。とはいえ、駆け足で終わっていったラストを含め、作品としては十分楽しめるものだった。 <最も印象に残った場面(もしくはセリフ)> 本作の一番最後にシーノが言った「あ。信じた信じた」が最も印象的だった。蛇足軒が使った言葉をそのまま使ったというのも理由の一つだ。加えて、お堅いイメージだったシーノがこんな言葉を話すようになったことに、シーノの成長を感じたからだ。 <最も共感した(最も好きな)登場人物> 無口で周りに関心が無いようで、実は感受性豊かで他人のことを思いやれる、そんな素敵な、本作の主人公シーノに魅力を感じました。

Posted byブクログ