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ヤクザと原発 の商品レビュー

3.4

26件のお客様レビュー

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2026/03/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

原発作業員として現場に潜入したヤクザライターの記録。ヤクザはあまりでてきませんが、ほんのりとそれらしき関係が仄めかされていました。 大事なのは放射線量よりも汚染度というのが知れただけでも儲け物でした。 この点は今後も大手メディアでは取り上げられないでしょう。

Posted byブクログ

2026/01/31

東電やメーカーと下請けとの間の力の差、情報格差についての構造は参考になった。 ヤクザと絡めることがオリジナリティで良さだと思う反面、原発側の深掘りがもう少し読みたかったのにと感じた。

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2025/05/18

潜入ルポの部分は思ってたよりも少なめだった。 今現在はわからないが、当時の東北でのヤクザや原発との関わりなど知ることができて良かった。

Posted byブクログ

2024/11/29

「原発はタブーの宝庫。だからオレらが儲かる」ある地方の暴力団組長が発した言葉と実際に現場に実を置いた筆者だからこそ書ける衝撃のノンフィクションです。作者のジャーナリストとしての姿勢に敬服します。 溝口敦氏とともにヤクザ取材の第一人者である筆者が福島第一発電所に作業員として...

「原発はタブーの宝庫。だからオレらが儲かる」ある地方の暴力団組長が発した言葉と実際に現場に実を置いた筆者だからこそ書ける衝撃のノンフィクションです。作者のジャーナリストとしての姿勢に敬服します。 溝口敦氏とともにヤクザ取材の第一人者である筆者が福島第一発電所に作業員として潜入取材しながら『ヤクザと原発』というともに巨大な矛盾を抱えた存在について文字通り『体を張って』紡ぎだされたルポルタージュであるといえます。 正直なところを申し上げますと、原子力産業にヤクザ、現在で言うところの暴力団、もしくは反社会勢力といわれる存在が根深く介入しているという現実はその半生を『原発における労働者被曝』という問題に捧げた写真家の樋口健二氏の著作やYoutubeにアップされている講演集のいくつかに目を通していたおかげで『存在』そのものに関してはこの本に目を通す前にある程度把握していましたが、「フクシマ」の原発事故で原子炉がメルトダウンしたと同時に『暗黙の了解』として『黙認』もしくは『隠蔽』あるいは見向きもされなかったこの問題に光が当たったのではなかろうか? というのが僕の解釈であります。 さらにいうと、この本を読む前に筆者が出演していたインターネット上の番組、具体名を言うとニコニコ動画ですとか、外国人向けの記者クラブなどでこの問題を語る筆者の動画や、実際に作業員として現場に入ったときに持ち込んだといわれるカメラで撮影した現場の様子や作業時の様子を見ることができたのはひとえに筆者のジャーナリスト魂、というべきなのかはたまた『無謀』というのか…。とにもかくにも東電社員などに後に脅されたといわれるそれらは貴重な映像であり写真でした。 少し話しはずれてしまいましたが、筆者が『ヤクザと原発』の関係について自ら作業員として就職して現場に入るまでにページの半分近くが費やされて語られている、ということにこの問題の根の深さや現場の混乱。そして、筆者の覚悟、というものを感じることが出来ました。 現場に入ってからの筆者は他のベテラン作業員と違って特別なスキルがないので文字通り『雑工』一般の建築現場で言うところの『手元』として作業をします。その際には防護服の息苦しさと熱さで倒れそうになって全身汗まみれでであったということや作業前に飲んだ飲み物のせいで失禁してしまったこと。やけくそで行きのバスにかかっていたAKB48の『会いたかった』という曲を大声で歌いながら作業して怒られていたときの話がとても印象に残っております。 さらに筆者は原発作業員から話を聞くために彼らを誘って飲み屋を何件もはしごしたり、『空前のバブル』に沸く近隣のソープランドにいって中で働く『おねいちゃん』に取材を敢行。しかし、彼女たちと『入浴』しないでただ時間いっぱい彼女たちから話を聞くだけ聞いてきちんと料金を払って帰る、ということを繰り返した結果、店の有名人となり、経営者の女主人からサービスで出前を頼まれていたりする場面に、文字通りここが『戦場』なんだということを感じてしまいました。 実際の戦場でもこういう『歓楽街』が活況だという話は小耳に挟んだことがありますから。映像で筆者はこの作品を世に問うて完全な赤字だったとおっしゃっていましたが、下世話ことをあえて承知で申し上げるとこういう取材が重なったこともその原因のひとつであるとにらんでおります。 だからこそ貴重な情報。例えば現場作業員のヒエラルキー。メーカーの『縄張り意識』。実際に働く作業員が放射能などの情報に疎いということ。『フクシマ50』といわれる人間の中にも暴力団がいたという話…。などの話が聞けたのかも知れませんが…。 つづられているのは恐ろしいまでに生々しいまでの事実のオンパレードが続き、ページをめくる手が汗でべっとりとにじみました。結局筆者はマスコミの人間だということがバレ、『東京から通っているから』という表向きの理由でお役ごめんとなるのですが、この本はそんな生々しい体験を経ること無しには決して生まれるものではなかったと思っております。 この本の最後のほうに記されているとある組長の言葉を紹介します。 「ヤクザもんは社会のヨゴレ。原発は放射性廃棄物というヨゴレを永遠に吐き続ける。似たもの同士なんだよ。俺らは」 この言葉の中にこの本の全てが集約されていると感じずにはいられません。 追記として、筆者とともに現場で働いていた同僚の一人が2012年に入って初めのころに心筋梗塞で亡くなられたそうです。この場を借りてご冥福をお祈りします。合掌。 ※追記 本書は2014年6月10日、文藝春秋から『ヤクザと原発 福島第一潜入記 (文春文庫 す 19-1)』として文庫化されました。

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2023/07/02

当時テレビのみの情報だけで大変なことが起きてることは実感できても中の人達の壮絶さは具体的には想像しづらい。 THE DAYS(福島原発事故のNetflixドラマ)を見た。地上波では出来ないことをやってくれたなと思ったけどこの本はさらに踏み込み下請けや暴力団、日雇いの末端の人間達の...

当時テレビのみの情報だけで大変なことが起きてることは実感できても中の人達の壮絶さは具体的には想像しづらい。 THE DAYS(福島原発事故のNetflixドラマ)を見た。地上波では出来ないことをやってくれたなと思ったけどこの本はさらに踏み込み下請けや暴力団、日雇いの末端の人間達の状況が描かれてる。か(ドラマでは全く取り上げられていない) ネット記事などでなんとなくは分かっていたけど実際に体を張って潜入した人からの言葉は臨場感があって更に踏み込んで知ることができて良かった。目に見えない放射能の怖さと現場の過酷な状況。それでも原発があることでの雇用や経済的な力は恩恵もあり地元の人たちも複雑な感情を抱えてる。

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2023/03/08

古い本だけど、原発がこわい事は、よくわかった。日本は、本当に再稼働するのか。福島の再検証が必要なのでは。

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2021/01/03

取材と称し、やくざの懐深くに入りこんで実際に見聞きした経験をもとにしており、独特のリアリティと臨場感あり。取材を続ける中で、反社であるやくざに惹かれるようになりつつも、なんとかバランスを取ろうとしており、単なるやくざ礼賛・反権力!に陥らないところも好感が持てる。取材の動機は「好奇...

取材と称し、やくざの懐深くに入りこんで実際に見聞きした経験をもとにしており、独特のリアリティと臨場感あり。取材を続ける中で、反社であるやくざに惹かれるようになりつつも、なんとかバランスを取ろうとしており、単なるやくざ礼賛・反権力!に陥らないところも好感が持てる。取材の動機は「好奇心」だと言い切るスタンスも新鮮だが、好奇心もここまでくるとやや病的な感あり。

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2020/12/09

ヤクザ記事を専門とするルポライター・鈴木智彦さん ヤクザと原発について調べるために自ら原発作業員となって福島原発のF1に潜入して書いたルポ。 「ヤクザもんは社会のヨゴレ、原発は放射性廃棄物を永遠に吐き続ける。似たもの同士なんだよ。俺たちは。」 原発の作業員を集める仕事、建設現...

ヤクザ記事を専門とするルポライター・鈴木智彦さん ヤクザと原発について調べるために自ら原発作業員となって福島原発のF1に潜入して書いたルポ。 「ヤクザもんは社会のヨゴレ、原発は放射性廃棄物を永遠に吐き続ける。似たもの同士なんだよ。俺たちは。」 原発の作業員を集める仕事、建設現場での土木仕事、原発誘致に反対する人々への圧力、原発をつくって村の存続を願う人をまとめる仕事、原発事故の土地での墓の移転、農地移転、電力会社、建設会社、下受け、孫請け…様々なところにヤクザの仕事がある つまり原発は「大きなシノギ」になる 2011年3月12日に福島第一原子力発電所が水素爆発を起こした。東北の大震災で起こった「想定外の」大きな津波が原子力発電所を襲ったからだ。 F1と呼ばれる原発事故後の現場に入る人にしかわからない作業の杜撰さ、なんだかんだ言って全く謝罪の気持ちのない上から目線の電力会社、情報弱者の現場の人夫たち、見えないからこそ恐ろしい放射能の恐怖 それらは現場を見ないと書けない。 放射能で汚染された水を浄化する施設に流すために汚染水のすぐ横で働く作業員 原発バブルでにぎわうソープ街 造血幹細胞の保存を支持した谷口プロジェクト そしてそれを無駄と言い切った国や東電 「ヤクザが原発をシノギにできるのは暴力団を含む原発村が地域全体を丸のみすることによって完成しているから」と鈴木さんが書いていることがすごく納得がいく 田舎に原発が多い そのカラクリもよくわかった すごいルポだった! まさに鈴木さんでなければ書けなかったルポだと思う。

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2020/11/11

震災による、原発事故。連日ニュース等で目にしていたが、この本を読むまでは本当のところまでりかいしていなかった。どこか他人事に思っていことは否めない。 大組織にはよくありがちな隠蔽。そして、それを正義ではないと思っていても、家族、生活のために解雇を恐れそれを指摘できない、そんな気持...

震災による、原発事故。連日ニュース等で目にしていたが、この本を読むまでは本当のところまでりかいしていなかった。どこか他人事に思っていことは否めない。 大組織にはよくありがちな隠蔽。そして、それを正義ではないと思っていても、家族、生活のために解雇を恐れそれを指摘できない、そんな気持ちも分かる。

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2020/03/07

福島第一原発の除染・復旧作業員として潜入した暴力団専門ライターによるノンフィクション。原発関連ビジネスに暗躍するヤクザのフロント企業や福島第一の除染・復旧作業の過酷さがよくわかるのです。除染の道のりはかなり険しそうであることに加え、実は福島第二原発もヤバいのだそうです。。 続きは...

福島第一原発の除染・復旧作業員として潜入した暴力団専門ライターによるノンフィクション。原発関連ビジネスに暗躍するヤクザのフロント企業や福島第一の除染・復旧作業の過酷さがよくわかるのです。除染の道のりはかなり険しそうであることに加え、実は福島第二原発もヤバいのだそうです。。 続きはこちら↓ https://flying-bookjunkie.blogspot.com/2020/03/blog-post_7.html Amazon↓ https://amzn.to/2TwBfi4

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