ヤクザと原発 の商品レビュー
当時テレビのみの情報だけで大変なことが起きてることは実感できても中の人達の壮絶さは具体的には想像しづらい。 THE DAYS(福島原発事故のNetflixドラマ)を見た。地上波では出来ないことをやってくれたなと思ったけどこの本はさらに踏み込み下請けや暴力団、日雇いの末端の人間達の...
当時テレビのみの情報だけで大変なことが起きてることは実感できても中の人達の壮絶さは具体的には想像しづらい。 THE DAYS(福島原発事故のNetflixドラマ)を見た。地上波では出来ないことをやってくれたなと思ったけどこの本はさらに踏み込み下請けや暴力団、日雇いの末端の人間達の状況が描かれてる。か(ドラマでは全く取り上げられていない) ネット記事などでなんとなくは分かっていたけど実際に体を張って潜入した人からの言葉は臨場感があって更に踏み込んで知ることができて良かった。目に見えない放射能の怖さと現場の過酷な状況。それでも原発があることでの雇用や経済的な力は恩恵もあり地元の人たちも複雑な感情を抱えてる。
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古い本だけど、原発がこわい事は、よくわかった。日本は、本当に再稼働するのか。福島の再検証が必要なのでは。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
興味深いタイトルは裏腹に、緻密な取材ができていない。潜入物のルポルタージュなのだが、そのルポでさえまともな取材ができておらず、かなりの薄っぺらさ。確かにすぐに身元がバレたことも背景にあろうが、これぐらいの内容なら、書籍で出すレベルではない。
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取材と称し、やくざの懐深くに入りこんで実際に見聞きした経験をもとにしており、独特のリアリティと臨場感あり。取材を続ける中で、反社であるやくざに惹かれるようになりつつも、なんとかバランスを取ろうとしており、単なるやくざ礼賛・反権力!に陥らないところも好感が持てる。取材の動機は「好奇...
取材と称し、やくざの懐深くに入りこんで実際に見聞きした経験をもとにしており、独特のリアリティと臨場感あり。取材を続ける中で、反社であるやくざに惹かれるようになりつつも、なんとかバランスを取ろうとしており、単なるやくざ礼賛・反権力!に陥らないところも好感が持てる。取材の動機は「好奇心」だと言い切るスタンスも新鮮だが、好奇心もここまでくるとやや病的な感あり。
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ヤクザ記事を専門とするルポライター・鈴木智彦さん ヤクザと原発について調べるために自ら原発作業員となって福島原発のF1に潜入して書いたルポ。 「ヤクザもんは社会のヨゴレ、原発は放射性廃棄物を永遠に吐き続ける。似たもの同士なんだよ。俺たちは。」 原発の作業員を集める仕事、建設現...
ヤクザ記事を専門とするルポライター・鈴木智彦さん ヤクザと原発について調べるために自ら原発作業員となって福島原発のF1に潜入して書いたルポ。 「ヤクザもんは社会のヨゴレ、原発は放射性廃棄物を永遠に吐き続ける。似たもの同士なんだよ。俺たちは。」 原発の作業員を集める仕事、建設現場での土木仕事、原発誘致に反対する人々への圧力、原発をつくって村の存続を願う人をまとめる仕事、原発事故の土地での墓の移転、農地移転、電力会社、建設会社、下受け、孫請け…様々なところにヤクザの仕事がある つまり原発は「大きなシノギ」になる 2011年3月12日に福島第一原子力発電所が水素爆発を起こした。東北の大震災で起こった「想定外の」大きな津波が原子力発電所を襲ったからだ。 F1と呼ばれる原発事故後の現場に入る人にしかわからない作業の杜撰さ、なんだかんだ言って全く謝罪の気持ちのない上から目線の電力会社、情報弱者の現場の人夫たち、見えないからこそ恐ろしい放射能の恐怖 それらは現場を見ないと書けない。 放射能で汚染された水を浄化する施設に流すために汚染水のすぐ横で働く作業員 原発バブルでにぎわうソープ街 造血幹細胞の保存を支持した谷口プロジェクト そしてそれを無駄と言い切った国や東電 「ヤクザが原発をシノギにできるのは暴力団を含む原発村が地域全体を丸のみすることによって完成しているから」と鈴木さんが書いていることがすごく納得がいく 田舎に原発が多い そのカラクリもよくわかった すごいルポだった! まさに鈴木さんでなければ書けなかったルポだと思う。
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震災による、原発事故。連日ニュース等で目にしていたが、この本を読むまでは本当のところまでりかいしていなかった。どこか他人事に思っていことは否めない。 大組織にはよくありがちな隠蔽。そして、それを正義ではないと思っていても、家族、生活のために解雇を恐れそれを指摘できない、そんな気持...
震災による、原発事故。連日ニュース等で目にしていたが、この本を読むまでは本当のところまでりかいしていなかった。どこか他人事に思っていことは否めない。 大組織にはよくありがちな隠蔽。そして、それを正義ではないと思っていても、家族、生活のために解雇を恐れそれを指摘できない、そんな気持ちも分かる。
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福島第一原発の除染・復旧作業員として潜入した暴力団専門ライターによるノンフィクション。原発関連ビジネスに暗躍するヤクザのフロント企業や福島第一の除染・復旧作業の過酷さがよくわかるのです。除染の道のりはかなり険しそうであることに加え、実は福島第二原発もヤバいのだそうです。。 続きは...
福島第一原発の除染・復旧作業員として潜入した暴力団専門ライターによるノンフィクション。原発関連ビジネスに暗躍するヤクザのフロント企業や福島第一の除染・復旧作業の過酷さがよくわかるのです。除染の道のりはかなり険しそうであることに加え、実は福島第二原発もヤバいのだそうです。。 続きはこちら↓ https://flying-bookjunkie.blogspot.com/2020/03/blog-post_7.html Amazon↓ https://amzn.to/2TwBfi4
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ヤクザ記者が原発作業に従事した(するまでの記述も多いが)先入ルポ。 比婆山麓旅行中に一気に読了。 寝屋川事件の容疑者といい、訳あり従業員が多い印象あり、またこういったスキマに入り込むのがヤクザなので、驚きは無かった。
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「闇営業」という言葉でヤクザさんの本が目につき再読。 ヤクザさん、なくならないよ。必要悪だもん。 しかし、終章読むとため息しかない。 最近、福島第一の報道、見かけません。 汚染されている事に、私達は気づかされたとしても、何もできない。化学の技術の発展を祈るのみです。 潜入ルポ...
「闇営業」という言葉でヤクザさんの本が目につき再読。 ヤクザさん、なくならないよ。必要悪だもん。 しかし、終章読むとため息しかない。 最近、福島第一の報道、見かけません。 汚染されている事に、私達は気づかされたとしても、何もできない。化学の技術の発展を祈るのみです。 潜入ルポしてくれたから読めましたが、お身体大丈夫何でしょうかね?
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まさに体を張った原発潜入ルポです。 最近、トンと汚染水処理の話を聞きませんが、凍土壁が無駄になって以降、海に流し放題が続いているのでしょうか? その一方で、疎開者が放射線汚染でいじめられたり、福島沖周辺の魚介類への危険性などをあおったりという問題は散発的に耳にしますが・・ これ...
まさに体を張った原発潜入ルポです。 最近、トンと汚染水処理の話を聞きませんが、凍土壁が無駄になって以降、海に流し放題が続いているのでしょうか? その一方で、疎開者が放射線汚染でいじめられたり、福島沖周辺の魚介類への危険性などをあおったりという問題は散発的に耳にしますが・・ これだけの大事故が起きながら、結局だれも責任を取らず、従って第2第3の福島事故が起こりうる可能性は消えず、原発行政の無責任体質だけは温存されています。 原発もそうですが、放射線廃棄物の処理場やら沖縄の米軍基地などやっかいもの誘致には大金が動き、その金に群がる「汚れ仕事」専属のヤクザが暗躍するようになりますが、ある意味、彼らのような存在が無ければ汚れ仕事を引き受ける人材を確保することさえむつかしいのも事実です。 国も政治家も地元も企業も必要悪だとわかっていても持ちつ持たれつの関係性を絶つことができない。 吉本芸人の闇営業は非難されても、ヤクザの大きなシノギとなっている原発営業にはダンマリ・・というかむしろ許容しているというダブルスタンダード。 民主党政権下で起こった大惨事でしたが、あの時点で国家が行った情報統制は正しかったのか(大本営発表前になぜか外国企業がいち早く国外退去していたこと、水素爆発、放射能の拡散経路の発表など)などの検証はもっときちんとすべきですが、日本人の悪い癖、喉元過ぎれば熱さを忘れるが当たり前のように繰り返されている現実はやはり問題です。 私が読んだのは、2014年の文庫版ですが、2011年12月に単行本としていち早く発表された本書に敬意を表します。
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