幼女戦記(2) の商品レビュー
余計なことを考えてない。 彼女はこの世界の住人であって住人でない。 ただ生き延びるために戦争をしているだけ。すべては自分のため。 犠牲を厭うのはそれによって自分の身が危なくなっては困るから。つまり自分の身を守るための犠牲なら何の躊躇もないということだ。 人との関わりは、あるようで...
余計なことを考えてない。 彼女はこの世界の住人であって住人でない。 ただ生き延びるために戦争をしているだけ。すべては自分のため。 犠牲を厭うのはそれによって自分の身が危なくなっては困るから。つまり自分の身を守るための犠牲なら何の躊躇もないということだ。 人との関わりは、あるようでないのだ、彼女には。
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異世界に幼女として転生した元社畜系エリートサラリーマンが、第一次大戦時の欧州と似た世界観の異世界で、帝国軍の兵士として立身出世をもくろむ物語の第2弾。 第一次大戦をはじめとした戦争に関する作者の知識量が圧巻の一言。これだけの作品をラノベで読むのはフルメタ以来ですかね。「皇国の守...
異世界に幼女として転生した元社畜系エリートサラリーマンが、第一次大戦時の欧州と似た世界観の異世界で、帝国軍の兵士として立身出世をもくろむ物語の第2弾。 第一次大戦をはじめとした戦争に関する作者の知識量が圧巻の一言。これだけの作品をラノベで読むのはフルメタ以来ですかね。「皇国の守護者」の新城直衛が帝国側にいたらこんな物語になるのかなぁ、と思ったりみたりもしました。 ところどころで挟まれる小ネタの解説もユーモアがあり、読んでいてクスリとさせられます。 この巻の前半まで戦線は押せ押せムードでしたが、第一次大戦をなぞっているため中盤以降がキナ臭い感じになってきましたね。こちらの世界における史実通りの展開になるのか、主人公の活躍からそのルートを外れることになるのか、非常に気になります。
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ものすごくぶ厚い。 幼女ターニャ・デグレチャフ少佐のズレて突き抜けた感性と、周囲のギャップが楽しいです。 敵国からどんなに怖れられ評価されてるのかと、本人の意識の格差は笑えます。 おっさんターンもドンドン増やしてほしいです。
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近代的魔法戦争物の第二弾である。 物語的にはかなり展開し、500ページ超(それも600ページ近いほど)の分量に相応しい程度の内実を揃えている。徐々に悪魔的な役割を果たし始めた主人公の行く先も気になるところだ。 ただ、全体的には、それでも話のテンポが悪い。単純に文章量が多すぎ...
近代的魔法戦争物の第二弾である。 物語的にはかなり展開し、500ページ超(それも600ページ近いほど)の分量に相応しい程度の内実を揃えている。徐々に悪魔的な役割を果たし始めた主人公の行く先も気になるところだ。 ただ、全体的には、それでも話のテンポが悪い。単純に文章量が多すぎる。現代のライトノベルにおいて見られる悪弊だが、もっと省略できる部分があるし、簡素にできる表現も多い。 結局小説も文章表現であり、内容を伝えるための一手段・メディアである以上、シンプルさが望まれるところである。味わいと言うには、いま少し(ニュアンスにおいて)精確さを欠いているところも気になる。 とはいえ、引きと最後に挿入された挿話が読後感を整えていて、一冊の本としては非常に良い形でまとまっている。 その点も加味して、星四つと評価したい。
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相変わらず幼女である理由は不明なまま。 ただ、戦闘狂のようにみえて打算的かつ保身に走る彼女はなんだか見ていて面白いと感じました。
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読了後一瞬著者に突き放された感があり3度読み返してしまった。 戦争ものわからない人にも現代を生きるサラリーマン視点で読むと面白い。
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