うた、ひとひら の商品レビュー

黛まどか(著者)

2022/09/21

素敵な一冊。

第一章は、俳句の紹介。
第二章は、美しい日本語の紹介。

最近、この手の本を読むことが増えているのですが、
こういった美しい響きを持った言葉達は、当然ながら俳句や短歌に多く使われるためこの言葉たちに触れていると歌を詠みたくなります。

第三章は、詩の紹介。
日本人以外の詩も紹介されているのですが、詩に触れたのなんて、中学生か高校生以来。
年齢を重ねてみて、改めて詩に触れると（よく分からないものもあるのですが）言葉の響きや、内容の重み、感情の激しさにはっとさせられます。

自然と人間の生活や感情、人生を重ね合わせ、素敵な言葉をつむぎ出してきた日本人。
四季のある風土だからこその、素晴らしい文化。

社会がグローバルになる今だからこそ、理解し、守り、誇りにしたいものです。

2014年28冊目。