中国絵画入門 の商品レビュー
この類の本は、まだこの本くらいしか読んでいないので、あまりたしかなことはいえませんが、西洋とも日本ともちがう、中国絵画をみるときの独自の観点というものを教えてもらえて、なかなか楽しかったです。ちょうどそのあと、中国絵画の展覧会を見に行ったんですが、見え方がそれまでとずいぶんちがっ...
この類の本は、まだこの本くらいしか読んでいないので、あまりたしかなことはいえませんが、西洋とも日本ともちがう、中国絵画をみるときの独自の観点というものを教えてもらえて、なかなか楽しかったです。ちょうどそのあと、中国絵画の展覧会を見に行ったんですが、見え方がそれまでとずいぶんちがったような気がします。(2014年8月4日読了)
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今まで何度観てもよく分からなかった中国絵画の魅力に開眼。「気」の概念から、その壮大な世界が立ちのぼる。西洋画、日本画についてはあまたの入門書があるが、中国絵画については初ではないか?好著である。
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中国絵画と言われても何となく水墨画をイメージするだけで、そのイメージした水墨画も実は日本のものであったりする。東京や京都の博物館・美術館に通う習慣でもなければ、作品に直接触れる機会もない。多くの人間にとって中国絵画はやはり縁遠い。しかしそれだけに、本書で紹介される中国絵画の世界は...
中国絵画と言われても何となく水墨画をイメージするだけで、そのイメージした水墨画も実は日本のものであったりする。東京や京都の博物館・美術館に通う習慣でもなければ、作品に直接触れる機会もない。多くの人間にとって中国絵画はやはり縁遠い。しかしそれだけに、本書で紹介される中国絵画の世界は目新しく新鮮で、それらの作品群を見に東京の博物館に出かけようかという気にさせてくれる。本書は、中国絵画の画趣・技法等を作品に即して具体的に示してくれているので、博物館で絵の前に立ったとき、どう楽しめばよいかがわかるような気がする。説明にたくさんの図版が用いられているが、その用い方が非常にわかりやすい。新書のため、図版が小さいのが惜しまれる。
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漠然と観ていた中国絵画も、改めて解説を受けると納得することも多い。 当然のことなのでしょうが、時代によっても、文人、職業画家ということでも違う。 水墨画、花弁画の外観がよくわかります。
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東博で故宮の展覧会が始まりました。是非目を通した方がよい本です。概説といえば概説ですが、絵画における「気」の盛衰について、哲学の方向から絵画を分析しているところがおもしろいです。 「文人」についても、従来の説明方法ではなく、絵画のあり方から読み解くのがおもしろかったです。 新書な...
東博で故宮の展覧会が始まりました。是非目を通した方がよい本です。概説といえば概説ですが、絵画における「気」の盛衰について、哲学の方向から絵画を分析しているところがおもしろいです。 「文人」についても、従来の説明方法ではなく、絵画のあり方から読み解くのがおもしろかったです。 新書なので、図版が小さいことを著者も度々気にしていますが、やはり見にくいです。 絵画そのものの解説より、「気」がどのように伝わるか、或いは伝えないか、それがとtもおもしろいです。
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