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机の上の仙人 の商品レビュー

3.7

10件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2020/03/01

机上庵先生が「聊斎志異(りょうさいしい)」という本の中の話をいくつも聞かせてくれるという内容。 机上庵先生の語る話は量は少ないが、オチもついて楽しめる。 ただ、もっと話を長くして内容を深くした方がもっと楽しめたのでは⁉、作者が佐藤さとるだからそうできたのでは⁉、と思ってしまう。そ...

机上庵先生が「聊斎志異(りょうさいしい)」という本の中の話をいくつも聞かせてくれるという内容。 机上庵先生の語る話は量は少ないが、オチもついて楽しめる。 ただ、もっと話を長くして内容を深くした方がもっと楽しめたのでは⁉、作者が佐藤さとるだからそうできたのでは⁉、と思ってしまう。そこがちょっと残念な気持ち。

Posted byブクログ

2019/10/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

コロボックルの佐藤さん作品。 作家の机の上に突如現れた東屋。 中から小さな犬と小さな人が現れて、不思議な語りを聞かせてくれる。 それは祖母が大事にしていた本に関係しているようで…っというおはなし。 挿絵は鷹狩りのが一番好き。わくわくする! 柳斎志異、名前は聞いたことあるが読んだことはない。 なんか面白そう。よい訳があれば読んでみよう。 烏の陣羽織の話、八咫烏シリーズはここらへんに着想をえていたのか!? いやあ、ぜんっぜん知らんかったーー。思わぬところで話が繋がっておもしろい。 浮葉さんの話はいい感じでまとまってますが、陰陽師さん、てっきり振られた男が意趣返しで呪いでも発注されたのかと思ったら、まさかのよかれと思って、とは。 えっとそれならせめて本人にちょっと説明してあげても、とも思うがそうすると運命が変わらない、とかもあるんかも。 机上仙人、また会いたい。

Posted byブクログ

2019/04/02

興味を惹かれる設定ではあったけれど、そこからの展開が何もなく、期待外れ。 ひとつひとつの挿話はそれなりによくできているけれど、それで結局。。。。? な感じ。 どこかで何かがつながっているのかと思いきや、結局何もないまま終わってしまった。がっかり。

Posted byブクログ

2016/08/01

机の上の仙人が語りきかせてくれる物語集である。 この外枠の「仙人」がどこか憎めず、ユーモラスで可愛らしい。 中身のエピソードはどこか懐かしいような奇譚集である。 中国由来と言えばそうなのだろうが、もうちょっと日本の土地にも馴染んだような空気を持っていて、ほろっと切ないような楽し...

机の上の仙人が語りきかせてくれる物語集である。 この外枠の「仙人」がどこか憎めず、ユーモラスで可愛らしい。 中身のエピソードはどこか懐かしいような奇譚集である。 中国由来と言えばそうなのだろうが、もうちょっと日本の土地にも馴染んだような空気を持っていて、ほろっと切ないような楽しいような、大人のおとぎ話集である。

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2016/04/28

童話作家の机の上にあらわれた小さな庵と小さな仙人(のようなもの)。机上庵方寸という名のその先生は、摩訶不思議な話をさらさらと語りはじめる。 さすが佐藤さとるさん。すばらしい語り手だなと思う。オチがあったりなかったりの不思議な昔話がとてもおもしろい。もとになった中国の奇譚集『聊斎...

童話作家の机の上にあらわれた小さな庵と小さな仙人(のようなもの)。机上庵方寸という名のその先生は、摩訶不思議な話をさらさらと語りはじめる。 さすが佐藤さとるさん。すばらしい語り手だなと思う。オチがあったりなかったりの不思議な昔話がとてもおもしろい。もとになった中国の奇譚集『聊斎志異』も読んでみたくなった。 「籠つくりの仙人」「衛士の鴉」がとくにすき。 「竜宮の曲」「狐合戦」もおもしろかった。

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2015/01/18

佐藤さとるさん懐かしいと思って借りた。内容も長さも挿絵も様々なところのバランスが自分好みで心地いい本。

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2014/12/19

机の上の仙人が語るお伽話系昔話…。机の上の仙人が語らなくてもいいんじゃないか?昔話はそれぞれ面白いんだけども。

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2014/12/02

色々な物を置いていた机の上を片付けると 小さな仙人が、庵とともに現れた。 そうして出てきた仙人は、主人公に話を語っていく。 どれもこれも短いものばかりで、次は一体 どんな話かと、期待しながらめくっていました。 ちょっとばかり不思議な短編が続いていきますが 最後まで読むと、元ネタ...

色々な物を置いていた机の上を片付けると 小さな仙人が、庵とともに現れた。 そうして出てきた仙人は、主人公に話を語っていく。 どれもこれも短いものばかりで、次は一体 どんな話かと、期待しながらめくっていました。 ちょっとばかり不思議な短編が続いていきますが 最後まで読むと、元ネタがあった模様。 そちらも読んでみたい、と思った時点で ある意味罠にはまった状態?w よくありそうなのは『桜女房』ですが 『浮葉太夫』も別の意味でありそうです。 最後の方の続きもの状態の2編も楽しかったですが 籠の話は…結局、何を使役していたのでしょう? やはり、原作が気になる所です。

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2015/02/19

H26. 佐藤さとる氏の想像上の机上庵方寸先生が語る摩訶不思議なお話。「聊斎志異」という奇譚集から選んだお話。

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2014/07/25

なじ■ 机の上の小さな仙人、 机上庵先生の語る摩訶不思議な物語。 中国の奇譚集『聊斎志異』を 日本風に翻案した翻案集。 読み易く温かなストーリーで、 岡本順さんの挿絵がまた素晴らしいです。 「浮葉太夫」の扉絵にはハッと目を奪われました。 『聊斎志異』は諸怪志異 (http...

なじ■ 机の上の小さな仙人、 机上庵先生の語る摩訶不思議な物語。 中国の奇譚集『聊斎志異』を 日本風に翻案した翻案集。 読み易く温かなストーリーで、 岡本順さんの挿絵がまた素晴らしいです。 「浮葉太夫」の扉絵にはハッと目を奪われました。 『聊斎志異』は諸怪志異 (http://booklog.jp/users/erinaji/archives/1/4575931667) で興味を持っていたので、 いくつかのお話が読めて楽しかったです。

Posted byブクログ