「野球」が「ベースボール」になった日 の商品レビュー
タイトルがミスリーディングであるが,スポーツビジネス,スポーツマネジメントに関する話. 1996年の日米野球を境に,さまざまなスポーツを取り巻くビジネス,マーケティング,プロモーションのあり方が変わり始めた,その様子を目の当たりにした筆者が見てきた記録. 商社の人間や広告会社の人...
タイトルがミスリーディングであるが,スポーツビジネス,スポーツマネジメントに関する話. 1996年の日米野球を境に,さまざまなスポーツを取り巻くビジネス,マーケティング,プロモーションのあり方が変わり始めた,その様子を目の当たりにした筆者が見てきた記録. 商社の人間や広告会社の人間は,自分の扱ったディールがいかに大きく,そして大変だったかを武勇伝風に語りたがるものだが,本書もそういうテンションで書かれている. WBC において選手が自らの「権利」を主張して参加を渋ったことに関しては,様々な「利権」がせめぎ合う広告会社という立場から冷静に物事をみているなぁ,と思わせる記述もあり,多くのスポーツジャーナリストの文献とは違った支店を与えてくれる本だと思う.
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