ヒワとゾウガメ の商品レビュー
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ゾウガメ、100年も生きなくても友達は気付いたらどっか行ってるぞ!諸行無常ってやつネ! 絵の雰囲気と寂しい気持ちがひしひしと伝わってくるお話でした
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ゾウガメはいつもおしゃべりにくるヒワが鬱陶しくてたまらない。それは長生きのゾウガメがたくさんの友達を見送り続けてきたから。もう友達などいらないと思っているから。でもある日、自分と同じくらい長生きの「ゾウ」という生き物の存在を知る。ゾウガメのためにゾウをさがしにいくヒワ。でもいつま...
ゾウガメはいつもおしゃべりにくるヒワが鬱陶しくてたまらない。それは長生きのゾウガメがたくさんの友達を見送り続けてきたから。もう友達などいらないと思っているから。でもある日、自分と同じくらい長生きの「ゾウ」という生き物の存在を知る。ゾウガメのためにゾウをさがしにいくヒワ。でもいつまでたっても戻らない…。まだ見ぬ憧れの存在と近すぎて気付きづらいかけがえのない存在。ゾウガメはきっと寂しかったんだ。ヒワの大切さに気づいてよかった。今を目の前を全うする。
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本当にかめは万年生きるのか…。 長生きはいいことばかりじゃない、 大好きな物がいなくなる寂しさもたくさん味わう。 でも、思い出はいつまでも消えない。 読みたいなぁ。読んで欲しいなぁ〜。
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本当の友達は、相手のことを思いやってくれる。 決して非難したり、けなしたりはしない。 ゾウガメが長生きして、ヒワの命が絶えて後も、 本当の友達のことは忘れない。
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言葉を話すことが出来ないゾウガメととてもおしゃべりで勇敢なヒワ。ずっと友達だよ…でも生きる年数が違う。ゾウガメはすぐにいなくなるであろうとヒワに悲壮な思いを持っていたがヒワが居なくなって大事なものに気付く。心が通じれば言葉はいらないのかもしれない。
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夏休みの横須賀美術館で、原画を前に目が離せなくなってしまって、この絵本を買って帰ったのだけど、何が繰り返し読ませるのかというと、やっぱり文章にとても惹かれるのだった。 ヒワの軽やかさ!はなのくきのようなあし。この存在感があるから残る。 もちろんもちろん絵もよくて、合わさってのよさ...
夏休みの横須賀美術館で、原画を前に目が離せなくなってしまって、この絵本を買って帰ったのだけど、何が繰り返し読ませるのかというと、やっぱり文章にとても惹かれるのだった。 ヒワの軽やかさ!はなのくきのようなあし。この存在感があるから残る。 もちろんもちろん絵もよくて、合わさってのよさには違いないけれど、これしかないということばがそこにあると思えて、何度も繰り返して開いてしまう。 唸ってばかりいます。
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ミロコさんのゾウガメに惹かれて読んだけど、オトナ向けな絵本だった。力強いけど、暗すぎる感じがしちゃった。 自分と同じ誰かを求めつつ、自分と違う誰かを認める…ってメッセージかな。 ゾウガメの想像するゾウが「さかなはさかな」みたいに楽しいと良かったかも。
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ゾウガメは長生きでしゃべらない。 ヒワはおしゃべりで短い命。 そういうふたりの絵本。 『ダンデライオン』や『幸福の王子』や『ワニあなぼこほる』や、伝わってないけど伝わってる話が好きだ。 だからこの本は好きなはずだ。 と、手に取ってから安東みきえの名前に気づいた。 『頭のうちどころが悪かった熊の話』http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4652079028の人だから、いやがおうにも期待が高まる。 あのなかの時間差カップルの話がすごく好きなんだ。 うん、ちょっと期待をふくらませすぎちゃったかな。 先入観なしで読めば悪くないと思うけど。 「どうせいつか別れるのなら愛なんてもういらないわ」系は、私にとっては王道というより「ありがち」なのでちょっとがっかり。 一所懸命なヒワはかわいいし、ゾウガメも応援したくなる。 でも落とし所が「いつか別れるけれど今をいっしょにいきよう」だと、悲恋萌えのヘテロ向け百合を読んでるみたいな気分になる。 「終わり」で頭をいっぱいにしたまま「今を大事に」宣言されてもなあ。 先を見過ぎると「どうせ」がつきまとって「今」を浸食する。 一見なにも考えていなさそうなヒワがゾウガメの仲間を決死の覚悟で探しに行ったのも、自分にはゾウガメの孤独を埋められないことに気づいているからだろう。 完全子供用ならそこまで考えなくていいんだけど、私大人だし大人向け絵本っぽいから深読みしまくるよ。 本の質としては悪くないけど、私が読みたい本ではなかった。 絵が力強い。
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