ゆるしの力 の商品レビュー

幸田和生(著者)

2021/10/04

キリスト教でいう罪とゆるしについて書かれた本です。
この本を読むまで、罪と言われてもまったくピンと来ませんでした。著者も多くの人がそう思っていることを知っているのでしょう、はじめの見出しは「罪と言われても」から始まります。
キリスト教のゆるしのこと、罪に苦しむ人々への神の働き、それを2000年前のパレスチナで実践したイエスの行動とその背景について書かれており、これまでほとんどわからなかったゆるしのことが、少しわかりかけたような気がします。
ゆるすこと、それは単に道徳的なだけでなく、人に共感し、ゆるすことにより孤独を打ち払うことと言っていいのでしょうか? 解釈が間違っているかもしれませんが、この本はこれからの僕の人生にヒントを与えてくれたような気がします。
でも、やっぱり難しいです。書いてあることも、ゆるしを実践することも。