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スノーデンファイル の商品レビュー

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24件のお客様レビュー

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2019/06/12

読み進めるほどに面白くなる。真実を暴露するものと、阻止したい政府。 米国以上に英国の強引なやり方に驚いた。

Posted byブクログ

2019/02/11

★何も状況は変わっていない★2013年の内部告発の際に騒ぎの認識はあったが、内容をまったく理解していなかった。民間のスタッフがこんなに国家機密情報にかかわっているのか、よく漏れないものだ。国の情報の取り方はやりたい放題で、まさに「できるからやった」だけ。道具の使い方を規制するのは...

★何も状況は変わっていない★2013年の内部告発の際に騒ぎの認識はあったが、内容をまったく理解していなかった。民間のスタッフがこんなに国家機密情報にかかわっているのか、よく漏れないものだ。国の情報の取り方はやりたい放題で、まさに「できるからやった」だけ。道具の使い方を規制するのは簡単ではない。ネット会社も分かっていて公にしていない。状況が何ら変わったとは思えない。到底収まってよい問題ではないのに。  さらにイギリスはスパイに寛容(007の流れで好印象)なので、規制が極めて緩いのには驚いた。スノーデンはまだロシアにいるのだろうか。

Posted byブクログ

2018/10/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

☆口絵に写真があるだけ、なぜ、ジャーナリストが書くノンフィクションって、こうなのだろう。読者にわかりやすく構造図の1枚も示そうという気がないのか。

Posted byブクログ

2017/08/20

2013年6月。香港発の情報は世界を震撼させ、そして激怒 させた。アメリカ政府の情報収集活動に係わったエドワード・ スノーデンがアメリカ国家安全保障局(NSA)が行って いる広範囲な個人情報収集の手口を暴露したからだ。 『暴露 スノーデンが私に託したファイル』(グレン・ グリー...

2013年6月。香港発の情報は世界を震撼させ、そして激怒 させた。アメリカ政府の情報収集活動に係わったエドワード・ スノーデンがアメリカ国家安全保障局(NSA)が行って いる広範囲な個人情報収集の手口を暴露したからだ。 『暴露 スノーデンが私に託したファイル』(グレン・ グリーンウォルド 新潮社)は、スノーデンが入手した NSAの極秘資料を公表する為に接触したジャーナリスト による作品だったが、本書はグリーンウォルドが発表の 場としたイギリス紙「ガーディアン」に重きを置いて 書かれている。 なので、実際にスノーデンがどのような資料を持ち出したかに ついては『暴露』の方が詳細な掲載をしているし、スノーデン との邂逅までの緊迫感もある。こちらはアメリカよりもイギリス や周辺国について、より詳しく綴っている。 そりゃね、ある程度のインターネットの監視はされているとは 思っていたよ。でもね、まさか現実に「ビッグ・ブラザー」が いるとは思わなかった。あれはジョージ・オーウェルの小説の なかだけのお話だと思っていたもの。 スノーデンが暴露したNSAの手口は勿論、衝撃的だったが、 本書で一番印象深かったのはイギリス当局による「ガーディアン」 への圧力である。 憲法で報道の自由が保障されているアメリカと違って、イギリス では保障されないこと。もう目の敵ですよ、編集部は。新聞社の コンピュータのハードディスクを破壊させるなんて暴挙、日本で は考えられない。 あ…日本でも特定秘密保護法が施行されたんだっけ。現在の安倍 政権はメディアへの注文もうるさいっていうから、そのうち日本 にも「ビッグ・ブラザー」が生まれるのかしら。 『暴露』を先に読んでおくと本書の内容も分かり易いかもしれない。 スノーデンの生い立ちや、暴露に至った心境、アメリカ政府のや 同盟国なのに首相の携帯電話が盗聴されていたドイツの動きなど にも注目。 スノーデンが乗っているかもしれないから…と、EU諸国がボリビア 大統領の乗った飛行機の上空通過を拒否って酷過ぎるだろう。結局は スノーデンは搭乗しておらず、大統領を激怒させただけってさぁ。 まぬけか、CIA。 「NSAが収集していた大量のメタデータの分析によって、差し迫る テロ攻撃を阻止できた事例を、政府は一つとして示していない」 アメリカ・連邦判事の言葉だ。そう、あらゆるデータを集めても ボストンマラソンでのテロは阻止できなかったものな。ただ集め ただけで、分析まで出来てないんでしょ。情報があまりにも多くて。 それにしてもスノーデンである。期限付きロシア亡命だったけど、 既に1年が経ったが未だにロシアにいるらしい。アメリカに帰れ ないよな、収監されちゃうもの。2度と祖国には戻れないんだ ろうか。

Posted byブクログ

2017/04/23

スノーデン自身のことも勿論色々考えさせられるけど、ジャーナリストがとても大きな役割果たしたんだな。海外のジャーナリストはちゃんと仕事をしている…報道というのはこういう仕事なんだよね…

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2017/01/29

‪映画化に当たって原作を読了。推薦文にもある「事実は小説よりも奇なり」とはまさにこのこと!不謹慎な言い方だけどゾクゾクする面白さ。スノーデン本人だけではなくメディアや諜報機関など立場が違えば正義も違ってくることを痛感。トランプ政権が誕生した今だからこそ改めて読む意義がある一冊。‬

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2017/01/23

スノーデンが明かした事実の内容と,それにまつわるドキュメンタリー. 前半部分が,事実は小説より奇なりという感じで面白かったけど,後半はスノーデンファイル公開後の記者たちとNSA・GCHQ・政府とのいざこざをただ綴ってる感じがした. 同盟国にも盗聴しているのはなかなかの衝撃だった....

スノーデンが明かした事実の内容と,それにまつわるドキュメンタリー. 前半部分が,事実は小説より奇なりという感じで面白かったけど,後半はスノーデンファイル公開後の記者たちとNSA・GCHQ・政府とのいざこざをただ綴ってる感じがした. 同盟国にも盗聴しているのはなかなかの衝撃だった.メルケル首相のケータイにまでするか!?w 9.11以来,アメリカが諜報に重きを置くのはわかるけど,明らかに法・権力の乱用だった.やりすぎだし,他国に批判されても当然と思われるけど,果たして実際に他の国々の諜報機関はどうなのだろうか...

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2015/06/15

いかに個人的な情報が、いつなんどきでも、誰が対象でも、アメリカ含めた枢軸国に狙われさえすれば、まる裸かよく分かった。 この本を読んだ後に、フィクションではあるが、高野和明さんのジェノサイド読めば面白いかも。

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2016/02/21

権力の横暴は普遍的であり、支配に用いるテクノロジーと、掲げる大義名分は交換可能な小道具のように映る。スノーデンの暴露した事実は、支配-被支配の構図そのものこそは典型的であり驚きは少ないが、謀略の射程距離(ほぼ地球の全表面)の巨大さには目を見張る。 地球全体が檻の中だとしたら恐ろし...

権力の横暴は普遍的であり、支配に用いるテクノロジーと、掲げる大義名分は交換可能な小道具のように映る。スノーデンの暴露した事実は、支配-被支配の構図そのものこそは典型的であり驚きは少ないが、謀略の射程距離(ほぼ地球の全表面)の巨大さには目を見張る。 地球全体が檻の中だとしたら恐ろしいが、それがものの例えではないところに言葉を失う。 ノンフィクションとしての出来栄えは、スノーデン個人を掘り下げるのか、英米の迷走する背景を辿るのか、暴露に活躍したジャーナリストを追うのか、どれも中途半端。しかし本件は経緯が整理されているだけでも報道価値が高いので、特に気にならない。

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2015/04/01

エドワード・スノーデンが、アメリカ合衆国の大量監視活動を内部告発した事件をたどるノンフィクション。 出来事が時系列に並べられていてわかりやすい。 好き嫌いのはっきりした書き方(嫌いな奴は嫌な奴として描かれる)は少々気になるが、知るべきと言う点でおすすめ。 内容の興味深さもさること...

エドワード・スノーデンが、アメリカ合衆国の大量監視活動を内部告発した事件をたどるノンフィクション。 出来事が時系列に並べられていてわかりやすい。 好き嫌いのはっきりした書き方(嫌いな奴は嫌な奴として描かれる)は少々気になるが、知るべきと言う点でおすすめ。 内容の興味深さもさることながら読み物としておもしろい。 肥大化した権力がすべてをコントロールしたがる姿は、資本主義も共産主義も全体主義も似通っている。 思想や体制がどんなものでも、権力をこじらせた世界が行き着く先は同じみたいだ。 盗めるから盗んじゃう大国、大国に強く抗議できない同盟国、批判するけど友好関係も考慮する国、便乗する国、とばっちりをくらう国。 最初から敵対している国々は堂々とアメリカを批判できるけれど、それは「不正を断じる」というより「攻撃の機会を徹底利用」に近い。 そういう中で、これはおかしいと行動した告発者と、それを守ろうとするジャーナリストたちの存在は希望だ。 アメリカはひどい国だけど、こうやって「正義」や「愛国心」を守ろうとする人がたくさんいるのはすごいことだ。 (国側の主張も「正義」や「愛国心」を盾にするから、これは危うい動機でもあるけれど) この人たちを支持するとか、情報を渡す企業を支持しないとか表明することで、ヘタレ一般人も国にあらがえる。 曖昧に流しちゃった感のある日本でも、読んでおいた方がいいような本。 とりあえず暗号化を勉強すればいいのか? イギリスの、諜報活動の透明性(うさんくさい表現だ)を保つための機関や、正当性を判断するべき裁判所の偉い人たちがインターネットをよくわかっていないおじいちゃんたちでダメだこりゃ、という部分でスマイリーキクチの件http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4812445043を連想した。 よくあることなのかな。

Posted byブクログ