スマドロ の商品レビュー
ひとりの女性のモノローグから物語は始まって、登場人物がパズルのようにつながっていくのだけれど、ふ〜んって感じで、新たな発見もなし。 一つ一つの話もあんまり内容がない感じかな〜 読みにくくはなかったけど、最後まであまり興味は持てなかった。
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何つーか面白いには面白いんだけど、結局盛り上がりに欠ける気がする。あと、オチが予想通りの嫌なオチだった。
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謎解き、というほどでもないのだけど、少しずつ明らかになっていう人間関係が相関図で説明されるのは面白かった。伏線も色々なところに貼られていて。 もうちょいオチの意外性があったら、星5つだったかな。
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- ネタバレ
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一章終わるごとに人物相関図があって、相関図が一番面白かった。徐々に登場人物が増えていき、相関図も複雑に繋がっていく。あら、わかりやすい、親切だねーと、3章くらいまではそう思っていた。4章・5章は相関図があっても混乱してしまいました。 「スマドロ」。タイトルは略さなくてもよかったかも。個人的な印象だけど、ちょっと汚い感じがする。普通に「スマート泥棒」でよかったのに・・・。 爽やかで愛想がよくてオシャレな男性営業マン?しかも二人?・・・・完全に警戒対象でしょう。なんで簡単に家に上げたりしちゃうの?
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終始、語り手の話し言葉で物語が展開していく。どんどん相関図が繋がっていくのが面白かった。読み終えてすぐにもう一度読み直したら、さらに細かい相関がわかり、面白さが増したように感じた。
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読みやすく、サクサク読めました。 どこか湊かなえさんを思わせる一人称の語りでストーリが展開していきます。 全5章の構成になっており、1章終わる毎に人物相関図が増えていって、相関図のイラストも載せてありました。 ふ~ん、なんか新鮮でおもしろいかも…なんて思っていましたが、よくよ...
読みやすく、サクサク読めました。 どこか湊かなえさんを思わせる一人称の語りでストーリが展開していきます。 全5章の構成になっており、1章終わる毎に人物相関図が増えていって、相関図のイラストも載せてありました。 ふ~ん、なんか新鮮でおもしろいかも…なんて思っていましたが、よくよく考えてみるとよくある手法ですね。 登場人物が増えて、全く関係ないように見えた人間関係がどこかで繋がっている。 ま、でも面白かったですよ。だけどどこか消化不良な感じが拭えない…。なんでだろう…うーん、話が途中で終わってしまったような箇所が多々あるからかな? おしい!今後の作品に期待です。
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決して手がかりを残さず、白昼堂々盗みを働くスマートな泥棒、略して「スマドロ」が世間の話題をさらう。スマドロに遭遇した女たちの物語が少しずつ繋がって、スマドロの正体が見えてくる。 1人の話が終わると、その人物の相関図が描かれる。次の1人が終わると、前の人物のものに加わる形で相関図...
決して手がかりを残さず、白昼堂々盗みを働くスマートな泥棒、略して「スマドロ」が世間の話題をさらう。スマドロに遭遇した女たちの物語が少しずつ繋がって、スマドロの正体が見えてくる。 1人の話が終わると、その人物の相関図が描かれる。次の1人が終わると、前の人物のものに加わる形で相関図が広がる。そうやって、スマドロを取り囲む人間関係が浮かび上がっていくという手法は面白かった。 将来スマドロと呼ばれることになる男に出会ったばかりにネジが数本緩んで人生が狂っていく女たち。元々ネジが緩んでいたからスマドロと関わってしまったのだろうけど。そして女たちもまた無意識に、自分に関わった者のネジを緩ませてしまう。 共感も理解もできない愚かな行動は気持ちが悪いばかりだが、軽くて読みやすく、一気読み。
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冒頭─── 飲酒運転でひき逃げですか? それはいつ? それで、相手の方は? あらあらあらあらあらあらあら。 それは大変。 ここ最近はあの事件一色でしたから、飲酒運転でひき逃げ事故ともなれば、明日の『スッキリ!!』で取り上げられるかもしれませんね。あ、『スッキリ!!』ご...
冒頭─── 飲酒運転でひき逃げですか? それはいつ? それで、相手の方は? あらあらあらあらあらあらあら。 それは大変。 ここ最近はあの事件一色でしたから、飲酒運転でひき逃げ事故ともなれば、明日の『スッキリ!!』で取り上げられるかもしれませんね。あ、『スッキリ!!』ご覧になったことあります? そうです。『ZIP!』のあとの番組です。子供たちを学校に送り出したあと、コーヒー片手に<MOCO‘Sキッチン>またぎの『スッキリ!!』を見るのが朝の楽しみなんですよ。 今朝もトップはスマート泥棒についてでした。 “スマドロ”とはなんのこっちゃい? と思って読みだしたら、“スマート泥棒”の略でした。 一人称独白形式で、事件の女性関係者五人から語られるこの連作短編小説。 その“スマドロ”の大胆な手口に、まず唖然とさせられるというか、笑わせられるというか------。 構成が綿密に練られた鮮やかな作品です。 綿密過ぎて、最後の第五章の終わりでは、いったい誰が誰だったのか分からなくなってしまいます。 章の終わりごとに、関係者の相関図がついてなければ殆ど不可能。 相関図がついていても、“あれ? この人は誰で、あの人は誰だっけ?”と容易には思い出せません。 でも、面白かったです、はい。 こういう発想はいったいどこから出てくるのでしょうかねえ? 悠木シュンという、この作家の脳みその中を覗いてみたくなります。 この連作の第一章である「スマートクロニクル」で2013年の小説推理新人賞を受賞。 それをさらに膨らませて、連作短編に仕上げたのがこの作品。 作風は全く違いますが、形式としては湊かなえの「告白」に似ています。 どちらも、上手く一冊の単行本に仕上げたものだなあと感心するばかりです。 これはミステリー小説なのでしょうか、ユーモア小説なのでしょうか? いずれにせよ、風変わりで面白い小説なので、一読をお薦めします。
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タイトルも表紙も、正直あまり好みではなかった、のだけど。 なにかの書評で知って、ちょっと興味がわいて読んでみた一冊。 ほぅほぅ。 なかなかおもしろかった。 湊かなえさん風の一人称で語られる物語と、それぞれの章の絡み具合とかが好きな感じだった。 賢一のその後が心配。。。
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白昼堂々と泥棒をはたらいていく謎の泥棒集団(?!)。 お金ではなくて、持ち主しか価値が分からないような物を昼間に盗んでいく泥棒たち。 本作では誰がその泥棒であるのか、またその手口も最初のほうで分かってしまうのですが、章ごとに少しずつ登場人物が増えていってあの人はこの人と過去でつな...
白昼堂々と泥棒をはたらいていく謎の泥棒集団(?!)。 お金ではなくて、持ち主しか価値が分からないような物を昼間に盗んでいく泥棒たち。 本作では誰がその泥棒であるのか、またその手口も最初のほうで分かってしまうのですが、章ごとに少しずつ登場人物が増えていってあの人はこの人と過去でつながっていたり、その人がこっちの人と巡り合ったり、とにかく人間関係が面白い! 最終的には登場人物が増えまくっているわけですが、各章の最後に人間関係の図が書かれているので、章を読み終えるごとに確認でき、頭の中は割とすっきり進めることができました。 スマドロね。 どこかでありそうな話で怖いですけどね
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