現代思想(42-8) の商品レビュー
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「DSM-5時代」にあって、大野萌子、山本眞理、吉田おさみ、鈴木國男… こういう名前に目を向けることの必然。(逆説ではない、ということを最近わたしは身を持って感じている) 一方で、斎藤環さんが紹介するフィンランドの治療的介入法Open Dialogueには強く惹かれるものがあった。ナラティヴ・セラピー×コミュニティ・アプローチの趣だが、現場性×思想性の統合を孕んだ、要するに上述の“当事者たち”と結ばれなければいけない目線にである。 そしてそうであればあるほどそうなってしまう厚い壁は、やはり政治経済という病よりもますます重い現実…
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