芸能人はなぜ干されるのか? の商品レビュー
この本は、マイナー出版社じゃないと出せない本だし、一般でも流通しづらい本なので、電子書籍で読むべき内容の本だと思う。芸能界の闇が実名で赤裸々に書いてあり、本当に芸能界って閉鎖的かつ独自のルールで運営されているというのがよく分かるし、なぜその構造が始まったのか、何故維持されているの...
この本は、マイナー出版社じゃないと出せない本だし、一般でも流通しづらい本なので、電子書籍で読むべき内容の本だと思う。芸能界の闇が実名で赤裸々に書いてあり、本当に芸能界って閉鎖的かつ独自のルールで運営されているというのがよく分かるし、なぜその構造が始まったのか、何故維持されているのか、もよく分かる。ネット系のメディアが増えてきて既存メディアの影響力が落ちてくれば、芸能界の闇もすこしづつ晴れていくとは感じたけど、まだまだテレビが優勢な時代は続くと思うので芸能界の闇も続くんだな、とそんな事を思った。非常に興味深く読めた。様々な人に読んでもらいたい骨太な本。今は増補新版も出ているみたいですね。
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プロローグ 北野誠事件 第1章 干された芸能人 第2章 「芸能事務所」とは何か? 第3章 抵抗の歴史 第4章 「ナベプロ帝国」の落日 第5章 ジャニー喜多川の少年所有欲求 第6章 「免許のないテレビ局」吉本興業 第7章 バーニングプロダクションと暴力 第8章 韓国、ハリウッド、声...
プロローグ 北野誠事件 第1章 干された芸能人 第2章 「芸能事務所」とは何か? 第3章 抵抗の歴史 第4章 「ナベプロ帝国」の落日 第5章 ジャニー喜多川の少年所有欲求 第6章 「免許のないテレビ局」吉本興業 第7章 バーニングプロダクションと暴力 第8章 韓国、ハリウッド、声優業界 第9章 芸能と差別 ここまで書かれた芸能界の暴露本が出版されるの すごいですね。 鹿砦社(ろくさいしゃ)さん暴露本いろいろ出してて 社長が名誉棄損で逮捕されたり、 他の本も面白そうなんで読んでみようかな。
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濃ゆい。芸能プロダクションとタレントのいざこざ等、この本のタイトルが示す内容が気になって野次馬的に読んでみたが、その野次馬根性が満たされる内容。笑。しかし最後に書かれた「芸能と差別」の項はヘビーで興味深かった。また、マフィアのような義理人情の全く無い芸能界と、書きたいものもかけな...
濃ゆい。芸能プロダクションとタレントのいざこざ等、この本のタイトルが示す内容が気になって野次馬的に読んでみたが、その野次馬根性が満たされる内容。笑。しかし最後に書かれた「芸能と差別」の項はヘビーで興味深かった。また、マフィアのような義理人情の全く無い芸能界と、書きたいものもかけない腑抜けなマスコミ。この二つの関係は、まるで今の日本の政界のよう。
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Kindle Unlimitedを使って読んだ 芸能プロダクションの時代遅れの世界に関して詳細に記載されている。何故、独立した芸能人がテレビから消えてしまうのかが良くわかった。 ただ、ボリュームがありすぎて、後半は辛かった。 読むのに体力が必要
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現代で奴隷制度が残っている場所が、華やかな芸能界であった。この落差にめまいがする。もうこれまでと同様にテレビを視聴できないと思う。取材困難な対象だけに実話系雑誌を出典としていることが多い。しかし、怪しげな雑誌であっても、丁寧に読み解き、総合すれば、真実に迫れることを本書は実証して...
現代で奴隷制度が残っている場所が、華やかな芸能界であった。この落差にめまいがする。もうこれまでと同様にテレビを視聴できないと思う。取材困難な対象だけに実話系雑誌を出典としていることが多い。しかし、怪しげな雑誌であっても、丁寧に読み解き、総合すれば、真実に迫れることを本書は実証している。バーニングによる北野誠抹殺がやぶ蛇となり、終わりの始まりとなることを願わずにはいられない。もし犬神明が実在したらこういうルポを書いただろう。彼がいつも暴力団と揉めてたのはそのせいかもしれない。
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知られざる芸能界の闇を赤裸々に書き記した本。 「ある時期から突然テレビで見かけなくなった俳優がいる…」 「この番組には役にマッチしていない女優が起用されている…」 誰もが一度は思ったことがあるのではないだろうか。 いわゆる 「干され」 「ゴリ押し」 である。 芸能プロダクショ...
知られざる芸能界の闇を赤裸々に書き記した本。 「ある時期から突然テレビで見かけなくなった俳優がいる…」 「この番組には役にマッチしていない女優が起用されている…」 誰もが一度は思ったことがあるのではないだろうか。 いわゆる 「干され」 「ゴリ押し」 である。 芸能プロダクションの圧倒的権力により、多くの芸能人たちは人権無視にも等しい扱いを受けてきた。 事務所と芸能人のイザコザは一体なぜ発生するのか? 事務所に喧嘩を売った芸能人のその後は、一体どうなってしまったのか? 芸能人はどのような不満を抱えて生きているのか? これらの疑問について、当事者の会話も交えた生々しい内容が書かれている。 --------------- 大きな権力に屈しず、戦った人々は尊い。 転覆させられずとも何らかの功績を残せるときもある。
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Amazon Primeの加入者が無料で読むことができるオーナーズライブラリにあった本。2016年1月にSMAPの解散問題が持ち上がったというタイミングもあって、あまり興味がある分野でもなかったのだが手に取ってみた。芸能ライターのちょっと胡散臭い本なのかなと思っていたが、意外に具...
Amazon Primeの加入者が無料で読むことができるオーナーズライブラリにあった本。2016年1月にSMAPの解散問題が持ち上がったというタイミングもあって、あまり興味がある分野でもなかったのだが手に取ってみた。芸能ライターのちょっと胡散臭い本なのかなと思っていたが、意外に具体的かつ真正面から芸能界の歴史と事情が書かれていた。今に影響を残す過去の芸能界の支配構造を語るにあたり、ナベプロや音事協、現在の吉本興業、バーニングプロやジャニーズの話が語りづらいところまで踏み込んで語られる。特に立場によっては絶対に触れたがらないであろうジャニーズの同性愛疑惑についてもかなりストレート - つまり公然の事実として語られている ー である。 その中で実際に干された芸能人の例としても、プロローグで取り上がる不可解な北野誠事件から始まり、鈴木あみ、セイン・カミュ、小林幸子、沢尻エリカ、田原俊彦、など多数の例が挙げられており、それぞれかなり具体的で個々の話として読んでも面白い。 単なる暴露本なのかとも思ったのだけれど、芸能人が干される日本の芸能界の構造的不備を指摘し、そのようなことが起こらないようにアメリカの法制度や組合組織に触れたところは、著者の明な意図が示されている。本の最後に、カリフォルニア州労働法・タレント斡旋業規制条項を日本語に訳して入れるところは、著者が何とか日本の芸能界事情がタレントにとって「正常化」されることを願っていることの証左だと思う。簡単に実現するとは思えないのだが。 ところで、2016年1月のSMAPの生放送での謝罪で、事務所オーナーとの確執を隠さずに言ってしまうのはある意味で衝撃であった。そういうことは表にすることはこれまでなかったのではないかと思う。メンバーが本心からそう思っているのか、何らかの逆説的メッセージなのだろうかと勘ぐってしまう。 また、小林幸子の例は新しい形にもなるのではないだろうか。ネットをユートピア的に持ち上げるわけではないが、一度名が売れた芸能人にとってネットは芸能事務所のしがらみに絡み取られることなく個人事業主としてビジネスをする機会を提供してくれるのではないだろうか。メディア化したネットによって、これまでの業界構造を打ち破るひとつの形が生まれるのか、ネットも芸能界の支配構造に絡み取られていくこととなるのか。 ちょうど、タレントのベッキーが不倫疑惑で干されてしまいそうだが、色々と裏事情もあったりするんだろうなと考えるようになったのはこの本の影響だな。 Amazon Primeに加入している人は今のところ無料なので興味のあるところをさらっと読むだけでも面白かったりするのでは。 ※ 著者のSMAP騒動に関する見解は、以下のサイゾーのインタビュー記事など: http://www.cyzowoman.com/2016/01/post_18735.html
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下世話な芸能人ゴシップ本は苦手なのだが、Kindleオーナーライブラリー対象本なので気軽な気持ちで読み始めた本書。 読んでいる途中に、ベッキー不倫騒動、SPAM解散騒動などがあり、その裏や芸能界の闇の部分を知るために本書はとても面白かった。 そこら辺のゴシップ記事に比べ、きちん...
下世話な芸能人ゴシップ本は苦手なのだが、Kindleオーナーライブラリー対象本なので気軽な気持ちで読み始めた本書。 読んでいる途中に、ベッキー不倫騒動、SPAM解散騒動などがあり、その裏や芸能界の闇の部分を知るために本書はとても面白かった。 そこら辺のゴシップ記事に比べ、きちんと取材されていて論理的に芸能界の裏側を暴く著者に脱帽。というか、この本をリリースしたことによって著者に及ぶ身の危険を勝手ながら心配になったりもする。 内容は結構エグい。 リアルな例として登場する芸能人たちはこれら。 北野誠・鈴木あみ・セイン カミュ・ボビー・水野美紀・松方弘樹・川村ゆきえ・真鍋かをり・小林幸子・野久保直樹・水嶋ヒロ・絢香・沢尻エリカ・宮根誠司・藤木孝・大原みどり・ピンク レディー・泉ピン子・木村拓哉・田原俊彦・藤原紀香・稲森いずみ そしてキーワードと新たな発見についていくつか以下にあげる - 芸能界を牛耳っている最大の権力はバーニングプロフダクションの周防社長、音事協の尾木会長 - 音事協は100以上の芸能プロダクションが加盟する芸能界最大の談合組織でタレントの引き抜きは禁止されてる - バーニング系列プロダクションは50〜60ありドラマのキャスティング権を牛耳っている - 鈴木亜美が干されたきっかけは「ネオギルド事件」、鈴木亜美の親がギャラ問題で訴えたため また、渦中のジャニーズ問題を知った上で、ジャニーズの闇について以下にメモ抜粋。 - ジャニーズ事務所とバーニングが和解したのはバーニング所属の小池徹平の親戚の京本政樹が双方にパイプがあるから。 - 64年ジャニーのホモセクハラ問題で15人の少年がジャニーの被害にあっていたが、メリーは「弟は病気なんでしょうがないでしょ!」とのこと - ジャニーに対するフォーリーブスの北の件 ジャニーの行為はさらにエスカレートしていった。フォーリーブスのデビューを挟んで4年版、ほぼ毎日それが続いていたという。北は断ることができなかった。それについて北はこう述べている。 「嫌ならばさっさと部屋から出てしまえばいい、何度そう思ったことか。しかし東京で食いつなぎながらアイドルになるためには、ジャニー喜多川氏のもとで生活する以外に手段はなかった」「つかみかけていたアイドルの座から引きづりおろされないために、いやだいやだと思っていても夜の関係はやめなかった。ジャニーさんに可愛がられなくなったら最後だとあの時の少年は必死に信じていたのだ。」 〜 二審判決にこうある。 「喜多川氏が少年らに対しセクハラ行為をしたとの各証言はこれを信用することができ、喜多川が少年たちが逆らえばステ0時の立ち位置が悪くなったり、デビューできなくなるという抗拒不能な状態にあるのに乗じ、セクハラ行為をしているとの本件記事は、その重要な部分について真実であることの証明があった」 裁判所が認めたように、老いたジャニーが少年たちにホモセクハラ行為を強要できたのは、少年たちは「ステージの立ち位置が悪くなったり、デビューできなくなるという抗拒不能な状態」にあったからだ。 〜 74年12月の女性セブンによれば、郷ひろみの母は次のように述べている。「(独立の理由について)それは重大なわけがあるからなんです。でもそれは、ひろみが死んでからでないといえません。その重大な訳のために(合宿所から)ひろみを自宅へひきとったんです」「ひろみが、もう死にたいとまで言ったんですよ。だから、自宅にひきとったんです。でもその事情は口が裂けてもいえません」 〜 「『死にたい』という言葉を発した郷ひろみ。この夜のように暗い影の中で、かれも眠れぬ日々を幾日も過ごしたことがあるであろう。だが、それは彼だけではないのだ。ブラウン管で跳んだりはねたり、歌ったりしている人間なら等しくそれを経験しているのだ」 息子をジャニーズに応募したり、娘をアイドルにしたく応募したりする親御さんには必ずこの本を読んでからにしてもらいたい。 僕はこの腐りきっていてあまりにも芸能人の立場が弱い、日本の芸能の世界に改めて失望した。
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内容は結構えぐい。 しかし、ここに書かれていることが本当であれば、 著者の身のが心配である。 一通り日本の芸能界の構造について記述した後、 類似業界や海外の事例を載せているのはGOOD。
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こういう世界ってあるんだなぁという意味では面白かった。 表とか図とか使えばもっとわかりやすいのになぁと。表の内容説明しようとするから文章クドくて分かりづらかった。
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