額縁と名画 の商品レビュー
額縁に関する書籍を読んでみたくて手に取った本。意外と楽口にフューチャーされた書籍は少ない。 個人的に非常に興味深かったのは、絵画に合わせてそれよりも古い額縁を探してきて、絵画の雰囲気に合うものを選び、絵画の色合いや質感に合わせて額縁の塗装の色を変えたり質感を変えたりすることがあ...
額縁に関する書籍を読んでみたくて手に取った本。意外と楽口にフューチャーされた書籍は少ない。 個人的に非常に興味深かったのは、絵画に合わせてそれよりも古い額縁を探してきて、絵画の雰囲気に合うものを選び、絵画の色合いや質感に合わせて額縁の塗装の色を変えたり質感を変えたりすることがあると言うこと。 さらにもっと言えば、額縁は画家が決めていると思っていたが、室内装飾としての意味合いが大きかった時代が長かったようで、(今もか……?) 購入者や、画商がその飾られる家に合わせて選んだり、あるいは室内装飾家が一緒にデザインをしたりすることが主流だったそう。面白い。 彫刻家が額縁を作ることもあったそう。確かに親和性が高い。額縁に対する知見が溜まった。そして、もっと知りたくなった。
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読めば絵画鑑賞が今までの倍楽しくなるかも。ロンドンナショナルギャラリーのキュレーターが語る、"額縁"の世界。流行り廃り、様々な技巧など額縁の世界の奥深さを垣間見られます。カラー図版が多いところも嬉しい。
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