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やくざと芸能と の商品レビュー

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16件のお客様レビュー

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2024/05/20

ヤクザについて学んでみたいと言っていたら貸してもらった本。家康の時代からのヤクザや芸能人の成り立ちが記載されていて、読み終わると「世の中綺麗事では成立しない」と思わされる。世代的に「なべおさみ」をわかっていないのですが、こういう人が芸能界を作ってきた一人なんだということがわかった...

ヤクザについて学んでみたいと言っていたら貸してもらった本。家康の時代からのヤクザや芸能人の成り立ちが記載されていて、読み終わると「世の中綺麗事では成立しない」と思わされる。世代的に「なべおさみ」をわかっていないのですが、こういう人が芸能界を作ってきた一人なんだということがわかった。

Posted byブクログ

2022/05/27

大映時代の記録と手拭いに関する自説が白眉。それなりに深いところに食い込んでいた方なんだなあと思った。

Posted byブクログ

2021/03/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

やくざと芸能と 私の愛した日本人 著者:なべおさみ 発行:2014年5月10日 イースト・プレス 何かの参考文献にあり、地元図書館にあったので、ついでに借りて読んだ。芸能界とやくざの癒着ぶりを書いているのかと思ったら、なべおさみの自伝だった。自分がいかに有名やくざに見込まれ、影響されたかという自慢話。子供の頃から喧嘩がつよく、勇敢で、勉強もできた、とか自慢話ばかり。はったりだけで一冊書いた本、全然面白くなかった。文章も下手くその極み。ですます調とである調が入り交じっている有様。 挙げ句の果てには、日本人の先祖はユダヤ人だという、極右団体スメラ学塾につながるオカルト話まで入っている。スメラ学とは、日本人の祖先はシュメール人につながるという学説で、ノンフィクションライターの石井妙子によると、原節子の義兄や本人、小池百合子の父親もスメラ学塾のメンバーだとのこと。ユダヤ人も日本人もシュメール人につながるので、結局はユダヤ人説も同じこと。紀元前に中国を経て、2派にわかれた1派が日本に入って国を作り上げたという、噴飯の一言につきるオカルト話だ。やくざの語源もベブライ語だという。 秦氏もユダヤ系で、すぐれた技術を持ち込んだ、と。 やくざもやくしゃ(やくしゃ)も、みんな裏稼業だとし、被差別民として時々の権力者に利用されてきたとか主張し、最後はじぶんもきっと被差別民出身だと書いている。はっきり断言せずに、父親が隠してきたのだろうと推測する形で書く卑怯さ。俺もその立場だから俺の説にいちゃもんはつけさせない、とでも言わんばかりだった。 最終章では、自分の親分は安倍晋太郎だと断言している。そして、過去、政治の裏に関わり、鈴木宗男を当選させたのは自分だと書いている。しかし、鈴木宗男はそれに否定的だし、息子の明治大学入試替え玉受験事件を起こしたような人間と関わりがあることを強調されるのは迷惑だという態度を取っている。ネットで検索すると、今、なべおさみは水泳の池江に取り入って、気を送って直してやるとかなんとか言っているらしい。民間療法に走るべきではないと医師たちも警告しているという。誠に迷惑な存在だ。 ******(メモ)**** *以下はなべおさみの勝手な主張、とくに歴史解釈は怪しい 明大に入り、三木鶏郎の事務所に出入り。半年間、コント書きの指導を受けたのは放送作家・阿木由起夫、のちの野坂昭如だった。 長谷川一夫の素顔は極端な色黒、不健康などす黒さだった。 江戸時代、射的屋の二階で売春していたのが青線。店名などないが、お上への申告書に「的屋」と書いてだしたのを、役人が「テキヤ」と呼んだ。これがテキヤの語源。 歌舞伎役者が手ぬぐいを配るのは、賤民は深編笠をかぶらなければいけないルールがあり、その変わりに手ぬぐいで顔を隠していたのが由来。歌舞伎役者として売れても、賤民であることを忘れていないという謙虚さをしめすため。 鈴木宗男が選挙カーから身を乗り出して手を振るのを考えたのは、自分だ。 鈴木宗男は選挙運動中に中川昭一支持者から散々な扱いを受けたが、土下座してみろという要求に躊躇なく汚いところで土下座し、なべおさみも土下座した。それを真似たのがハマコーだ。 (以下は真実かも) 古代イスラエル2段階に分かれ、第一段階は国内が部族間争いとなり、紀元前930年頃にユダとイスラエルの南北に分裂。紀元前721年、来たイスラエル王国はアッシリアに滅ぼされ、多くの民が東を目指して逃亡。アッシリアも、紀元前612年に滅ぼされた。 第二段階は紀元前586年、南ユダ王国がバビロニアに敗れてバビロン捕囚の時代となる。紀元前538年に期間が許され戻ると、エルサレムには北イスラエルの民は逃亡していなかった。 イスラエルに戻って国を再建したユダ族はユダヤ人と呼ばれるたが、紀元70年にローマ帝国により滅ぼされ、1948年まで2000年近く国がなかった。

Posted byブクログ

2019/06/27

タイトルから芸能界とヤクザとの癒着を暴露する話かと思ったら、そうではなく、なべおさみ氏の自伝的なものだった。それも有名人、政治家との接点を主とした自慢話的な内容が多く、辟易することも。多少大袈裟に脚色しているかもしれない。

Posted byブクログ

2018/10/27

ですますとだであるの混合が甚だしく、彼の主張も、街のオヤジの説教の域を出ない。 花形敬との邂逅に興味があったが、サラリとしたものだった。 それにしても、実際の交友をベースにした話はまだいいが、「論」が出てくるとずいぶん鼻白む。 ただ、白洲次郎に言われたという「ニセモノ、エセ者、...

ですますとだであるの混合が甚だしく、彼の主張も、街のオヤジの説教の域を出ない。 花形敬との邂逅に興味があったが、サラリとしたものだった。 それにしても、実際の交友をベースにした話はまだいいが、「論」が出てくるとずいぶん鼻白む。 ただ、白洲次郎に言われたという「ニセモノ、エセ者、本物」という3類型には同感

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2016/04/09

なべおさみの小さい頃から今に至るまでの人との関わりについて述べたもの。 後半はやくざ等ついての歴史的な見解が入っていて、よくわからなかったが、そちらの方をメインに伝えたかったのかと思った。

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2015/04/28

自伝+芸能の歴史や文化人類学的な自説を書いたもの。 まずは世渡りが上手く利口な人だったのに驚いた。 それだけに息子の明治大学替え玉受験は不可解、本書の中ではほとんど触れられていない。 芸能界とやくざの関わりはあまりわからなかったが、やくざを賞賛したり暴対法を批判するような内容は受...

自伝+芸能の歴史や文化人類学的な自説を書いたもの。 まずは世渡りが上手く利口な人だったのに驚いた。 それだけに息子の明治大学替え玉受験は不可解、本書の中ではほとんど触れられていない。 芸能界とやくざの関わりはあまりわからなかったが、やくざを賞賛したり暴対法を批判するような内容は受け入れられない。 常体と敬体が混在した文章も非常に気になった。

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2014/12/04

前半の芸能人としての歩みは先輩たちの豪快なエピソードが豊富でおもしろいのだが、後半は唐突に日ユ同祖論を援用する足が地についていない日本芸能論になったりして鼻白む。ヤクザが芸能に果たした役割を説明するにせよ、もっと説得力のある議論をしてもらわないと。

Posted byブクログ

2014/10/09

恐れるものは何もありません。全て白紙の状態で、一から学んでいけば良い訳だと悟りました。 「人間、一日の締め括りは寝る時だ。その時いかに心地よく幸せに寝られるかが勝負なんだ。どんな嫌な事が事があった日でも、例えばその日食べた一杯のお茶漬けがおいしかったとか、道を歩いていたらいい女と...

恐れるものは何もありません。全て白紙の状態で、一から学んでいけば良い訳だと悟りました。 「人間、一日の締め括りは寝る時だ。その時いかに心地よく幸せに寝られるかが勝負なんだ。どんな嫌な事が事があった日でも、例えばその日食べた一杯のお茶漬けがおいしかったとか、道を歩いていたらいい女とすれ違ったとか、ほんの些細な事でいいから、悪い事は忘れていい事だけ考えて、大きく深呼吸して床につきなさい。そして、すこやかな睡眠を充分にとって明日への活力につなげる事。それが一番大事な事だよ」

Posted byブクログ

2014/09/30

困った本だ。読もうかどうしようか悩んでる人にはオススメするかもしれないけれど、万人に諸手を上げて勧めるような本ではない。興行である以上、かつてはヤクザと付き合いがあったのは当たり前の話であるので、その交際史は興味深い。あとは日ユ同祖論とかその他の部分をどう考えるか……

Posted byブクログ