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公会計が自治体を変える! の商品レビュー

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2016/03/02

わが県でも来年度から公会計が導入され、複式簿記の併用が開始となるので、読んでみました。読了してまず感じたのは、本書の著者(千葉県習志野市職員)の意気込みと自分の中での意識のギャップです。公会計で一体何がどうなるのか、あまり理解できなかったように感じます。 地方自治法で出納整理期間...

わが県でも来年度から公会計が導入され、複式簿記の併用が開始となるので、読んでみました。読了してまず感じたのは、本書の著者(千葉県習志野市職員)の意気込みと自分の中での意識のギャップです。公会計で一体何がどうなるのか、あまり理解できなかったように感じます。 地方自治法で出納整理期間がなお置かれていることから、自治体の主流の会計が複式簿記になるとは思われませんし、多大なコストをかけてまで導入する意義が本当にあるのだろうかという意見です。ただ、単式簿記では減価償却費を計上しないので、現行の単式簿記会計や法定台帳で資産の更新費用を見込むことができないことのデメリットも感じています。特にこれからの時代においては、インフラの更新時期を迎えていきますので、公会計の導入で、インフラの更新費用を正確に見込むことができるなら、という条件付きで公会計には理解を示すものです。

Posted byブクログ