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幼魚ハンドブック の商品レビュー

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2022/06/01

昔、生き物大好き少年だった頃、幼虫も卵も幼魚も、情報が手に入らなかった。今は違う。幼虫図鑑もある。鳥の巣の図鑑もある。そして幼魚図鑑もある。幼○マニアにはたまらない…と書くと語弊があるが、生き物は最初から大人なわけではないのだ。大人の期間のほうが短いヤツもいる。幼少期の姿を知りた...

昔、生き物大好き少年だった頃、幼虫も卵も幼魚も、情報が手に入らなかった。今は違う。幼虫図鑑もある。鳥の巣の図鑑もある。そして幼魚図鑑もある。幼○マニアにはたまらない…と書くと語弊があるが、生き物は最初から大人なわけではないのだ。大人の期間のほうが短いヤツもいる。幼少期の姿を知りたい、知らせたい、というのは人間の知識欲として圧倒的に正しいと思う。 幼魚を知って何になるのかって? だって、気になるあのコと磯遊びにいったときに、ああ、これはキアンコウの幼魚だよ、なんて自慢できるじゃないか…って、キアンコウの幼魚は多分そういうときに見ることはない。けれど、だからこそ、キアンコウの幼魚が、ありがたい。ウツボの幼魚はそんなに成魚とちがわなくて、ちょっとありがたくない。 とはいえ、「幼魚」がいつの段階かで、魚ときたらずいぶん違うはずだから、デジタル的に「幼魚」「成魚」では見えないものもある。ブリの幼魚など、肉眼で見る機会は恐らくないだろうし、あのコに自慢できるチャンスももちろんないが、それでも僕はブリの幼魚を知りたい。知っているより考えるほうが深い、というが、知らなければ考えることも出来ない。まあ、幼魚のことはそんなに考えることはないのだが…。 というわけで、この本はハンドブック形式であり、出先で幼魚を同定するための本である。それ以外の用途には向きません。レビューを書くにしても、掲載魚種とその解説が対象であるべきです。でもタイトルと表紙が素敵で、さ…。

Posted byブクログ